主体性の大切さ
日々の暮らしの中で、子どもにとって良い環境とは何だろうといつも考えています。
子どもが自分らしくいきいきと、毎日を楽しんで暮らせるような、そんな環境が大切であると私は考えています。
つまりそれは、子供自身が主体的でいられること。
そしてそれは子供たちがこの先の時代を生きていくために必要な、とても大切なことだと思っています。
子ども自身が自分で考え、自分で選択すること。
「自分がやりたいことは何なのか」
「好きなことは何か」
「どんな自分で居たいか」
それらを子ども自らの意思で示してくれたとき、必ず応援できる大人で居たいということを日々思います。
誰かの価値観で動いたり考えたりするのではなく、
自分がどうしたいか を考えられることがとても大切なのではないかと思います。
子ども自身がやりたいと考えるのであれば
出来るかぎりの応援をするし
何か違うと考えるのであれば
それはこの子にとって適切なのか
決まったやり方でいいのかと
疑問を持つこともしなくてはいけないと思っています。
これはピアノレッスンに通う生徒たちにも同じことを思っていて、
大切なのは【生徒自身の主体性】であり、一人ひとりがどうなりたいのかということが一番大切なことだと考えています。
子供たちは一人ひとり、顔も声も違えば、好きなことや得意なこと、考え方や受け取り方も違います。
全員に同じ伝え方をするのではなく、
どうすればこの子の主体性を引き出してあげられるかなと考えること
そして心から音楽を楽しむことができるかなと考えていくことが大切だと思っています。
極端な話、最終的には別にピアノじゃなくてもいいと思っていて。
大人になってからも
『自分でやりたいことを見つけられる力』
『やりたいことをやって幸せに生きていく力』
それらを身につけてほしいと願っています。
もしそれが音楽であるならば、ピアノの先生としてこの上ない嬉しい出来事だけれども。
大切なのは子供自身が
自分の意思で動くこと
考えること
選択していくこと
決して人からやらされることが全てではなくて
何となく空気的にこうやっていた方がいいよねというのじゃなくて
自分で選んだことやモノを自分の力で手繰り寄せ、手にできる力、またはそれに近づける力を持ったそんな人になってほしいと願っています。
我が子をはじめ、これからの時代を生きる子供たちにはそれが何よりも大きな意味を持つことになると思っています。
そして子供が主体的でいられるかは、
近くにいる大人がどれだけその子本来の姿や言葉、行動を理解し受け止め、子供の目線に立ってその子を見つめられるかが鍵であると思います。
それが子供たちの少しだけ先を生きた私たち大人がやるべきことではないかと、そんなことを考えています。
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