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“”仲良しクラブの脱却に必要な成長意欲の生み出し方

<ご質問内容>
私が、飲み会やBBQ等、
これまで社員同士のコミュニケーションをとる場をつくったり、

こちらも色々言い方に気をつけたりしているおかげか、
私も含め、社員たちとは仲がよく、
お互いに理解し合っていると思います。

ただ、正直、もう少し会社への貢献意欲というか
仕事を楽しむだけじゃなくて、

お客さんをどうつくっていくかとか、
リピートしてもらうかということを、
もっと考えられるようになってほしいと思っています。

こういうときは、
直接思っていることを伝えた方がいいと思い、
ミーティングの場等で伝えているのですが、

あまり伝わっているとは思えません。

私の伝え方が悪いのでしょうか?
どのように伝えたら伝わるのか、教えてください。

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)
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【今週の回答】担当:東京拠点 濱川桃子より

ご質問をいただきまして、誠にありがとうございます。

東京拠点の濱川が回答させていただきます。

率直に感じたことは、
いかに「仲良しクラブ」を脱却していくか
ということかなと思いました。

もちろん、関係性が良いということは
素晴らしいことですし、
これまでにご尽力なされてきた
成果かなと思います。

ただ、頂いているご質問から予想するのは、
あなたご自身がいま、社員の皆様の行動に対して、

我慢をしながら、言葉を選びながら、
コミュニケーションを取られていて、

フラストレーションや今後に対する不安を
かなり抱えていらっしゃるのかなということです。

また、ご質問の一文に

「仕事を楽しむだけじゃなく・・・」

とありましたが、私の解釈からすると、
いまの貴社の社員様方は、
仕事を楽しんでいるというよりは、

【働く時間をストレスなく過ごしている】

という方がニュアンスとしては近いのではないかと感じました。

社員様の立場からすると、
今の会社で働くということだけを見れば、

現状のままで、特に困ることもないですし、
良しとしてしまいがちなのかと思います。

給与が支払われ続けることを疑わず、
仲の良いメンバーで働ける日々が続くのですから、
当然と言えば、当然です。

そのため、あなたがおっしゃるように、
彼らに【会社貢献】へ目を向けてもらうためには、

いまだけを見るのではなく、
今後の顧客創出についてや、
リピートの創出等、
会社の未来を考える視点を持たせることは
非常に大事なこと
であると思います。

ただ、1つお伝えさせていただきたいのですが、
私はそれ以上に、
今のあなたにとって大切なことがあると思います。

それは、

真剣に、社員の皆様お一人お一人の
【成長】を考えること

だと思っております。

ご質問文には、あなたの想いが伝わらないことから、

「私の伝え方が悪いのでしょうか?
 どのように伝えたら伝わるのか、
教えてください。」
とありますが、

強いて言うのであれば、伝えるべきことは、

【自己成長に対してもっと貪欲になって欲しい】

というストレートなメッセージなのだと思います。

なぜかというと、会社貢献の必要性を訴求することは、
既にあなたが始めていらっしゃり、

それに対しては、
あまり変化が見られないということだからです。
社員様方には、
より本質的な話をする必要があると思います。

社員の皆様お一人お一人が、ご自身で
【働く】ということについて真剣に考え、
【自己成長】の重要性に気づく

ということが、いまの貴社にとっては、
根本的な課題を解決をしていくためにも、

とても意味のあることだと思いました。

逆に言うと、現時点で
自己成長の重要性に
気がついていない(であろう)社員様に対して、
私は、強い危機感を感じました。

最近、読んだ本に、

「・・・・雇用はあくまでも『取引』なんだ。
 自分を商品として考えることだ。
 
 どこを見て働くかによって、
 ビジネスパーソンとしての価値はほとんど決まる・・・」

という一節がありました。

これを読んで、私自身も、一層気が引き締まったのですが、

これから時代とともに変化し、
力を高めていかなければならないのは、
企業だけではありません。

一人一人の個人の力が
どんどん試される時代になっていくかと思います。

それは、あなたの会社の社員様、
お一人お一人についても例外ではなく、
これから様々な経験をし、
市場価値の高い人材として、
成長していく必要が必ずあるはずです。

「会社のために働け」というメッセージでは、
なかなか社員様は動かないですし、
変わらないかと思います。

ただ、個人の成長の必要性に気づくことができたら、
その後の行動には、きっと変化があるでしょう
し、

その変化は、会社の成長にも繋がるものになるかと思います。

「あなたの社員様は、社会で活躍できる人材ですか?」

この問いに、いつも「YES」と答えられるあなたであれば、
既に貴社は、貢献度の高い人材で埋め尽くされているはずです。

もっと、あなた自身が社員様お一人お一人の人生や成長という
部分に対して、真剣に考えて差し上げてください。

そして、伝えて差し上げてください。

きっと、いまよりも、変化が表れるはずです。
そのときには、ぜひまた進捗を教えてくださいね。


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