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【デッキ紹介】獣神の加護

※注意
   当記事は遊戯王のデッキ紹介をするものとなっており、サムネイルの画像は内容と一切関係ありません。

   はじめましてこんにちは、Sins(しんず)と申します。

   東京の場末でしがないユベリストをやらせていただいております。何か自分でも出力したいなーとアカウントを作成したものの約半年放置していたのですが、この度重すぎて地盤沈下を起こした腰を上げ、記事を書いてみた次第です。

   初記事、初デッキ紹介であり、画像の加工とかは面倒くさくてほとんど出来ておりませんが、文字の羅列が苦でなければ是非お付き合い下さい。


【どんなデッキか】

【デッキレシピ】

   とりあえずデッキレシピをどん!

燦然と輝く3枚採用

   ユベリストを名乗っておいてなんですが、今回のデッキはユベル全く関係ありません。
   これは最近続いているユベル新規のおかげで常時改築・調整が発生しており、ちゃんと紹介できる状態では無いからです。そちらはまたの機会に。

【このデッキでやりたいこと】

ズバリこのカードと!

日版は1度も再録されたことないらしい

このカードと!

JF行った時に当てた

このカードの!

特になし

コンボで勝ちたい!となります。

【メインコンボ】

   先程お見せした3枚のカード、それぞれの効果を見てもらえれば概ね予想は付くかと思いますが、
①『女神の加護』を発動し、LPを3,000回復する
②『獣神ヴァルカン』をシンクロ召喚し、相手の
    表側表示のカードと『女神の加護』をバウンス
    する
③『女神の加護』が場を離れた時の効果により
    3,000ダメージを受ける
④受けたダメージをトリガーにして、手札の『ス
    ピードローダー・ドラゴン』を発動、相手に自
    分と同じ3,000ダメージを与え、自分は受けた
    ダメージの半分、1,500回復する
というのが当デッキのメインコンボです。(以後、加護を与える、と表現します)

    相手に加護を与えると、
・自分は1,500回復
・相手は3,000ダメージ

という状態になり、実に4,500ものライフアドバンテージを得ることが出来ます。(獣神ヴァルカンの効果には制約がありますが問題無く成立します。詳しくは後述。)

   この"『女神の加護』で受けたダメージを『スピードローダー』で押し付ける"を繰り返すことによって勝利を目指す訳ですね。1回3,000ダメージですから、3回加護を与えれば勝つことが出来ます。なんとなくいけそうな気がしてきませんか?


【採用カード】

   キーカードとその他のカードに分けます。長くなりますが、無駄採用はしてないつもりなのでなるべく多く紹介します。【キーカード】の部分だけ読んでもらって、後はしんどくなったら飛ばしてOKですので、もし興味がある方がいたらその時は残りも目を通してみてください。

【キーカード】

【女神の加護】

Sinsは米、韓、仏の3ヶ国シークレットを採用

   このデッキの顔とも言えるカードです。『破滅へのクイックドロー』と異なりLPを先に回復してくれるため、発動前に除去さえされなければLP1でも加護ムーヴに入れます。逆に言えばその点を度外視すると『破滅へのクイックドロー』でもデッキは組めますが、立ち回りが結構しんどいの加え今回は回復効果も活用するのでこちらを採用です。

   このカードで覚えておくべき点が2つあります。
①発動にチェーンして除去された場合、ダメージは発生しない
→勿論この場合回復効果も使えないのですが、一
   方的にダメージを受けるようなことはありませ
   ん。逆に除去にチェーンして発動した場合はどち
   らも発生するので、このカードの損失は痛いもの
   の加護ムーヴには入ることが出来ます。
②ダメージを受ける効果はチェーンブロックを作らない
→所謂"発動しない"効果の為、『地獄の扉越し
   銃』等のダメージを与える効果の発動をトリガー
   にしたカードは使えません。また、一部のカード
   が持つ「効果を発動出来ない」制約をすり抜けて
   発生します。一見デメリットですが、当デッキで
   はそれを逆手にとって加護を与えます。

【スピードローダー・ドラゴン】

②の効果使われてるとこ見たことない

   『女神の加護』がこのデッキの顔なら、こちらはこのデッキの必須カード。こいつが無いとデッキが成り立ちません。そもそもこいつの効果によるバーンが勝ち筋ですからね。

   "時、できる"の誘発効果というと、トリガーとなる効果の発動に対しフリーチェーンを挟むことで妨害するといったプレイングがありますが、『女神の加護』のダメージ効果はチェーンブロックを作らないため、相手が同系統のカードを持っていない限り、相手ターンであっても先に発動することが出来ます。(勿論発動や効果無効には無力)
   属性・種族は闇ドラゴンであり、上級ではあるものの最近はかなりアクセスしやすくなりました。
   たまに『女神の加護』デッキでなく『スピードローダー』のデッキと思われることがあります。

【獣神ヴァルカン】

ゴルシクが美しい

   『女神の加護』のバウンス要員。現在でははセルフバウンス持ちのカードプールも充実しており、他のカードでも成り立つ、或いは成り立たせ易い状況もあります。が、1加護後の戦いを考えた時にはこいつであった方が都合が良いです。

   理由としては、☆6であることと、相手の場に干渉出来ることが挙げられます。☆6だと後述するランク6のエクシーズモンスターに繋ぐことができ、2度目以降の加護を与えやすくなります。更に相手の場に干渉出来ることはビート戦術を選択肢に入れられることにもなるため、加護の確定数を早めることが出来ます。(2,000ライフカット出来れば確3→確2です。)

   自分のバウンスしたカードには発動出来ない制約が付くのですが、前述の通り『女神の加護』のダメージは発動しない効果のため、支障はありません。デメリットとはいえ、デュエルの趨勢に影響する処理なのできちんと説明してから加護を与えるよう心がけています。

【Vivid Tail】

レシピ画像にあるデッキ名のVividはこれのこと

   セルフバウンス要員その2です。発動時の効果と墓地効果のそれぞれで、しかもフリーチェーンで『女神の加護』をバウンスすることが出来ます。現代において通常罠のアクセスしやすさは言わずもがなであり、加護の成功確率を大幅に上げてくれました。
   『女神の加護』だけでなく『スピードローダー』や後述する『天獄の王』をバウンスして再利用するなど、非常に小回りの効くカードです。墓地効果にはヴァルカンと同じ制約があるので、どちらの効果で何を戻すかは注意して選択しましょう。

【永遠の淑女 ベアトリーチェ】

米版のゴルシクが美しい

   加護を与えた後に場に並んだ『ヴァルカン』と『スピードローダー』から出す最優先対象です。落とす先は自分ターンに『スピードローダー』をコストにして『輪廻竜サンサーラ』、相手ターンに『Vivid Tail』が基本です。これによって相手ターンに2度目の加護がほぼ確定します。『Vivid Tail』を引いていたら『妖醒龍ラルバウール』を落とします。

【アロマセラフィースイート・マジョラム】
【恵みの風】

   『ヴァルカン』以外の☆6シンクロの選択肢です。①のサーチ先として採用している『恵みの風』と併せてランク6を組むための☆6の供給を安定させてくれます。
   こいつの活躍はそれだけに留まることはなく、『女神の加護』や『スピードローダー』の回復効果をトリガーにして相手の場を除去してくれます。加護を与えた際のライフアドのおかげで②の耐性による場持ちの良さも有難いですね。

【天獄の王】

   『女神の加護』に触るカード兼発動前の『女神の加護』を守るカードです。全体的に打点の低い当デッキにおいてメインから出せる火力の高さも魅力です。
   『女神の加護』を引いている時は『Vivid Tail』や☆6シンクロに繋ぐための『緊急テレポート』、『ワン・フォー・ワン』、『リトルオポジション』などをセットします。
   セットしたカードは次ターンのエンド時に除外されてしまいますが、セルフバウンス札が無い時に加護のトリガーとして使うことも出来るのでデメリットまで含め一切の無駄がありません。

【深淵の獣マグナムート】
【妖醒龍ラルバウール】

はよ緩和されて

『スピードローダー』をサーチ・回収するカードです。『ラルバウール』→『マグナムート』と出していくことで2体分の壁になりつつ『スピードローダー』に触ることが出来ます。
   ランク6の素材になれる☆6なのは都合が良く、後述の『ライフォビア』のデバフ下では頼りになる25打点も嬉しいです。序盤中盤終盤いつ引いても強い。

【輪廻竜サンサーラ】

一時期凄く高かった。定期購読のSins氏大勝利。
買うのがキツければ米版にしよう。

①の効果は使わず、②で『スピードローダー』や『マグナムート』を回収します。サルベージも出来る『マグナムート』あるしこいつ要らなくね?と思うかもしれませんが、起動効果で自ターンならすぐ撃てるのがとても重要です。エンドフェイズなんか待ってられない状況もありますし、最速パターンで2回目の加護を与える時はこいつが必須です。

【その他のカード】

【セイクリッド・トレミスM7】

   『ベアト』以外に使うランク6です。『スピードローダー』、『ヴァルカン』などを回収して次の加護に備える役割があります。『ベアト』+『サンサーラ』に気付くまではこちらが主流でした。
   この効果は相手のモンスター除去も出来るため、ビート要員にもなります。2枚採用していますが、☆9や10のシンクロが欲しい場面もあり、1枚入れ替えるかもしれません。

【PSYフレームロード・Ω】

   皆大好き汎用☆8シンクロです。当デッキでは主に②の効果を使って、再利用後に除外された『Vivid Tail』や『サンサーラ』、『ラルバウール』を墓地に戻して再々利用したりします。
   『ライフォビア』のデバフ下では3,000打点を超えられたりして普段とは違う強さを感じる時があります。

【ワンチャン!?】

   後述する『リフレクター』や『スモーク・モスキート』、『金華猫』をサーチします。このカードのデメリットを知っている人はもうピンと来たかもしれませんが、デメリットとして自分へのバーン効果が付いています。しかもその数値は2,000もあり、なんと3回目の加護の代わりになれてしまうのです。

【サイキック・リフレクター】
【バスター・モード】
【バスター・ビースト】
【緊急テレポート】

他3枚の画像は省略

   お手軽シンクロパッケージです。『緊急テレポート』から入ることで召喚権無しで『ヴァルカン』を出せる他、初動を引けなかった時に『マジョラム』や『Ω』を出してお茶を濁したりします。貫通札とまでは言いませんが、『緊テレ』は引けると嬉しいカードです。

【スモーク・モスキート】

定期購読大勝利案件その2

   いくら回復持ちとはいえ、『スピードローダー』が無い時や、LPが3,000以下の状態で『女神の加護』が除去されればそれはもう悲惨なことになりますから、LPはなるべく保つ必要があります。そんな時頼りになるのがこいつです。
   謎に付いている②の効果も返しのターンでランク6を組むのに使えます。『トレミス』を出せれば回収して再利用出来ます。

【金華猫】

Sins家は猫派

   召喚権を必要としますが、繰り返し『リフレクター』を出力出来ます。シンクロは3体しか入っていないものの、『リフレクター』から『ビースト』を☆6にして出せばエクシーズ召喚にも使用出来ます。

【暗影の闇霊使いダルク】

   主な出番は斬機初動の経由点ですが、②の効果で『スピードローダー』や『リフレクター』、『金華猫』、『モスキート』をサーチ出来ます。どれも有用なので出来れば破壊されて効果を使いたいところです。
   次項の斬機初動の過程でこのカードを最大2枚使いますが、パワー帯によっては2枚目を『S:Pリトルナイト』にする時もあります。2度目の『ダランベルシアン』でサーチするモンスターは後述します。

【フォーマッド・スキッパー】
【スケアクロー・ライトハート】
【パラレル・エクシード】
【肆世壊ライフォビア】

【スケアクロー・ライヒハート】
【肆世壊の新星】
【塊斬機ダランベルシアン】
【斬機サーキュラー】

【斬機ナブラ】
【斬機ダイヤ】

【斬機超階乗】
【御影志士】
※画像は省略

   言わずと知れた"斬機初動"メンバーズ。これで『天獄の王』→『女神の加護』と触ります。
   初動が済めばやることは無いのでスキッパーは1枚のみとし、引き込みは『サイバネット・マイニング』でカバーします。

   『ライフォビア』のデバフ効果と除去効果はかなり強力で、守備モンスターが数体居るだけで『天獄の王』や『ベアトリーチェ』の硬さが跳ね上がりますし、カードの発動を伴わない除去効果も妨害持ちや伏せカード、置物を退かすのに一役買ってくれるため、活躍の場面は多いです。

   『新星』は『ヴィサス』や『ライヒハート』を蘇生することでシンクロやエクシーズに使用します。また、『ヴィサス=サンサーラ』から入る場合は初動中に必要となります。

【道化鳥ラフィンパフィン】

お前誰?って顔されることも少なくない

   『ダランベルシアン』(2度目)でサーチするカードです。『ライフォビア』や『女神の加護』が発動されていると特殊召喚でき、②の効果でバウンス出来ます。『ヴァルカン』にも『Vivid Tail』にも触れない時はこいつがトリガーになります。たまーにですが特殊召喚→ヴィサス=スタフロストで爆破とかやる時もあります。

【バオバブーン】

   『ヴィサス=スタフロスト』と併せて手札交換要員兼壁として使います。植物族であるため、『恵みの風』の回復効果のコストにも利用でき、デッキに戻せば再出力できる可能性もあります。以前は『フォーチュンチュン』を採用しており、より壁としての役割が強いカードでした。
   現状は2体並べた後が『ダルク』か『スカルデット』の素材くらいなので☆9シンクロで良いのがいたら採用するかもしれません。

【ヴィサス=スタフロスト】

   『バオバブーン』を叩き割ったりエクシーズ素材になるのが主な仕事ですが、『キャシー・イヴL2』と組み合わせることで☆6や☆8のシンクロに繋げることも出来ます。これだけ世壊組採用してるのになんでヴィシャス入ってないの

【ヴィサス=サンサーラ】

前後のどちらを略称にしても輪廻竜サンサーラか
ヴィサス=スタフロストと被る厄介なカード名
デッキでもヴィサス=スタフロストにならんかい

   サーチ札が無いため優先度は低いものの、1枚から斬機初動に入れるカードです。こいつから入った場合は『新星』が余らないのと、『スキッパー』が死に札になるのでその後の立ち回りでは注意が必要になります。
   初動のみならず中盤以降に引いた際には特殊召喚可能な☆4チューナーとしてシンクロに使用することも出来る非常に優秀なモンスターです。
   それにしてもメリット効果しかない☆4チューナーとはとんでもない時代になったもんだ。

【リトル・オポジション】

   『リフレクター』や『ラルバウール』の出力に使います。2回目以降の『天獄の王』でセットし、自ターンに使いたいカードです。相手が表でモンスターを出してくれれば、表しか対象に取れない『ヴァルカン』の的を用意出来ます。『緊テレ』は準制限なので、『リフレクター』に触れる札は多いに越したことはありません。

【鎖龍蛇ースカルデット】

   当デッキの初動は完璧ではなく、成功しても『スピードローダー』は別の方法で触らなければいけません。更に、初動札の枚数はかなり抑えているため、毎回引けるとも限りません。そういった時に無理矢理横展開してこいつで引きにいったりします。
   300のバフも『ライフォビア』のデバフと一緒にすれば結構馬鹿になりません。ss効果も引き込んだ初動の出力に使えるため、全効果フル活用です。

【旋壊のヴェスペネイト】

全てがかっこいいカード

   斬機初動で出した『御影志士』に重ねます。ビート要員の1体で、貫通効果によって攻守問わずライフを削りにいけます。
   但し、自力で素材を吐けないため、『超階乗』を発動するには自身が倒される必要があります。蘇生効果持ち故に放置されることもあり、運用が難しいカードでもあります。

【戦い方】


もう一度レシピをどん!

   ここからはデュエル中のお話になります。

【理想】

   理想の展開パターンはこんな感じです。
・自分1ターン目
   斬機初動。盤面に『ダルク』、『超階乗』、
   手札に公開状態の『天獄の王』
・相手1ターン目
   『超階乗』発動、『ダランベルシアン』召喚。
   効果で『ラフィンパフィン』サーチ。
   『天獄の王』特殊召喚、『女神の加護』セット。
・自分2ターン目
    ここまでに素引で『スピードローダー』、
   『リフレクター』または『緊テレ』。
    『女神の加護』発動、『リフレクター』で
    『ヴァルカン』をシンクロ召喚。相手の場の
    表側カードと『女神の加護』をバウンス。
    3,000ダメージを受け『スピードローダー』を
    発動し、1加護。盤面によっては殴る。
 
  メイン2に『スピードローダー』と
    『ヴァルカン』で『ベアトリーチェ』、
    『スピードローダー』をコストに墓地へ
    『サンサーラ』を送る。効果で『スピード
   ローダー』回収。『女神の加護』セット。
・相手2ターン目
   『女神の加護』発動。『ベアト』で
   『Vivid Tail』を墓地へ、そのまま効果を使い
    『女神の加護』をバウンス、3,000ダメージを
    受け、『スピードローダー』を発動、2加護。
・自分3ターン目
   ここまでに『Ω』を出す手段か2枚目の
   『Vivid Tail』を確保。セットした『Vivid』を
   発動、『スピードローダー』をバウンス。
   前ターンに戻した『女神の加護』をセット。
   『Ω』を出すか、2枚目の『Vivid』があれば
    それをセット。
・相手3ターン目
   スタンバイフェイズに『女神の加護』発動。
   『Ω』で戻した1枚目か、セットした2枚目の
   『Vivid』で『女神の加護』バウンス、3,000
   ダメージを受け、『スピードローダー』を発動、
   3加護
・自分4ターン目
   自分3ターン目に『Ω』も『Vivid』も無ければ
   ここで『ラフィンパフィン』を使って『女神の
   加護』をバウンス、3,000ダメージを受け、
   『スピードローダー』を発動、3加護

【現実】

   実際は初動を引けなかったり『スピードローダー』に触れないことも多々ありますので、そういった時は残LPに注意しながら6軸ビート風に戦ったり、『スカルデット』や『バオバブーン』でこっそりパーツを集めにいったりします。
   逆に初動+『女神の加護』素引のような時は、
『ワンフォーワン』をセットして『ラルバ』→『スピードローダー』と触れますし、初手でパーツが全て揃う時もあります。
   勝ち筋はあくまで加護であり、他のカードは
加護に辿り着くためのものか加護のパーツと組み合わせて戦えるカードが中心なので、デュエル展開はその時次第で様々です。そりゃそうだろ

【このデッキの強み】

   明確にあると思っているのは、1発辺りのダメージが大きい割に1度決まると連続で加護を与えやすい点です。コンボの再現性が高い、という表現が近いですかね?基本的にバウンスで起動するコンボなのでパーツの幾つかが手元に残るんですよね。しかも手元に残らないバウンス要員は再利用効果持ちがいると来ています。
   もう1つあるとしたら、バーンを使う故に相手の場に影響されず勝ちを狙える点ですね。制圧系は辛いですが、相手のモンスターが倒せなくてもそれを放置して加護を与えれば勝てます。

   他にもあるんじゃないかとは思いますが、正直実感が無いので対戦してくれた人の方が分かるかもしれません。もし何かあったら教えてください。

【このデッキの弱み】

   こっちは幾つか挙げることが出来ます。1つは必要なコンボパーツが多い点です。3枚ですよ3枚。1枚初動が珍しくもない時代にこれは厳しいです。特に『スピードローダー』。嘗てハリラドン初動を使っていた頃は『ルイキューピット』の効果で確実に初動で触れてたんですけどね…。
   2つ目は全体的にステータスが低い点です。カード紹介でも繰り返し書いていましたが、"『ライフォビア』のデバフがあれば強い"というのは、"なければそんな強くない"ということです。EXから出す汎用エースも特にいないので、最大打点は『天獄の王』の3,000ですし。
   3つ目は当然のことですが、『女神の加護』をバウンスさせてもらえず除去されると回収手段が無い点です。『女神の加護』自体は3積みしているので、コンボが成立さえすれば破壊だろうが除外だろうが勝ち切れるようにはなっています。が、それをさせてもらえなかった場合はもはや圧の弱い6軸ビートです。

【使ってて楽しいところ】

   上手く伝わるか分からないのですが、相手に詰みデュエル的状況を押し付けられるところです。具体的に言えば、"2加護を決めて後1回加護を与えれば勝ち"且つ既にコンボの準備は整っており、「このターン中に阻止しないと次ターンで負けですよ」という状況が割と起こります。
   
自分のいる所謂カジュアル環境において、無効系の妨害が立つことは少ないため、多くの場合そのデッキの個性、そして限られたフェイズと限られたリソースで以て状況の打破が必要になります。
   「どんな方法でコンボを阻止するんだ…!?」と待つ時間、これが楽しくない訳が無い!なんなら負けても楽しい。
   実際はフリチェ除去の使い方次第で容易に突破できてしまいますが、時折驚くべき方法で突破されることがあります。最近あった例でいくと、"モンスターの送り付け効果を複数回使用し、こちらの空いている場を埋めつくして『スピードローダー』の効果を撃てなくする"ことで加護を封じられたことがあります。何それ?

【変遷】

   ここしばらくは斬機初動で落ち着いていますが、リミットレギュレーションやカードプールの影響でころころ初動が変わってきました。"ハリラドン""ユニキャブロドラ"などですね。その時その時で初動中に触れるパーツは変わるので、触れないパーツを持ってくるカードも都度変えなければなりませんでした。

・ハリラドン期①

この頃はハイド・ライドまだ高かったんや

   左右→リーパーから入り、"スタバによる1妨害+『スピードローダー』のサーチ+次ターンの左サーチによる『ヴァルカン』確保"までを行う初動でした。『女神の加護』は素引or『天獄の王』で持ってくる算段ですね。『スピードローダー』の再利用は『トレミス』と『ドリル・ウォリアー』で行っていました。
   『憑依覚醒』による高打点の確保や、『スタバ』による恒久的な妨害、相手ターンでのアクセルシンクロ『ヴァルカン』など今の型には無い強みが見られます。

・ハリラドン期②

イヤホンを何のために入れてたか忘れた

   左右とスタバ周りが抜け、『スキッパー』から『天獄の王』による『女神の加護』の確保、『マジョラム』召喚、『スピードローダー』のサーチ"までを行う初動でした。
   『Vivid Tail』の登場により、『女神の加護』或いは『Vivid Tail』を素引していればもう片方を『天獄の王』でセットすることで加護が決まるようになりました。戦闘力と引き換えにコンボの成立をより早める型ですね。

・ユニキャブロドラ期

衝撃のギガンテス複数採用

『ハリファイバー』が死んだ後の型です。嘗て『ハリファイバー』を出していた部分を『ユニオン・キャリアー』に変え、『御影志士』に『ブロックドラゴン』を装備後、『ヴェスペネイト』にしてサーチを使います。"『天獄の王』による『女神の加護』の確保、『ベアトリーチェ』による『スピードローダー』の確保"までを行う初動でした。
   今では2加護目の準備に使ってる『ベアト』ですが、この頃は初動要員だったんですね。

【終わりに】

    クッッッッッソ長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

   以前はインプットもアウトプットも大量に行うTwitterライフだったのですが、いつしかインプットばかりとなり、最近では寝落ち連発でインプットもままならない寝落ちX芸人と化しておりました。よく「ヲタク活動を出来なくなったキモヲタはただのキモいやつになる」と言いますが、自分もほぼソレになりかけていたのです。
   これはいかんぞということでnoteに手を出しましたが、ここまで来るのにだいぶかかってしまいましたね。(隙無くとも自分語り)

   自分はユベリストですが、それ以前に1YPでもあるのでユベル以外も色々使います。そんな中でもお気に入りがこのデッキです。他に使ってる人もあんまり見ませんし、少しは個性出てるかなーと思ってます。

   やる気が出たらユベルやそれ以外のデッキでも書いてみたいと思います。もし機会があれば、読んでいただけたらと思います。

   それでは、いつか次の記事でお会いしましょう。

おわり。

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