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EN TEAのお茶と和菓子のペアリングイベント参加報告

こんにちは。遠藤霜空そうくうです。
煎茶道 黄檗売茶流おうばくばいさりゅう 準師範、日本茶インストラクターとして活動しています。

先日、三越伊勢丹主催のお茶と和菓子のペアリングイベントに参加してきました。今回のnoteでは、イベントの参加報告をしたいと思います。

和菓子コミュニティ「わがしのわ」

今回参加したイベントは、三越伊勢丹が運営する和菓子コミュニティ「わがしのわ」メンバー限定のイベントです。

「わがしのわ」に参加すると、専用のWebポータルで以下の3つのことを行えます。是非みなさん、参加してみてください。

  1. メンバー同士の情報交換・交流
    Webポータルには掲示板機能があり、メンバー同士で和菓子について情報交換できます。また、定期的にオンライン座談会が開催されていて、メンバーや三越伊勢丹の和菓子バイヤーと交流することができます。

  2. メンバー限定のスペシャルコンテンツ
    和菓子バイヤーによる和菓子レポートや和菓子の販売スケジュールなど、メンバー限定のコンテンツを見ることができます。

  3. メンバー限定の特別なイベント
    和菓子の食べ比べイベントや、三越伊勢丹で開催されるイベントの概要や商品を紹介する「プレス展示会」など、メンバー限定のイベントに参加できます。

ENえん TEAてぃー〉のお茶と和菓子のペアリングイベント

今回参加したイベントは、「〈ENえん TEAてぃー〉のお茶と和菓子のペアリングイベント」です。

ENえん TEAてぃー

ENえん TEAてぃーは、『「美味しい」ではない、「美しい味」の茶を多くの人へ』をコンセプトに、2017年にスタートした茶葉ブランドです。

お茶をとりまくヒトやコトの調和がとれた「美しいお茶」づくりを目指しています。パッケージには、イラストレーターeri2winえりつぃんさんの植物画があしらわれていて、お茶が自然の恵みであることを表しています。

パッケージに添えられた植物画

イベントでは、ENえん TEAてぃーの水出し緑茶、麦茶、ほうじ茶と以下の3つの和菓子とのペアリングを楽しみました。

CONGALIこんがり文明堂:御笠山(どら焼き)

CONGALIこんがり文明堂は、文明堂東京が「匠の焼きの技術」を集結させた伊勢丹新宿店だけの新ブランドです。

御笠山は、新宿工房で職人が焼き上げたどら焼きです。北海道産小豆の旨味を生かして、柔らかく炊き上げたこだわりの餡が特徴です。

銀座あけぼの:白玉豆大福(つぶあん)

銀座あけぼのは、終戦直後の1948年に銀座4丁目交差点近くに、冬はおしるこ、夏はかき氷の店として誕生しました。店名の「あけぼの」には、「新しい日本の夜明け」を願う気持が込められています。

白玉豆大福は、20年以上にわたって生菓子で一番の人気を誇ります。モチモチとしたやわらかい生地と、生地に合うように柔らかく仕上げられた甘い豆が特徴です。

赤坂柿山:慶長(醤油、しぶき海苔)

赤坂柿山は、1971年創業のあられ・おかきの専門店です。「類ありて比なし」という哲学を創業以来受け継いでいます。

「慶長」は、赤坂柿山を代表するおかきです。お米の美味しさや表情の豊かさそのものを伝えたいと生み出されました。

お茶と和菓子のペアリングの基本

ENえん TEAてぃー丸若裕俊まるわかひろとし代表に教えていただいた日本茶と和菓子をペアリング方法は、フレッシュな生菓子にはフレッシュなお茶を、香ばしいお菓子には香ばしいお茶を合わせるというもの。

これは、料理(和菓子)とドリンク(日本茶)の「フレーバー」に着目して、それぞれのフレーバーを同調させて相乗効果を狙う目的があるのかなと思います。

今回お出しいただいた日本茶と和菓子の場合、フレッシュな豆大福には煎茶を、香ばしいおかきにはほうじ茶を、中間に位置するどら焼きには麦茶を合わせると相性が良いということです。
特におかきとほうじ茶の組み合わせは、お互いの香ばしさが重なり合って満足度が増すだけでなく、おかきの塩気とほうじ茶の甘さが補完し合って豊かな味わいになりました。

ただし、ヒトが美味しいと感じる味や食材の組み合わせには個人差があります。基本となる考え方を理解しつつ、ご自身が美味しいと感じる味を探していただくと、和菓子やお茶を一層楽しんでいただけると思います。


最後に私が開催している煎茶道教室のご紹介です。日本橋・人形町で黄檗売茶流おうばくばいさりゅうの煎茶道教室を開催しています。煎茶道だけでなく、日本茶や日本文化について皆さんと一緒に学んでいきたいと思っています。是非遊びにきてください。

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