Instagramの“今”を掴んで成果を出す!アカウント運用と広告運用の戦略|リチカ
マーケティングコンテンツ生成ツール「リチカ クラウドスタジオ」の開発を行なう株式会社リチカ(@richka_cm)から、青木 晃一氏(@koichi_0221i)をゲストにお迎えし、
をテーマにウェビナーを開催。リチカからアカウント運用に関して、ソウルドアウトから広告運用に関して説明があったあと、ディスカッションが行なわれました!
アカウント運用
を最終ゴールとして、リチカの青木さんから説明がありました。まずはInstagramの現状です。
Instagramの現状。ユーザーやアルゴリズムの変化
青木「ユーザーはGoogleだけではなく、Instagramで情報収集をするようになってきました。自社の投稿やUGCがない場合、購入検討から外れてしまいます」
ユーザーの変化に加えて、Instagramが発表している最新情報に関しても、言及がありました。
青木「少し前まで、投稿はフォロワーに届いていましたが、今はそうではありません。フォローしてもらって終わりではなく、フォロワーとの継続的なコミュニケーションが重要です。
また、虫めがねマークの『発見タブ』から投稿を見る人も増えており、Instagramが2019年に発表した情報によると、活用しているユーザーは全体の5割を超えているそうです。
そしてその『発見タブ』では、約3分の1ほどの割合でリールが優先的に表示されるようになっています。リール専用の『リールタブ』も画面の真ん中に設置されており、リールの露出量はかなり増えていますね」
成果が出るInstagram運用の方程式とその施策
Instagramの現状を踏まえ、成果が出るInstagram運用の方程式について説明していきます。
青木「フォロワー外のユーザーに投稿が届き、プロフィールに来てもらう。そしてほかの投稿もみて、自分のためになるかどうかを判断した上でフォローする、という流れです。
“成果”をどこにおくかはそれぞれ違うと思いますが、例えばECサイトへの遷移であっても、まずはフォロワー外に投稿を見てもらうことが大事です」
一つ目の「フォロワー外リーチ数の増加」について。
特に大事なのが「1. 既存フォロワーに投稿が表示される」ことだといいます。
青木「最初に申し上げたように、今は投稿がフォロワーに必ず届くわけではありません。そこで重要なのが、ユーザーと継続的にコミュニケーションをとることです」
次に「2. 既存フォロワーの投稿へのアクションを評価する」こと。フィードとリールでアルゴリズムが違うため、重視するポイントが異なります。
青木「フィード投稿では、『投稿に長く滞在』『いいね』『コメント』『保存』『プロフィールへ遷移』の5つが、評価の高いユーザーのアクションです。
その中で特に重要なアクションは『保存』です」
青木「一方、リール投稿の場合は、『視聴完了』『何度も見る』『いいね』『コメント』『シェア』『保存』『プロフィールへ遷移』『フォロー』の8つです。
特に重要なアクションは『視聴完了』と『何度も見る』。
SNSが乱立する昨今では、Instagramの中でどれだけ長く滞在してもらえるかが、Meta社の重要な指標であるからです」
💡ウェビナーでは、「プロフィールアクセス率の向上」「フォロー率の向上」施策についても詳しく説明がありました。
「プロフィールアクセス率の向上」施策は、投稿の最後を工夫すること。ほかの投稿を見たい!と思わせるような画像を最後に入れるといった方法があるようです。
「フォロー率の向上」施策は、ハイライトを工夫すること。発信しているジャンルや、フォローするメリットを整理するといった方法があるようです。
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広告運用
Instagram広告運用の重要性。お金をかけてまでやる理由
まずソウルドアウトの深沢から、アカウント運用と混同されがちな広告運用についての説明がありました。
深沢「広告運用は、“広告の力を使って集客や購入のパフォーマンスを最大化すること”です。データと戦って効率化をめざすもので、アカウント運用と比べると地味に思われる方も多いかもしれません(笑)」
アカウント運用・広告運用のそれぞれの強みを活用することがInstagram攻略の鍵であるといいます。
しかし、広告運用をしようとするとお金が必要。お金をかけてまで取り組む必要はあるのでしょうか。
深沢「広告は、アカウントをブーストしてくれる起爆剤のような存在です。
まず『①新規ユーザーへのリーチ』。Instagramのアカウント数やユーザー数が飽和している今、フォロワー外へのリーチは難しくなっています。Instagram広告は、自社と相性の良いユーザーを探すのに長けている媒体なので、ぜひ挑戦してほしいです」
成果事例|獲得数1.5倍、獲得単価2割改善
アパレル商材の案件で、Instagramの投稿にいいねや保存、シェアなどのリアクションを行なったユーザーや、その類似ユーザーをターゲティングする方法で配信した事例の紹介がありました。
深沢「インフルエンサーのPR投稿時に、自社アカウントへの新規ユーザーの流入数が増加すると想定しました。
そこで、PR施策実施時期に合わせて、リアクションユーザーへのターゲティングで広告を配信したところ、獲得数を増加させることができました」
💡ウェビナーでは、ダイエット系商材で、高速クリエイティブ検証によって獲得単価を6分の1に改善&月間購入件数を15倍にした事例や、
コスメ系商材で、ブランドコンテンツ広告を配信し、通常投稿よりも高いエンゲージメント率を達成&獲得率が上昇した事例の紹介がありました。
良いクリエイティブとは“売上に貢献する広告”
深沢「ずばり、良いクリエイティブとは“売上に貢献する広告”。もちろん、ユーザーに対してポジティブなクリエイティブであることは大前提です。
認知を目的にした広告運用もあるので、今回は目標獲得単価以内での獲得件数最大化で運用する場合で考えたいと思います。
💡ウェビナーでは、売上に貢献するクリエイティブの作り方のヒントや、業界別のクリエイティブ傾向の紹介がありました。
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2023年のInstagram戦略
リールが熱い。チャレンジする企業が少ないからこそ「やるなら、今」
最後に、二人のディスカッションです。
青木「アカウント運用の観点では、
①フォロワーの数よりも質を高めること
②リールを活用すること
の二つが重要です。前者については、Instagramも発表しているように、フォロワーではなく“ファン”の数を重視しています。弊社でサポートさせていただく場合にも、KPIにフォロワー数をおくよりも、エンゲージメント数やUGC数をおく場合が多いです」
深沢「広告運用の観点でも、
リールは今、熱いプロダクトです。
動画なのでハードルが高く、挑戦する企業がまだ少ないので、広告枠が空いている状態です。なので、まだCPM(インプレッション単価)が安く、クリック単価も安価に配信できます。今のうちから縦型動画を攻略しておけば必ず成果が出ますし、TikTokも攻略できるようになると思います。
また、新しいプロダクトが増えてきているので、どんどん挑戦することも大事だと思います。直近では、ASC(Advantage+ ショッピングキャンペーン)というプロダクトが出ており、Meta社も力を入れています。社内でもいくつか成果事例が出てきました」
青木「情報のアップデートが多いので、最新情報をいち早くキャッチアップできるようにしておいてほしいです。
リールの露出量が月を追うごとに増えていくなど、アルゴリズムがかなり変わってきている印象があります。私は、Twitterを活用してInstagramの最新情報をキャッチアップしており、皆さんにもおすすめしたいです」
深沢「広告でも、先月と今月とでは、成果の良いクリエイティブが違うなど、アルゴリズムがどんどん変化していることを感じています。最新情報のキャッチアップは重要ですね!」
💡ウェビナーではほかにも、
「投稿において、“映え”は必要?」「商品(有形商材)ではなく、サービス(無形商材)の広告運用のポイントは?」といった質問が出ました。
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【執筆:みやたけ(@udon_miyatake)】
*リチカ社と行なった事例創出プロジェクトの記事がこちら👇
「Amazonスポンサーブランド動画広告の攻略法」が紹介されています。
*Instagramに関しての記事はこちら👇