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懐かしい夏の日。BGMはOh!クラウディアがいいかな。

月曜日はウォーキングの日だ。
去年の9月から週に2~3回のウォーキングを続けている。
7月・8月は暑さの中で歩きに行けるか心配だったけど、日が陰るのを待ってから歩き始めることにした。
今日は曇り空で、いつもより暑くない。
でもその雲も夕方になり、あちこちに少し厚い雲が流れている。
すると遠くで、ゴロゴロ言い始めた。まだ歩き始めたばかり、せめてあと少し待ってくれないかなと思っていたのだけど、

やっぱり来た!
バラバラっと大粒の雨が来た。
慌てて近くの四阿に避難する。四阿に入ったあと、どーっという土砂降りになった。
ギリギリセーフ。

典型的な夕立だ。

公園から見下ろす海の上はすっかり真っ白となり、向こうは見えなくなった。

でも、なぜだろう。
なぜか楽しい。

少し濡れたものの気にならないのは、夏だからだ。
もしずぶ濡れとなったとしても、笑いながら帰ったことだろう。

どうせいつも汗びっしょりになっている。
帰ったらいつものようにシャワーを浴びればいい。

夏は身も心も開放的だ。

仕事で外出していると、着替えたりシャワーを浴びたりを自由にできないので、汗だくになる夏は嫌だけど、遊びの時のTシャツにジーンズとか、ビーサンだとかの時なら、汗だくになったって構わない。

夏は仕事してちゃいけない。
夏は遊ばなくちゃ。

社会人になるまでは、夏は思う存分遊んでた。

大学生のころは、よく学内の芝生とか駐車場とかでお酒を飲んだなあ。

芝生で飲むことを僕らは「芝コン」って言ってた。
僕らの時代はお金を持ってなかったから、夏はもっぱら芝コンだった。

ふざけて、構内の池に飛び込んだりして、どろどろになったら、水泳部のプールにフェンスを乗り越えて入って、服のまま泳いで、そのまま洗濯。
馬鹿なことばかりしてたなあ。
(今さらですが、水泳部の人には謝らないといけません。あの時はすみませんでした)

今日はちょっとカッコよくやろうと言って、駐車場の木陰にテーブルをだして、学園祭の残りの、ジンとかウォッカでカクテルパーティをやってみたこともあった。カクテルとはいっても、緑や赤のシロップを混ぜて炭酸で割る程度だったけど。

夏はドライブに行くのはしょっちゅうだった。車を持ってる先輩が「海に行こうかー」って言えば、みんな「行く行くー」って喜んで行ったものだった。
「オレ、この後の講義は休めないよー。いいなあ」って泣く泣く居残りすることもあったなあ。

夜の海水浴場に行ってたのは、学生の時だけかな。
僕は泳ぎが苦手だったから、水浴び程度だったけど、泳げる人は暗い中を泳いだりしてて、今思えば、みんな怖いもの知らずだった。

僕らが学生の頃は、ちょうどサザンが一番売れてる頃だったかな。
「バラッド」とか「鎌倉」をカーステレオで聴いてたね。

若かったあの頃が懐かしい。

もうこの歳では、真っ昼間の太陽の下で遊ぶのはつらいけど、夕方の海だったら楽しい。
そういえばおととしの夏は砂浜を散歩したり、防波堤の端に腰かけて、月の光が映る海面を眺めたりしたなあ。静かな波音をBGMにして、おしゃべりもしたなあ。
また今年も、満月の明るい夜に出かけてみようかな。


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