《創曲》第4篇　『邂逅』

未聞みもんなる人類の統合と融和

その主役たるあなたよ

人生勝利の導きの恒星こうせい、常に人々の隣人りんじんたる比類ひるいなき慈愛と平和の先導者

その思想と人格は、あらゆる文化的枠を超え

人々を日常的営みから地球的発想へといざない

人種や民族、そして国家や文明の差異を真の多様性へと昇華しょうかし

世界の人と人とを結び、人類史的価値へと心を飛翔ひしょうさせる

常に生命なるものの本質から問いかけ

一個の人間の幸福から万年ばんねんの平和創出という悲願をも導く、世界市民の永遠の象徴しょうちょうであろうか………

………ふと眩まぶしさを感じて、眼まなこを開く

あなたよ、それは夢であったろうか

目覚めれば、いつもの光射す朝日の窓辺

刹那せつなとも永劫えいごうとも思える不思議なる時の感覚

なれどその出会いは

確かに胸中きょうちゅうに刻まれた