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この8年間で僕がやった「働き方改革」と「パラレル・キャリア」「多業」の実現。

僕がカフェを始めたのは、それまでのキャリアを全部捨てたかったら。

僕は土木設計のエンジニアだった。
デザインを考える。
コンセプトを考える。
設計図を描く。
という仕事がとても好きだったし、やりがいも感じていた。

でもあるとき、大きなミスをした。
そのミスは時限爆弾のごとく、3年ぐらいたってから露呈した。
その設計ミスのリカバーの際、僕は耐えきれないほどの追及をうけ、
約1ヶ月半つらい日々を過ごした。
好きだったはずの仕事は、もうできなくなっていた。

それで仕事と住まいを捨て、新天地でやりなおすことにした。
約1年家づくりと店づくりをやった。
カフェは今ではバー&カフェになり、
自分が学生の時から大好きだった形に近づいている。

カフェの仕事は楽しい。
時々来てくれるなじみのお客さんと話をするのも
初めてきたお客さんと話をするのも。
お客さんの全く来ない日もある。
でも楽しい。
自分の店だけど、一人でバーに来ている気分で
大好きな自分の店のなかで
音楽を聴いたり、考え事をしたり、本を読んだり、日記を書いたりしている。

たいして儲かってやしないけど、全然気にならない。
それは、何年も前に独自に「働き方改革」をやったから。

これで生計をたてるつもりで再出発したから
最初の頃は本当はすごく必死だった。

僕にとっての大事件から3年が経った頃
少し傷が癒えてきたころ、設計エンジニアにもどることにした。
紆余曲折あったが、なんとか復帰することが出来た。
今は、そちらで生計が成り立っている。
ただ昔と違ってマイペースでできる就業スタイルにしているところが味噌。

つまり、カフェは儲けを気にせずにやれるようになった。
最初はカフェが生計を立てられるようになるまでの
暫定的な復帰のつもりだったけど、
今のこのスタイルがバランスが取れているので、
このままが最善の形だと思えるようになった。

近頃、「パラレル・キャリア」という考え方が広まりつつある。

まったく意識してなかったけど
僕の仕事の仕方は「パラレル・キャリア」のような感じ。
でも、「多業」とも言えるかな。

都会ではむずかしいかも。
実は地方は長時間労働の環境は少ない。
都会はひとつの仕事で手一杯。
よほど要領がよくないと難しいと思う。

地方での多業と言うスタイルはこちらに詳しく説明されている。

Self Turn online
「副業を超える「多業」とは 地方での拡がりの可能性」
https://media.selfturn.jp/career/911

実はもう10年以上前から取り組んでいる仕事がある。
そろそろ、それを軌道に載せたいと思ってる。
僕の仕事の仕方は、多業とパラレル・キャリアの複合型かもしれない。

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