見出し画像

双極症を発症した大学時代を振り返って思ったこと~双極症のたま~

双極症のたまです。
このあいだ、大学時代を振り返ったので、その感想を述べます。まだ見てない方はぜひこちらもご覧ください。

体調を振り返るのは簡単ではありません。当時のつらい気持ちを思い出したり、また同じことを繰り返すのではと不安になったり。振り返る目的は病気で困っている自分を助けることなので、むやみに自分の悪かったところを探して責めることはしません。反省ゼロの感想を述べます。

発症のきっかけ

大学入学と転居、一人暮らしがきっかけになったのではと想像できますが、これは証明できないことです。たとえば実家から通える大学に進学していたら発症しなかったかというとわかりません。

毎年7月にいらいらしたり疲れたりしている

大学の試験後だったからかもしれないし、毎年の演奏旅行が負担だったのかもしれません。大学を卒業してからはとくに7月にいらいらすることはありません。いらいらには疲れが影響するのかなと思いました。

いらいらを自覚してまわりに迷惑をかけないようにしたかった

大学時代はいらいらのまま、友達や後輩にきついことを言ったり、先生や先輩に失礼なことを言ったりしました。迷惑をかけてしまったなと思っています。いまもいらいらには悩んでいるので、別の機会に改めて考えようと思います。

毎年冬に体調が悪くなっている

大学時代は実家から遠く気候の異なる土地に住んでいました。地元は冬は毎日天気がいいのですが、大学時代は冬にどんよりとした天気が続き残念だといつも思っていました。そんな気候が影響したのでしょうか。

毎年12月に行われる定期演奏会が負担だった可能性がありますが、定期演奏会の前に体調が悪くなるけれど演奏会まではなんとか頑張れていたので、ストレスというより支えになっていたのかなと思います。前期試験は問題なかったので、試験が負担だったということもないかなと思います。いまはとくに冬に体調を崩すことはありません。

だんだん状態は良くなっている

大雑把にみると大学2年生でいちばん大変だったうつを経験したあと、体調はよくなってきています。医療につながったことと、家族もわたしの病気を知り、支援が得られるようになったことが大きいと思います。

躁状態やうつ状態になったきっかけがない

とくになにが辛い、ストレスになっているという記録がまったくありませんでした。きっかけなく体調が変化していたのでしょう。いまも同じです。

たとえば、気分が落ちこみ家事ができず薄暗い部屋で何日も横になっていた次の朝、急にエネルギーを感じ気分が明るくなり、部屋をあっという間に片づけて出かけていったことがあります。何がきっかけなのかまったくわかりません。

ストレスを自覚できていなかったということも考えられますが、わたしの体調の変化にはストレスは関係ないと考えるほうがしっくりきます。

自由な生活リズムはよくなかったかもしれない

好きなときに徹夜で遊んだり、楽器の練習をしたり。あまり寝なかったことは気分を不安定にしていたかもしれません。生活リズムを整えようということは先生から教わらなかったし、わたしも勉強不足で知りませんでした。いまは睡眠リズムを管理できていて、そのほうが疲れないと感じています。

ひどい食欲不振

大学時代の食欲不振は拒食状態といえるほどで、つらいときに自傷行為のように食べないことで気持ちを維持していたのかと思います。前ほどじゃないけれど、いまもつらいときに食べなくなります。いつでもゆっくり休めるわけではないから、こんな方法でも頑張らないといけないときがあります。だから、ときどき食べなくなることは自分で否定していないのですが、こういうときにはもっといい解決法がある気がします。考えていきたいです。

もっとまわりの人を頼ればよかった

大学時代は誰にも相談しないで病気をどうにかしなければならないと思っていましたし、実際そうしました。学校は実家から遠い場所でしたが、近くにおばが住んでいました。生活できなくなったときは頼ればよかったと思います。大学には留年してから相談に乗ってもらいましたが、非常に理解があり、もっと早く相談すればよかったと思います。病気の知識を患者ひとりで集めるのは限界があったので、先生に聞いたり、相談窓口を紹介してもらえばよかったと思います。

実家暮らしだったら、もう少し大学に行けてたかも

いまはつらいときは実家から出勤しています。そのおかげで頑張れている部分が大きいです。

これは振り返りからは読み取れないわたしの思い出なんだけど

大学時代は「いまうつ状態か躁状態か」ということを気にしすぎていました。それがストレスになっていたと思います。いまはもっとリラックスして症状を確認できていると思います。

おわりに

大学時代を振り返った感想でした。病気はなかなかコントロールできないけれど、病気とのつきあいかたは確実に上手になっていると感じました。食欲不振やいらいらなど、まだ解決できていない課題も見つかったので今後考えたいです。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?