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『Wayward』というゲームが面白い

『Wayward』というゲームを御存じだろうか。
unlokという開発陣?が開発したゲームで、ジャンルとしてはサバイバルローグライクゲームという括りになるらしい。
無人島に流れ着いた主人公が、アイテムを採集したりクラフトしたりしながら生存&脱出を目指すゲームだ。
このゲーム、ネットが繋がる環境であればブラウザで無料で遊べて、その上結構楽しいのでたまに思い出してはプレイしている。
プレイは以下のURLにアクセスすれば可能。

ただこのゲーム、めちゃくちゃ死ぬ

丁寧なチュートリアルも無いし、ぼーっとその辺を歩き回っているだけだと渇きと飢えで死ぬ
かと言って、じゃあ食料を手に入れようとその辺のモンスター(ネズミとか)に挑みかかると返り討ちにあって死ぬ
仕方が無いから木の実を食べようと思っても、道具を持たず素手で採取すると知らん間に怪我とかしてて出血して死ぬ
そうこうしている間にまた喉の渇きで死にそうになっていたので、手持ちの水を飲んでみたら煮沸されてなくて毒状態になって死ぬ
しかも死んだら持っていた道具などはすべて失いゼロからのスタート(一応獲得したスキルだけは引き継げる)。

スタート直後の画面。まずはインベントリとクラフトと装備スロットを開いておく。


ステータスは4つ。Health(体力)Stamina(スタミナ)Hunger(満腹度)Thirst(喉の渇き具合)
生き残り方はシンプルだ。とにかくHealth(体力)がゼロにならないようにすればいい。他のステータスはゼロになっても一応しばらくは生きていけるが、Health以外の3つのステータスのどれかがゼロになるとHealthがものすごい勢いで減っていくので、早急な対応が必要になってくる。

特に始めたてで一番苦労するのはThirstだと思う。
ようは喉の渇きなので、水を飲むのが手っ取り早い解決方法だが、飲み水を作るまでにまたいくつかの段階がある。
まず、その辺に大量にある海水はそのままでは飲めない。いや、飲めることは飲めるが、Thirstの回復はしない。むしろ減る。塩水だから。
海水を飲むためには脱塩できるアイテムを作らなければいけないのだが、スタート直後の段階でそれは難しいので(多分準備してる間に死ぬと思う)、内陸のFresh water(真水)を探し出して飲むことになるだろうが、これもそのまま飲むのは危険が伴う。
煮沸していない真水(というか生水)は、Thirstを回復させることはできるのだが、毒状態になる危険を孕んでいる。あとHealthも減る。
リスクのない安全な水を飲むためには、何らかの方法で火をおこし、その火を使って煮沸する必要がある(火元に向かって真水を持って立つと、Purified Fresh Water(浄化された真水)がクラフトできる)。
そして火をおこすためには、方法はいくつかあるが、手っ取り早いのはキャンプファイヤー(Campfire)を作ることだろう。
大きな石(Large Rock)を5つ集めキャンプファイヤー用の土台?をクラフトし、木の棒(Wooden pole)を2本集め火起こし器(Hand Drill)をクラフトし、火口(Tinder)や焚きつけ(Kindling)になるような小枝(Twigs)や木の皮(Tree Bark)などを集め、燃料(Fuel)になるような丸太(Log)を集め、やっと火元(Fire Source)が用意できる。

つまり飲み水を確保するために、
① (真)水をくむ
② キャンプファイヤー(Campfire)を作る(Large Rock×5)
③ 火起こし器(Hand Drill)をクラフトする(Wooden Pole×2)
④ 火をおこすために必要な素材を集める(Tinder×1、Kindling×1、Fuel×1)
⑤ 火起こし器で火を点ける(Start Fire)

ここまでしなければならないのだ。

煮沸されてない生水は飲むとたまに毒状態になるので博打。

スタート直後の手持ちのアイテム(ランダム)を確認すると、必ず瓶入りor袋入りの水は持っているが、それが煮沸されたものかどうかは運による。
しかも運良く煮沸されたものを持たされていたとしても、そのままでは水分補給できるのがたったの1回きりだ。寿命を延ばしただけにすぎない。
そのため、まずは水源と火元の確保が最優先となってくるだろう。


そして死ぬ要素は先にも述べた通り、喉の渇きだけではない。
たとえば、食料としての肉や防具の材料にもなる動物の皮を得るために、モンスターの一種である大ネズミに立ち向かうも、防具がそろっていなければ運が悪いと出血(Bleeding)する。
出血(Bleeding)は状態異常で、放っておけばそのうち治りはするが、出血中はHealthが少しずつ減少していく。死にじわじわと近づく羽目になるのだ。
包帯や縫合針などのアイテムを使用すれば即座に治すことも可能だが、そもそも初期の段階ではそのようなアイテムをクラフトすることさえ難しい(たまに運が良いと、初期状態で回復アイテムを持っていたりもする)。

ネズミを倒しただけで出血(Bleeding)

ステータスのHealthの上あたりに表示されている「Attack(攻撃力)」「Defence(防御力)」は基本的には武器や防具を整えることで上昇させることが可能だが、どちらか一方だけを充実させても生き残ることは難しい。
なので、防具も武器もある程度揃えて、やっとモンスター狩りが安定してきた…と思ったらもう死が目の前だったりする。

やっとモンスター狩りが安定してきたのにHealthが…

武器や防具も耐久値が存在し、わりと頻繁に壊れるので一度武器や防具を手に入れたからと言って安心もできない。
武器や防具のスペックを用意している間に、喉は乾き腹は減りスタミナも減少し…

死は身近

そして死。

とくに序盤はすぐ死ぬ。死に覚えゲーみたいなところはある。
ただ死してなお経験値だけは受け継がれ、何度も死を繰り返しているとアイテムの入手速度が速くなったりクラフト成功率が上がったりはしてくるので、序盤の効率の良い動き方さえわかってくればだんだん楽しくなってくるゲームではあると思っている。


ちなみに私が最序盤で詰んだのはアイテムの採取の仕方でした。
アイテムなんて、採取したいものに向かって体当たりしたらいいんじゃないの?と思っていたが、Waywardは採取したいものの前に立ち、キーボードの「Q」を押すと「Pick-up」という選択肢が出てくるのでそれを選ばないと採取すらできないのだ(木と岩とかは体当たりでも採取できる)。
モンスターの剥ぎ取りも、モンスターの死体の前に立ち、インベントリ内の尖ったもの(尖った石とか斧)をクリックして出てくる選択肢で「Carve(捌く)」を選ばなければ肉や皮を得ることすらできない。ただじっと死体を見つめて終わる。

正直他にも結構クセの強めなゲームではあると思うが、無料でここまで楽しめるならわがままを言うまい…と思っているし慣れれば楽しめる。
ちなみにこのゲームにも一応目的は有り、最終的に5種の「宝」を集めて無人島から脱出するのがゴールとなる。無事脱出し終わるとまた初めからになる(経験値や一部のアイテムは引き継げる)。
素直に無人島からの脱出を目指すもよし、無人島でワクワクサバイバルを永遠に楽しむもよし、終盤になるとアホほど湧いてくるクラーケンをひたすらにしばき倒すのもよし、Milestones(実績みたいなもん)全制覇を目指すもよし、自由度はかなり高めのゲームである。

重ねて言うが、無料で遊べるので、興味の湧いた方は是非。

ちなみにSteamに有料版もあるよ。しかもド安い(798円)

日本語には対応してないけど、MODを入れれば日本語でも遊べるらしい。
でも英語もそんなに難しくないし、無料版である程度慣れておくと有料版も比較的遊びやすいかもしれない。
有料版は無料版に無かった要素なども増えているので、こちらも併せて是非。

こちらはマルチプレイも可能らしいのでやってみたいな~と思いつつも、マルチ一緒にやってくれる友達がいないのでいつもソロプレイ。かなしい。誰か一緒にやろうよ…。


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