フィンランド語の世界をのぞいてみる
最近なんとなくフィンランドに興味があって、こんな本を手に取りました。その名も『フィンランド語のしくみ』。
フィンランドへの憧れだけで読みはじめたので元々フィンランド語の知識は全くなかったのですが、それでも楽しく読めました。
文体もデザインもミニマルで美しい本です。
時折見られるおちゃめなユーモアにくすりとしながら読みすすめました。フィンランド語をさっと見渡すことができた気がします。
この本にはむずかしい文法用語もほとんど出てこず、「しくみ」や「しるし」などのやさしい言葉に言い換えられていました。母音調和なんて「母音の仲間割れ」と、とてもかわいらしい呼び方に。
🌲
まえがきにはこんなことが書かれています。
使えるようになるためというより、楽しむための語学書なんですね。
たしかに文法などと同時にフィンランドの文化にも触れられているので、言語の勉強から暮らしや景色を想像することができて、とてもわくわくしました。
シンプルでやわらかな文体も素敵で、フィンランド語の先生がやさしく静かにお話ししてくれているよう。
心なしか出てくる例文もフィンランドの空気をまとっているように感じられて、ときめいてしまいます。
たしかフィンランドはロウソクの消費量1位だったような?
ーーフィンランドっぽい! 行ったこともないのであくまでもイメージでしかないのですが…。
🇫🇮
まずは例文を見せられて、「そこにどんなルールがあるのか考えてみて〜」と問いかけられるスタイルも面白かったです。クイズみたい。
自分で考えてみたルールが当たっていると、「私フィンランド語の才能あるかも?!」と喜んじゃったり。
フィンランド語の世界をのぞいてみることができて楽しかったです。もっと深入りしたくなってきたかも…!
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