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《創曲》第1篇 『胎動』

勃興ぼっこうする大いなる力よ

巨山きょざんを生み出すが如く、生命の地殻変動ちかくへんどうは起こらんとしている

人々よ、そして、永遠なる青年よ

あなたの手の中に、未来は胎動たいどう

その鼓動こどうは、あらん限りのエネルギーを横溢おういつさせ、歴史転換の暁鐘ぎょうしょうとなって大気を打つ

連関の宇宙は、その純粋にしてするど一念いちねんに呼応し

その求心力は金剛こんごうの車軸となって、轟音ごうおんを上げる

深くおろされた種子は、いつしか芽吹めぶき、悠々ゆうゆうたる葉を茂らせ、巨木きょぼくとなって天を

天より舞い慈雨じうは、源流となって、高きより流れで、滔々とうとうたる大河となって、大海へとそそぐ

ああ、人間共和と尊厳の地平より、真実の太陽はのぼらんとするか

善なる光をこばみたいのなら、影に隠れてみるがよい

しかし、善悪のせめぎ合いのなか、光求めて歩むとき、みずからの真性しんせいの価値を、その心奥しんおうより自得じとくする

希望たる光源は、知らずのうちに、あなたを見守り待っている

真実を求めたる人々よ、今こそこうべを上げよ

あふれる光を祝福し、新生のあした歓待かんたいせよ

時代を開く物語は、まだ始まったばかりだ

第2篇 ⇩

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