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小さな幸せを追いかけていく人生だっていい

こんにちは、Solanです。

先日から読んでいた、
「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」
という本を読み終わりました。


読み終わった時の、「良い本だったぁ〜〜〜!!」という思いのままに書き上げた私の読書ノートがこちらです。

学び・気付きが多い上に読みやすい、良い本でした・・・🙏


本の主旨としては「後悔しない時間の使い方61のコツ」ということで、時間管理や効率化のような本かなと思って読み始めたのですが。

時間の過ごし方=人生の過ごし方である。

という、言われてみたら当たり前なんだけど忘れていた、大事なことを学ばせてくれる本でした!

私がこの本を読んで感じたことや、これから活用しようと思ったポイントを書き残したいと思います。



「幸福の時間」を増やすことが幸せな人生の秘訣

時間には4つの分類(投資・役割など)があり、その中で「幸福の時間」を増やすことが人生の満足度を上げる秘訣!とありました。

私が最近「もっとより良い自分にならねば!!」と謎の焦りを感じていたことを記事にしましたが、これはつまり自分の未来に対する「投資の時間」を増やさねばと思っていということですね。


「投資の時間」とは自分の未来をより良くする、つまり「未来の幸福な時間」を増やすために今を過ごす、という選択です。
そして、「投資の時間」と「幸福の時間」を共存させることは可能だということ。
つまり、本当に「楽しい!」と感じられる「投資の時間」は、「幸福の時間」でもあるわけです。
これは新たな気づきでした!

私が興味のある本を読んだり、そこで得た学びや気付きをノートに書くことは、心から楽しいと思う時間です。
そして同時に、得た学びを実践することで自分の成長や「より良い自分」に繋がります。
「投資」でもあり「幸福」でもある時間なんです。

以前の記事で書いた「勢いで始めた英語の勉強」は、正直楽しいとは感じられていませんでした。
何者かになりたい焦燥感、義務感しか感じておらず。。
それはただただ「投資の時間」、それも明確な目的のないものだったんだと気付きました。



自分に合った幸福感を知ることの大切さ

そして「幸福の時間」増やすために1番大事だと思ったのが
自分に合った幸福感を知る
ということ。

私が何者かになりたくて焦っていたのは、「何かを成し遂げなければより良い自分にはなれない」と思っていたからです。
そしてより良い自分になりたいと思っているのは、最終的に幸せな人生を送りたいからです。
つまり「何かを成し遂げる」ことが「幸せな人生」につながると思ったのです。
でも今回本を読んでいて、私の価値観や今までの人生において、「何かを成し遂げる」ことで幸せを感じたことってあまりないな、と気付きました。


そもそも受験とか勉強とかスポーツとか、何かを成し遂げたこと自体がほとんど無い人生ではありますが。。
例えば専門学生だった時、必ず取りたい資格があって頑張って勉強した時。
好きで韓国語を勉強し始めて、ハングル検定を取った時。
嬉しかったですが、合格したことに対して「幸せ」と感じたことはありませんでした。
嬉しかったし達成感はありましたが、そこに至るまでに頑張った思い出とか、友達と一緒に喜んだこととか、そういう思い出の方が強く残っています。

そして私が「人生って楽しいな〜!」と感じるのは、日々の小さな幸せやワクワクによるところが大きいです。

例えば今日、とても良い本を読み終わった時の幸福感。
2週間前、この本を買って「さあ読むぞ」とワクワクしていた時の幸福感。
コンビニで買った限定スイーツが美味しかった時。
新しいシールをたくさん買ってホクホクしている時。
来年はあの手帳を買おうかな、とワクワクしながら考えている時。
友達と何時間も喋り倒して満足した帰り道。

そういう小さな幸せが日々に散りばめられているから、私はいま幸せな人生を歩んでいると思えるんです。
(もちろん、さらに幸せな人生にしたくて思い悩んだりもしているわけですが。)


とはいえ、この「何かを成し遂げる」ことのない自分自身にはコンプレックスがありました。
周りの同級生のfacebookを見れば、雑誌に載ったとか、出世したとか、誰もが聞いたことのある大企業にいるだとか、いろんな成功をしている人がいます。
そういう自分にコンプレックスがあるから、突然英語の勉強を始めるみたいなわかりやすい努力をしようとしてしまうのかもしれません。

でも今回「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」を読んで、これはもう私の価値観なんだ!と割り切ることができました
大きな成功、大きな成果に向かって努力し、それを成し遂げることで幸福を感じる人がいる。
それはその人の価値観。
でも私は、日々の小さな小さな喜びを集めることで幸福を感じるタイプの人間である
そう自分で納得することができました。



小さな幸せを追いかけ続けると・・・走馬灯不足問題?

でもそこでひとつ不安が生まれたのです。
小さな幸せを追いかけ続けたとして、人生最期の瞬間に「幸せだった」って思えるかな?

人生の最期に訪れるという走馬灯。
何かを成し遂げてきた人達は、自分の収めた成功を思い返すのでしょう。
でも私は・・・?

もちろん子供達の誕生や育児の節目など、幸せな思い出はたくさんあります。
でもそれは「母親」という役割としての思い出であって、Solan自身としてのハイライトってなんだろう。
何も成し遂げない人生に、振り返る思い出(=走馬灯)なんてあるのかな。。


そんな懸念も、本の中できちんと払拭されました。

思い出とは、「強い感情」と「印象的な行為・体験」が結びついたものなんだそうです。
それはひとつの強い出来事だけではなく、「継続的な行為や体験」も含まれるらしいのです。

本の中で例に挙げられていたのは、「学生時代に長年通った通学路」。
すごくわかりやすい例ですよね。
毎日毎日通った通学路の光景は、大人になっても強く残っている思い出です。

そんな風に、毎日続けた習慣や、「やりたい!」と強く思って続けたことは思い出になりやすいとのこと。
つまり、私が毎日楽しく書いている手帳やノートも、これから見つけるかもしれない「やりたい!」ことも、最期に幸せな思い出として残っているかもしれない
そう考えたら、「私の走馬灯不足問題」も解消されました。




さいごに

30代も半ば。
既に「月日が経つの速すぎ〜」と思っていますが、これからはもっと加速していきます。
実際の時間と自覚している時間の経過には大きな隔たりがあって、なんと60歳から90歳までの30年間は、体感15年程度になるそうです。
これはもう、いかに「幸福の時間」を増やすか真剣に考えなければなりません!
本にも書かれていた通り、
「心が望まないことをやっているほど、人生は長くない」
のです。


今回の読書で、ひとつ大きな「自分軸」の気付きを得ました。

「小さな幸せを積み重ねることが私にとっての幸福な人生である」

これからは小さな幸せをもっと意識的に集めて、「幸福の時間」を増やしていこうと思います。



お読みくださりありがとうございました。

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