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【何も記憶に残らない】

写真と言えば、スマホでパシャリ。
最近は本当に便利ですよね
スマホにデジカメ並みの解像度。

気が向いた時にさっと取り出せる
文明の利器。

人々は
カメラという機能を手にしてから
常に何かを撮り続けています。

楽しい思い出。

例えば
子供のイベント、
入学式や運動会。

旅行先での食べ物、風景。

習い事の発表会。

記念日。

カメラを通して観るその世界。
そういう出来事があったという証を
残しておきたいという想い。

でもそれって
あなたの記憶に残りますか?

写真におさめればおさめる程
膨大な『記録』だけが残っていく。

こうしていつしか人は
脳で『記憶』するという行為を
やめてしまいました。

だって
撮っただけで満足してませんか?

沢山の写真を撮れば
自分は覚えていなくてもよくなって、
いつだって写真から思い出を引っ張り出せる。

生の景色も写真も変わらない、
そう思ってる。

でも写真って
感覚を記録することはできません。

その時の
気温、
暑かった、寒かった
匂い
肌で感じるもの

画面越しで景色を追ってるから
それに夢中になって
何かを感じる事がありません。

意識してないから
あなたの脳には何も残らない。

写真が無いと何も思い出せない。

記憶することをやめてしまった人に
一体何が残るのか?
何も残らない。

あなたの人生はそのうちデータのみに
なってしまうでしょう。

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