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【pairs日記:No.7】 お酒を飲み過ぎて不合格になった件

前回は、やれたかも委員会があったら、満場一致でやれた判定だと思われるような案件でした。

マッチングアプリをやっている方の話を聞くと、たまに「自分みたいな人がマッチするわけない……。」と仰る方がいます。確かにイケメンだったりお金持ちであれば、それ相応に有利になるのは否定できません。

ただ、どんな方でもきっちりとした写真とプロフィールを準備していれば、一定数のチャンスが来ます。イケメンに比べたら数は少ないかもしれませんが、それでもゼロではありません。

大事なのは、そのチャンスを逃さないこと。そしてチャンスを逃さないために、幾度も失敗を重ねることです。傍から見るとモテている人も、裏側では相当数の失敗をしています。

年齢を重ねていくと、失敗できる数がどんどん減っていきます。焦る必要はまったくありませんが、それでも失敗できる数が多いというのはとても貴重です。

自分のこの失敗が、皆さんの貴重な失敗の数の足しに少しでもなっていたら本望です。


・0日目:出会い

さて、いつものごとくマッチングしていきます。今回はヒロエさん(仮名)という方のお話です。

この頃から私は、居酒屋に行きたいのにお酒が嫌いな人と関係を進めてもしょうがないなと思い始め、少しづつ相手を選ぶようになってきました。

モテないやつがなに選り好みしてんだってツッコミがくるかもしれませんが、これも大事なことです。何でもかんでもマッチした方にメッセージを送っていると、1つ1つのクオリティがどんどん下がります。

これでは本当に良いと思った人との関係が進む可能性をふいにしてしまうかもしれません。モテるというのは誰かれ構わず好意を寄せられる人のことではなく、自分が良いと思った人から好かれることを指すのだと、私は強く思っています。

そんな中でマッチしたヒロエさんですが、清楚な顔立ちで帽子が似合う方で、笑顔でぶどう狩りをしている写真が印象的な女の子でした。無事、お酒好きな方です(笑)

この頃から次第にメッセージをどう送ればいいかもなんとなくわかってくるようになり、プロフィールに軽く触れつつ、温まってきたと思ったら早めにご飯に誘うよう心がけていました。

ヒロエさんも乗り気に「行きましょう!」と返事をいただき、程なくして彼の地三軒茶屋で会う約束を取り付けることとなったのです。

・1日目:飲み会

待ち合わせ場所で会ったヒロエさんは写真に違わず可愛らしい方で、仕事終わりで大きな荷物を持っていたことを覚えています。

ここで一つの疑問が生まれます。それは「大きい荷物を持っていたら、自分が代わりに持ってあげるべきなのか?」ということです。

結論から言うと、個人的にはノーです。

初めて出会った方にどこまで親切にするか、という点はすごく難しいのですが、以下の点がノーと考える理由になっています。

・初めて出会う人に対して、女の子側は少なからず疑念を持っていること。
 →この人に自分の荷物を預けて大丈夫か、確信を持てないということです。それもそうですね。

・こいつは荷物を持って媚びようとする人間だ、と思われること。
 →ちょっと言い方がキツいですが、このままの意味です。明確にこう思う女の子は少ないと思うのですが、タチが悪いのは女の子の無意識にこれが刷り込まれる点です。

この時の自分は余計なことをしない方がいいかなと、たまたま何も言うことなくにお店に向かうのでした。

お店では仕事の話や趣味の話をメインでしていたのですが、これまでの反省を活かして、恋愛系の話もできるようになっていました。話している途中でヒロエさんが明るい表情になっていたのを覚えています。手応えありですね。

2軒目にも行ったのですが、雰囲気のあるバーに行くことにしました。ムード作りという面でもこれは正解だったと思います。

が……、

ここでお酒好きな自分の悪いところが出ます。それは「飲みすぎてしまった。」ということです……。

相手が酔うのは良いのですが、自分が酔ったらだめ、そんなん誰でもわかりますよね。ただし一度は失敗しないとわからないのが私です!

雰囲気は良く、盛り上がりはしたのですが、マッチングアプリをしているのは女の事と楽しくお酒を飲みたかったからでしょうか?

いえ、そんなことではなかったはずです。飲みたければ一人で飲み屋に行けばいい話です。

結局ヒロエさんとは、2軒目の終わりに解散してしまうことになります。

・2日目:無事に……。

ゆっくり休んで次の日に、ヒロエさんには無事に帰れましたか?と一言連絡を送りました。お前がな……、という声も聞こえてきますが。

最初はやり取りが続いていたのですが、最終的には連絡が途絶えることになってしまいました……。これも当たり前と言えば当たり前です。

前回、鉄は熱いうちに打てと言いましたが、これでは熱かったかどうかもわかりません。

もう何度目なのかもわかりませんが、ヒロエさんとの関係は終了を迎えてしまいました。

・まとめ

このデートから学んだことですが、さすがに「飲み過ぎるな」、でまとめることはありません(笑)

今回の教訓は、

・相手を置き去りにするな

です。

1対1のデートでは、必ず2人で雰囲気を作ることになります。片方が楽しいけど、もう片方が楽しくない、といった場が盛り上がることはありません。

このように2人で場を作り上げることを、合意形成と呼ぶことがあります。

ヒロエさんは確かに飲んで色々とお話ししてそれなりに楽しんでいたとは思うのですが、自分との差にドン引きしてしまい、合意形成に至れなかったのだと容易に分析できますね。

この合意形成については以下の記事でしっかり言及していますので、ぜひご一読ください!
・(記事は現在準備中となります。)

たくさん失敗を重ねてきて、徐々にやり方を掴んできている気もするタイミングですが、実はこの後3か月ほどアプリから離れてしまいます。

失敗しすぎて心が疲れてしまった自分がそこにはありました。

そしてこの3か月間の中でマッチングアプリに精通した方に教訓をいただき復活することになるのですが、そこから急成長を遂げることになります。

記事の間隔としてはすぐですが、3か月後には思いがけず成功の一歩を掴むこととなるのです。

もちろん順調に成功だけを収められる訳ではないのですが、その変化を楽しんでいただければと思います。

また次回にお会いしましょう!

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