見出し画像

僕は○○すら食す『食は作業ではない、冒険だ。』

僕は多くの場面で非日常を優先する。
非日常を選択した方が刺激的で、新たな学びも有るからだ。

…とカッコ良い言い方をしているが、要は”飽きっぽい”のだ。

20代後半にして、すぐに手の届く「食」には飽きた気になっていたような男なので、

「何食べたい?」と聞かれても
「特に無い(何選んだってどんな味か予想出来るし…)」が本音だ。

だから僕のメニュー選びは半分ネタに走りがちで、見たことない名前や食材は必ず注文する。

そんな好奇心旺盛な僕は、

「どうしても行きたい昆虫食の店があるため、かなりハードな覚悟をしていただく必要はあります。」

というK氏のお声がけに、二つ返事で

「行きたいです」

と返信していた。

━━━━━━━━━━━━
▼ 僕は昆虫すら食す
『食は作業ではない、冒険だ。』
━━━━━━━━━━━━
その昆虫食レストランは、東京馬喰町にある

『ANTCICADA(アントシカダ)』。

大通りから一本入ったところに有るのでそもそも見つけにくいのだが、まるで魔力を持たないマグル*には見つけられないんじゃないかというくらい全く主張のない看板だ。
*ハリーポッターの作中で用いられている非魔法族を指す言葉


「本当にココなんだろうか…?」

と疑心暗鬼になりながらも、虫の足をイメージさせるロゴと、カブトムシが寄ってきそうな木の枝をあしらったドアの取っ手から察するに”ココ”で間違いない。

恐る恐る入ると、予想とは裏腹にめちゃくちゃお洒落な空間が広がっていた。

壁には蜂の巣をイメージさせるような棚があり、その上には「魔法生物でも閉じ込められているんじゃないか?」と思わせるような大きなビンがたくさん並んでいる。

そんな空間でコオロギの鳴き声をBGMに、昆虫食やジビエのフルコースとペアリングのドリンクをいただく。
中には昆虫の出汁を使用したドリンク有り、拘りの強さが伺える。
#Codawari

スタッフを囲むような”コ”の字型のテーブルに着き、シェフから料理をサーブしてもらうのだが、やはりここも一流を感じさせる。

旬の昆虫がどこでどのように育てられているものか
その昆虫をいかに調理したのか
何をイメージして組み合わせの野菜を選び
何をイメージして盛り付けているか

等など詳細に語ってくれる。

「昆虫にも”旬”って有るんだ!?」等とツッコミどころが満載過ぎるのでお話の内容が面白いのはもちろん、それを語ってくれるスタッフの溢れんばかりの愛が感じられて面白い。

女性スタッフが、虫かごに入った大人の手のひらほど大きい女王バチを「可愛いでしょ?ペットなんです」と嬉々として見せてきた時には我々一同もその日一番の笑顔を返すしかなかった。

もちろん味も間違い無い。

本当に昆虫から出来ているのか?捕まえて調理してサーブするまで密着しないことにはにわかには信じ難いくらいだ。


世界観を徹底して貫かれているレストランの内装や、工夫を凝らされた飽きさせないカトラリー、拘りぬかれたお料理やペアリングの一品一品。

事細かに描写を始めるとそれだけで一年分の記事が書けてしまうのでこのあたりで割愛するが、店を後にしたときに感じる余韻は


『食は作業ではない、冒険だ。』


という言葉の通り、まるで夢の国で冒険を楽しみ尽くした後の帰り道に感じる余韻に近い。


みなさんも一度、まるでハリーポッターの世界に迷い込んだような不思議な食べ物に舌鼓を打ち、ディズニーランドにいるかのようなエンタメを感じてみてはいかがだろうか。

オシャレな雰囲気が有り、ツッコミどころも満載で会話も途切れようが無いので、デートで使われても良いかもしれない。

逆にもしデートで利用している僕と鉢合わせたらそっとしておいていただけるとありがたい。

もし飛び込む勇気が無い方はリプライやDMなどでお声がけいただきたい。

僕は春夏秋冬必ず一度ずつは足を運ぶことを決めているものの、ご一緒いただけるもの好きを探しているのだから。


PS(追伸)  
配信時間がバラバラですが、LINEで繋がっていれば読み逃し無くお楽しみいただけます。


#ANTCICADA
#eatbugs
#昆虫食
#タガメ
#コオロギ
#ザザ虫
#コオロギラーメン
#ハリーポッター
#ハリーポッターの世界
#HARRYPOTTER
#マグル
#ディズニー
#ディズニーランド
#Disney
#DisneyLand
#DisneySea
#DisneyResort
#TDL
#TDS
#TDR

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?