日本にもチップの文化があっていい、インバウンド向けサービス業が輝く未来
今日は!
皆さんの中でサービス業の方はいらっしゃいますか?
日本でサービス業を行っていて、チップをもらったことありますか?
私は四年間だけですが、個人事業主として民泊業をしていました。
インバウンドが8割以上の施設でした。やむなく撤退しましたが、とても良い経験だったと思っています。
その中で過剰サービスかもしれませんが、私は金沢駅にお客様を迎えに行って帰りも送り届けました。
無償でした。
なぜこういうことをやっていたかというと、私は車の中でお客様とお話することがとても好きだったのです。
今思えば、大変なサービスでした。
年間300日以上は金沢駅に行っていたと思います。
やはりこういうことをすると予想以上のサービスだと思っていただけるようです。
要らない
と言ったのですが、チップをくれる方も何名かいました。
ここで私は思ったのですが、どうして日本にチップの文化が根付かないのでしょうか?
チップの文化とは
チップの文化とは、サービス業の従業員に対して、サービスの質に応じて客が任意で追加の報酬を支払う習慣のことを指します。
欧米を中心に広く浸透していますが、日本ではまだ一般的ではありません。
チップ制度導入で変わるサービスの質
例えば、あなたがホテルで働いていて、来月からチップをいただける制度が始まったとします。
そうしたら、あなたはどのような準備をしますか?
私なら英語力をブラッシュアップし、お客様が興味を持ちそうな話題を準備します。
予約名簿からお客様の国籍や人数、旅行スタイルなどもチェックし、事前のやり取りでおすすめのレストランなども聞いておきます。
お客様と会った時は、定型の挨拶だけでなく、これまでの旅行の様子や金沢での予定なども聞き、長期滞在のお客様には飽きのこない地元グルメや散策コースなどをおすすめします。
こうしてサービスの質を高めていくことを自然と心がけるようになるでしょう。
チップがもたらすモチベーション
チップ目当てにサービスするのは浅ましいと感じる方もいるかもしれません。
でも、これがサービス業の世界の常識なのです。日本では全員横並びのサービスになりがちで、特別なことをしない限り評価されにくい状況です。
一方、お客様からチップをもらえると、自分のサービスが認められた喜びを感じ、もっと頑張ろうというモチベーションが湧いてきます。
受け身ではなく能動的に、攻めの姿勢でサービスを提供できるようになるのです。
チップ文化普及の壁
ではなぜ、日本ではチップの文化が浸透しないのでしょうか。社会構造上の問題があるのかもしれません。でも、ぜひ導入を検討してみる価値はあると思います。
日本版ウーバーでもチップ機能がない「骨抜き」だそうです。
全員横並びを良しとすれば、
多くの人は最低限やっていればいいと思うでしょう。
働く人のやる気を奪っていると言えます。
ぜひ、日本でもチップ文化の導入を前向きに検討してみてはどうでしょうか。
インバウンド向けのサービス業が、もっと活き活きと輝ける未来が待っているかもしれません。
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