Metaのプロダクトを活用し地方発全国、日本発世界を目指す。テクノロジーと運用力を武器に広告成果を最大化する。
FacebookやInstagram、最近ではInstagramリールなどが話題のMeta。デジタルマーケティングに欠かせないメディアです。
今回、ソウルドアウトでMeta広告専門の運用チームのリーダーを務める梁 瑞怡さん、深沢 和香子さんと、Meta日本法人 Facebook Japan株式会社でエージェンシーパートナーを務める西川 拓さんにインタビュー。
Metaが今、力を入れていること、ソウルドアウトとやっていきたいことを伺いました!
Meta社とともに注力している取り組み
─── 西川さん、今日はよろしくお願いします!西川さんはMeta社でどのような役割を担っていますか?
西川:エージェンシーパートナーとして、ソウルドアウトさんを含めた代理店さまのサポートをしています。
私はもともと、外資系のコンサルティング会社やIT企業でマーケティングや戦略立案を行なっており、2021年にMeta日本法人に入社しました。入社後は、主に消費財業界の広告主さまのサポートをしており、今年の1月からは代理店さまのサポートをするようになり、そこからソウルドアウトさんの担当をしています。
Meta社肝入りのプロダクト「ASC」で、ビジネスを飛躍させる
─── では、Meta社が現在広告領域で力を入れて取り組んでいることを教えてください!
西川:Advantage+ ショッピングキャンペーン(ASC)、Instagramのリール、コンバージョンAPIの大きく三つです。
─── どれも最近社内でよく話題にあがっています。一つずつ詳しく教えてください。まずASCに関してはいかがでしょうか?
西川:ASCは、新しい機械学習モデルを採用しているプロダクトで、Meta社としても大きく投資をしています。
ソウルドアウトさんでは業界でもいち早く導入を進めていただき、先日、公式noteでもご紹介していただいていましたね。かなりスピーディーに成果事例を発信していただき、プロダクトをより多くの方に知っていただくきっかけとなっており本当に感謝しています。
深沢:そう言っていただけて嬉しいです。プロダクト自体、非常に優れているので、お客さまに自信をもって提案できています。ソウルドアウトでは導入した70%以上のお客さまで成果を伸長させることができていますね。
─── そうはいっても、ASCはターゲティングを細かく絞れないために、導入が難しいお客さまもいらっしゃるのではないでしょうか?
深沢:そうですね。ソウルドアウトでは、実店舗をもち、商圏内のお客さまをターゲットとするローカルビジネスを行なう企業さまも多いです。そういったお客さまにとっては、導入の懸念点になっている場合があります。
ですが、直近のアップデートでは、一部のアカウントで地域や年齢のターゲティングが可能になりました。今後のアップデート次第では、より多くの地方企業や中小企業の方にご利用いただけるようになると思います。
西川:ターゲティング設定に関しては、まだ全てのアカウントで利用できるわけではありませんが、対象は広がっています。
─── ターゲティングを絞れない点がネックになりそうですね。
深沢:私たちもそこを懸念点に感じていたのですが、一部のお客さまでは、自分たちのビジネスの商圏を広げるチャンスと捉えてくださっているようです。こういったお声はとても嬉しいですし、実際に成果も出ています。不安に感じている企業さまも、ぜひチャレンジしていただきたいです。
ASCの仕様上の問題で導入を断念するのは本当にもったいないと感じています。社内では、タグの発火地点を変更し、ある程度コントロールして配信したことで、ほしいユーザーからのコンバージョン比率を上げることに成功した事例がありました。
代理店の腕の見せどころだとも思っているので、どんなビジネスをしているお客さまであっても、成果を上げていきたいです。
導入率が右肩上がりのInstagram リール
─── それでは二つ目のInstagram のリールに関して伺いたいです。
西川:世の中の流れとしても、リール、縦型・短尺のショート動画の波がきていることを感じています。
Metaの中では比較的新しいプロダクトで、広告出稿ができるようになったのは2年ほど前からです。最初は特に、ブランディングでどう活かせるのか、といったことが注目されていました。ですが最近では、ソウルドアウトさんが得意とするようなダイレクトレスポンスの領域で続々と成果事例が出てきており、弊社の中でも知見がたまってきましたね。
それを、ソウルドアウトさんと一緒に、企業さまに直接お伝えするようなセミナーやワークショップを開き、ビジネスに貢献できるリールの効果を感じていただきたいと考えています。
─── ソウルドアウトでの導入率はいかがでしょうか?
梁:今年に入ってかなり上がってきています。特に、リール面と相性のいい縦型動画は平均の導入率よりも高く、4割ほどとなっています。成果事例も蓄積されてきているので、今後は動画広告の完全攻略を目指したいです!
西川:昨年の秋頃から今年の春頃にかけて、縦型・短尺動画の導入率を大きく伸ばしていただきました。配信されている動画の質もかなり高いですね。
Meta社イチ押しの「DATA CONTROL」で、コンバージョンAPI連携を促進
─── では三つ目にあげてくださったコンバージョンAPIについてお伺いしたいです。
西川:Cookieレスの状態に対応していくために、コンバージョンAPIの連携を推進しています。
ソウルドアウトさんでは、「DATA CONTROL」というソリューションを開発され、導入を推進してくださっていますよね。導入スピードが速いことはもちろん、計測が非常に正確です。お客さまの課題に対して、的確にソリューションの提案をしてくださっています。
私が担当している代理店さまの中でもソウルドアウトさんは特に、テクノロジー領域において強みをおもちだと思います。
深沢:お褒めいただき、とても嬉しいです。ありがとうございます!
私たちソウルドアウトには、「DATA CONTROL」をはじめとした自社ツールの開発を行なう部署があります。密に連携をとり、実際の運用結果を踏まえて日々アップデートしているので、成果を出すことができていますね。
先日、公式noteでは、コンバージョンAPIの連携と標準イベントの設定により、獲得単価が10%改善し、獲得数が2倍に拡大した成果事例をまとめて発信しました。
西川:ASCやコンバージョンAPIに関しては、ソウルドアウトさんは本当に強いです。業界を引っ張っていくような事例を一緒につくりたいと感じています!
ソウルドアウトの運用レベルの高さを評価
社内全体の運用力向上に取り組む
─── ソウルドアウトがテクノロジーに強いことを評価してくださっているんですね!
西川:テクノロジーへの知見が深く、その活用もできていることに加えて、Meta広告の運用レベルが非常に高いこともソウルドアウトさんの素晴らしい点だと思います。一人ひとりのレベルが高く、提案の質も非常に高いです。
梁・深沢:ありがとうございます!嬉しいです。
梁:一方で、さらに運用力を向上させるプロジェクトに取り組んでいるところです。
前提として私たちソウルドアウトでは、営業・運用一体型を基本としています。ですが、案件ごとに窓口となる担当と運用を行う担当を切り分けたほうがより良い成果をもたらせるはずと判断したときに、専門チームのメンバーがジョインしたチーム制で応対しています。
なので、専門チーム以外のメンバーも含め、ソウルドアウト全体の運用レベルを上げていくことが必要です。現在は、メンバー向けに勉強会を開催したり、毎週「オープンアワー」という時間を設けて運用に関する相談を受けたりしています。
今後、特に地方営業所メンバー向けの運用力強化プロジェクトを行なうことも予定しています。
深沢:「オープンアワー」では、私たち専門チームのメンバー全員でアカウントを見て、改善点を洗い出します。クリエイティブのことや、細かな運用調整のことなど様々なアドバイスをします。
─── 社内全体の運用レベルを高めていく活動もされているんですね。
韓国企業へのウェビナーに登壇し、指名受注
─── 西川さん、先日、梁がMeta韓国法人主催のウェビナーに登壇したことを伺いました。どういった経緯があったのでしょうか?
西川:韓国の企業では、国外に広告出稿をしていきたい、プロモーションをしていきたいという動きがあります。一方日本では、コスメやアパレルなどを中心に、韓国の商材はかなり人気を集めていますよね。
そこで、Meta韓国法人の同僚から私の事業部に声がかかり、日本でのプロモーションを考えている韓国企業をサポートできる日本の広告代理店を紹介することになったんです。
ソウルドアウトさんは、運用レベルもかなり高いですし、私も信頼している企業さまです。海外とのネットワークがある代理店さんではないのですが、日々やり取りする中で対応スピードの速さを感じていたので、きっとうまくやっていただけるという確信があり、依頼しました。
梁:ありがとうございます。ソウルドアウトを評価していただき本当に嬉しいです。当初は、新規営業を担当する越後さんだけが登壇予定でしたが、ちょうど私が韓国出身だということもあり、お声がけいただきました。
西川:梁さんがまだMeta広告の運用チームではなかった時期だったのですが、ご快諾いただきました。
事前の打ち合わせでのMeta韓国法人の翻訳や、韓国における利用メディアに関する資料作成、韓国語でのウェビナー登壇など、大活躍でした。
─── 当日の反響はいかがでしたか?
梁:ソウルドアウトともう一社の代理店が登壇し、当日は約100社の韓国の中小・ベンチャー企業が参加してくれました。
私自身、ソウルドアウトで蓄積したノウハウを活用して、韓国の中小・ベンチャー企業に貢献したいという夢が実現へと一歩近づいた出来事となりました。
西川:本当に素晴らしいです。参加企業のうち2社から、ソウルドアウトへの指名発注がありましたね!
Meta×ソウルドアウトで二人三脚で取り組む課題
認知目的の案件のノウハウを蓄積していきたい
─── では、今後一緒に取り組みたいことを伺っていきたいです。今課題に感じていることはありますか?
深沢:認知目的の案件に関するノウハウをさらに蓄積していきたいです。
昨年4月から博報堂DYグループとなり、これまでダイレクトレスポンスの案件がほとんどだったのが、認知を目的とする案件も増えてきました。認知目的のプロモーションをする際に、どのようなKPIをおくべきなのか、どのようなレポーティングをすればいいのかなど、社内の専門チームと連携を深め、私たちMeta広告の運用チーム内でノウハウをさらに増やしていきます。
西川さんをはじめとするMeta社の皆さんにもご協力いただきながら、お客さまの様々な課題やニーズに対してソリューションを提供できるようになりたいです。
西川:もちろんです!今後とも、しっかり連携させてください。よろしくお願いします。
─── Meta社とはどのくらいの頻度でやり取りされているのでしょうか?
梁:隔週で打ち合わせの場を設けているほか、日々、チャットツールでも密にコミュニケーションを取っています。
案件に関する細かい相談から最新のアップデート情報など、西川さんは代理店側の目線に立って、私たち代理店が安心できるような情報をくださいます。本当に心強いです。
深沢:細かい相談に対しても、すごく丁寧に、しかも高速で対応していただいています。
メディアの方は、直接お客さまとやり取りをしないので、私たち代理店と同じ温度感でプロジェクトを進めるのは難しい部分があると思います。ですが、西川さんは私たちと同じ温度感で一緒に悩んでくれるんですよね。
西川:とても照れます。ありがとうございます!
地方発全国、日本発世界を目指して
─── 西川さんからも、今後ソウルドアウトと一緒に取り組みたいことを伺いたいです。これまでMeta社とソウルドアウトは、全国各地でイベントを共催するなど、SMB(中堅・中小企業)といわれる領域に力を入れて取り組んできました。 今後はどのような取り組みをしていきたいと考えていますか?
西川:私たちも今後も注力していきたい領域であり、ソウルドアウトさんと協力して盛り上げていきたいと考えています!
SMB領域には、まだまだ成長余地があり、その分伸びしろも大きいです。実際に、SMB領域の伸び率は非常に高いです。
ソウルドアウトさんは、全国に営業拠点をおもちですし、すでに地盤があります。私たちMetaは、なかなか地方のお客さまと直接やり取りする機会がないので、一緒に取り組んでいきたいです。
深沢:各地でオフラインのセミナーを開催していきたいですね。一緒に盛り上げていきましょう!
西川:ぜひお願いします!私自身、福岡出身で、家族は地元でビジネスをやっています。そういった背景もあり、地方企業さま、中小企業さまを応援したい気持ちがずっとあります。
また、キャリアのスタートも、地方企業さまや中小企業さまとのお仕事でした。皆さまのもつエネルギーや、地元を盛り上げたいという思いがとても好きなので、直接会って、Metaの魅力をソウルドアウトさんと一緒に広めていきたいです。
─── では最後に、読者へのメッセージをお願いします!
西川:私たちMetaは、日本全国の中小企業さまのビジネスのおかげで成り立っています。この場を借りてお礼をさせてください。
FacebookやInstagramは、一瞬で日本全国や世界とつながることができるプロダクトです。自社を発信する術をもっていない、テレビなどのマスメディアでの発信が難しい、といった企業の方々には、とてもマッチしていると思います。
そして実際に売上を上げたり、集客を成功させたりしている例もたくさんあります。一緒に活用していきましょう。その際に、ソウルドアウトさんにご相談いただき、私たちMetaとソウルドアウトさんと3社で、デジタルマーケティングに取り組んでいきましょう。
深沢:地方には、素晴らしい価値をもつ企業がたくさんあります。見せ方を工夫したり、広告を活用したりすることで、日本全国や世界にビジネスを広めていくことができると思っています。
ASCなどのMetaのプロダクトやコンバージョンAPIを活用して、ビジネスを最大化していきましょう!
梁:私たちソウルドアウトには、これまで様々なエリアで、様々な業種業界の企業を支援してきた実績やノウハウがあります。これはMeta社からの深いサポートのおかげでもあります。引き続き連携を強めていくので、Metaを最大限活用して成長したいとお考えの方はぜひ、ご相談ください!
編集後記
西川さんがまるでソウルドアウトの一メンバーのように感じるほど、良い関係が築かれていました。ソウルドアウトのテクノロジーや運用のスキルと、Metaの素晴らしいプロダクトが合わさり、「地方発全国、日本発世界」が生まれる日が楽しみです!
【インタビュー・執筆・編集:みやたけ(@udon_miyatake)】
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