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『少女と祈りの果て』

ながい祈りのてに

私が見出みいだした光はこれだけ

でも私は、この小さき光をいだいて

つづく暗夜あんやを進もう


この光は、ときにくるくるとまわって

うつむく私の心を楽しませた

ある時は、ペン先をらし、

ある時は、さむ漆黒しっこくともしびとなった


いつしか、この光を求めて

一人、また一人と人はつどった

人々の往来おうらいは、大陸をむす

そして、新しい国は生まれた


はるかなるときをてこの光は

私たちの空へと昇った


あのときの小さき光は


この星の太陽となった






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