そほ

時々何か書く。

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記事一覧

舞台「サイボーグ009」に衝撃を受けた話

SF漫画「サイボーグ009」。 萬画家・石ノ森章太郎氏の代表作であり、未完の大作。 それぞれ特殊能力を持つ9人のサイボーグ戦士の活躍や日常を描く長・中・短編の作品群から…

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5日前
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昭和ライダー(仮面ライダーX)を完走した話

つい先日、『仮面ライダーX』を全話見た。 1974年放送。毎日放送・東映製作の特撮テレビドラマ番組。全35話。 ご存じ『仮面ライダー』シリーズの第3作目。 物語のフォーマ…

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2か月前
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ゴジラ-1.0に見た心の原風景

『ゴジラ-1.0』を観た。 2023年11月3日公開。監督・脚本・VFXは山崎貴氏。 『シン・ゴジラ』以来の国産ゴジラ映画ということもあり、公開前から随分と話題になっていた。 …

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6か月前
5

初めてガンプラを組んだ日

ガンプラは、「ガンダムのプラモデル」の略称(Wikipediaより)。 そんなことは当然知っている。存在も知っている。なんなら「ガンダム」と名のつく作品も、数作品ではあ…

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7か月前
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『聖戦士ダンバイン』を見てメチャクチャになった

最近、『聖戦士ダンバイン』というアニメを見た。 1983-1984年放送、サンライズ制作のロボットアニメ。総監督は富野由悠季氏。 きっかけは、YouTubeのサンライズ公式チャ…

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8か月前
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あしたのジョー2にハマった話

最近、Amazon Prime Videoで『あしたのジョー2』を全話見た。 https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%EF%BC%92/dp/

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1年前
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シン・仮面ライダーの感想: 石ノ森先生への激重ラブレター

2023年3月17日公開、庵野秀明監督作品『シン・仮面ライダー』の映画を観てきた。 すごかった。 本当にすごかった。 私の見たかった”仮面ライダー”がほぼすべて詰め込ま…

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1年前
17

『Wayward』というゲームが面白い

『Wayward』というゲームを御存じだろうか。 unlokという開発陣?が開発したゲームで、ジャンルとしてはサバイバルローグライクゲームという括りになるらしい。 無人島に流…

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1年前

噛ませ犬キャラたちの個人的ベストバウト

噛ませ犬キャラたちがいとおしい。 バトルの最後でいいところを持っていく、フィニッシュを決める。そんなキャラたちも大変魅力的でカッコいいとは思うのですが、それを上…

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2年前
5

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の台詞が気持ちいい

最近、漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』を買って読んだ。 原作が富野由悠季監督、漫画が長谷川祐一先生の作品。 映画『機動戦士ガンダムF91』のストーリーの後を描…

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2年前
9

女もスパロボ楽しんでる話

以前どこかで「女性のスパロボプレイヤーは少数」という意見を目にした。 まあそうかもな、とは思った。 スーパーロボット大戦、略してスパロボは言うまでもなく、様々な…

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2年前
32

Gレコおもしろ!

すごくシンプルなタイトルになってしまった。 初めに。私はガノタと言うには薄すぎるガンダムファンである。 ガンダム好き?と聞かれれば好きなのもあるよ~と答える程度…

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2年前
6

『ロシャオヘイ戦記』に感じた郷愁

※本編のネタバレは無いです ツイッターで話題になっていたし、去年くらいからチラホラ噂は聞いていてずっと気になっていたので、昨日中国産アニメ映画『ロシャオヘイ戦記…

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3年前
5

「もののけ姫」を映画館で観た

 2020年7月現在、全国の映画館ではスタジオジブリの過去作品がリバイバル上映されている。  スタジオジブリ作品は私も例に漏れず好きだが、生まれた年などのどうしよう…

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3年前
2

おそばマスクは石ノ森ヒーロー

何言ってんだ、って感じのタイトルになってしまったけれど、この気持ちを共有できる人が身近にいないので文に認めさせていただく。 おそばマスクとは、国民的漫画「ONE PI…

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4年前
8
舞台「サイボーグ009」に衝撃を受けた話

舞台「サイボーグ009」に衝撃を受けた話

SF漫画「サイボーグ009」。
萬画家・石ノ森章太郎氏の代表作であり、未完の大作。
それぞれ特殊能力を持つ9人のサイボーグ戦士の活躍や日常を描く長・中・短編の作品群からなる(Wikiより)。

言わずと知れた名作でもあり、詳細なストーリーは知らずとも、名前とビジュアルくらいは見聞きしたことあるという方が多いのではないだろうか。

私はというと、思春期にこの作品と出会ったことでとんでもなく狂わされ、

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昭和ライダー(仮面ライダーX)を完走した話

昭和ライダー(仮面ライダーX)を完走した話

つい先日、『仮面ライダーX』を全話見た。
1974年放送。毎日放送・東映製作の特撮テレビドラマ番組。全35話。
ご存じ『仮面ライダー』シリーズの第3作目。
物語のフォーマットは大体それまでの仮面ライダーと似たような感じではあるが、自前武器(ライドル)持ちだったりライバルキャラ(アポロガイスト)がいたりラスボスが巨人(キングダーク)だったり、色々と独自路線を模索した感じもあり、なんだかんだ後続の仮面

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ゴジラ-1.0に見た心の原風景

ゴジラ-1.0に見た心の原風景

『ゴジラ-1.0』を観た。
2023年11月3日公開。監督・脚本・VFXは山崎貴氏。
『シン・ゴジラ』以来の国産ゴジラ映画ということもあり、公開前から随分と話題になっていた。

例に漏れず私自身もそれなりに楽しみにしており、公開翌日にウキウキで観に行った。
結果、面白かった。
正直に言うとめちゃくちゃブッ刺さる!という感じではなかったが、普通に面白かったし見応えがあったしゴジラは怖かった。というか

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初めてガンプラを組んだ日

初めてガンプラを組んだ日

ガンプラは、「ガンダムのプラモデル」の略称(Wikipediaより)。

そんなことは当然知っている。存在も知っている。なんなら「ガンダム」と名のつく作品も、数作品ではあるがちょこちょこ見ている。
でも、ガンプラは組んだことがなかった。
なぜかと言われても特に理由はないのだが、強いて言うなら単に「プラモデルを組む」ということ自体にそこまで興味が無かった。あとあんまりフィギュアとか集めるタイプじゃな

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『聖戦士ダンバイン』を見てメチャクチャになった

『聖戦士ダンバイン』を見てメチャクチャになった

最近、『聖戦士ダンバイン』というアニメを見た。
1983-1984年放送、サンライズ制作のロボットアニメ。総監督は富野由悠季氏。

きっかけは、YouTubeのサンライズ公式チャンネルで無料配信していた1話を何気なく見たことだった。

そもそも『聖戦士ダンバイン』というアニメの存在自体は知っていた。
元々スパロボなどを遊んでいた経験もあり、物語の舞台がバイストン・ウェルという異世界であることや、シ

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あしたのジョー2にハマった話

あしたのジョー2にハマった話

最近、Amazon Prime Videoで『あしたのジョー2』を全話見た。

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%EF%BC%92/dp/B07534GF5K

『あしたのジョー』というアニメ(原作はマンガ)があることはもちろん知っていた。
主人公は矢吹ジ

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シン・仮面ライダーの感想: 石ノ森先生への激重ラブレター

シン・仮面ライダーの感想: 石ノ森先生への激重ラブレター

2023年3月17日公開、庵野秀明監督作品『シン・仮面ライダー』の映画を観てきた。

すごかった。
本当にすごかった。
私の見たかった”仮面ライダー”がほぼすべて詰め込まれていた。

色々と語りたくてたまらなくなったので、あまりまとまってはいないけれど吐き出させてほしい。

私の中の”仮面ライダー”いきなり自分語りで申し訳ないが、私にとっての仮面ライダー像について少し述べておく。
私の原初の仮面ラ

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『Wayward』というゲームが面白い

『Wayward』というゲームが面白い

『Wayward』というゲームを御存じだろうか。
unlokという開発陣?が開発したゲームで、ジャンルとしてはサバイバルローグライクゲームという括りになるらしい。
無人島に流れ着いた主人公が、アイテムを採集したりクラフトしたりしながら生存&脱出を目指すゲームだ。
このゲーム、ネットが繋がる環境であればブラウザで無料で遊べて、その上結構楽しいのでたまに思い出してはプレイしている。
プレイは以下のUR

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噛ませ犬キャラたちの個人的ベストバウト

噛ませ犬キャラたちの個人的ベストバウト

噛ませ犬キャラたちがいとおしい。

バトルの最後でいいところを持っていく、フィニッシュを決める。そんなキャラたちも大変魅力的でカッコいいとは思うのですが、それを上回って私の心を強く惹き付けるのは、下手したらバトルの途中で脱落していく噛ませ犬キャラたちです。
とは言え、ただ弱いだけじゃ噛ませ犬にもならない。噛ませ犬になるためには、そこそこの実力を兼ね備えている必要があるのです。
それなりに強くて、か

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『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の台詞が気持ちいい

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の台詞が気持ちいい

最近、漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』を買って読んだ。

原作が富野由悠季監督、漫画が長谷川祐一先生の作品。
映画『機動戦士ガンダムF91』のストーリーの後を描いた内容で、宇宙世紀の時系列で言うところのF91とVガンダムの間の話になる。

クロスボーンの漫画自体は何年か前に、BOOKOFFかどこかでさら~っと立ち読みはしたことがあったので、大体の話の流れとキャラクター、結末はふんわりとは知っ

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女もスパロボ楽しんでる話

女もスパロボ楽しんでる話

以前どこかで「女性のスパロボプレイヤーは少数」という意見を目にした。

まあそうかもな、とは思った。

スーパーロボット大戦、略してスパロボは言うまでもなく、様々なロボットアニメ作品に登場するロボットとキャラクターによるクロスオーバーゲームであり、ジャンルとしてはシミュレーションRPGである(Wikiより)。
今年でなんと30周年。クロスオーバー系ゲームのシリーズがこんなに長続きしているのって珍し

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Gレコおもしろ!

Gレコおもしろ!

すごくシンプルなタイトルになってしまった。

初めに。私はガノタと言うには薄すぎるガンダムファンである。
ガンダム好き?と聞かれれば好きなのもあるよ~と答える程度の履修具合。全作品を見たわけでも無ければ宇宙世紀やアナザー作品に超精通しているわけでもない。全話見たのは08,ポケ戦,Z,G,種,種運命くらい。多分。あとはちょこちょこ齧ってる程度。1stとZの映画とCCAやF91は見た。それくらい。

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『ロシャオヘイ戦記』に感じた郷愁

『ロシャオヘイ戦記』に感じた郷愁

※本編のネタバレは無いです

ツイッターで話題になっていたし、去年くらいからチラホラ噂は聞いていてずっと気になっていたので、昨日中国産アニメ映画『ロシャオヘイ戦記』を映画館で観てきた。
観終わって、「あ、好きだな」という感想が残った。
この「好きだな」という感想には自分のオタク的な趣向諸々がふんだんに盛り込まれており、語り出すと若干気持ち悪くなりそうなのでこのnoteにおいてはあまり触れないでおく

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「もののけ姫」を映画館で観た

「もののけ姫」を映画館で観た

 2020年7月現在、全国の映画館ではスタジオジブリの過去作品がリバイバル上映されている。

 スタジオジブリ作品は私も例に漏れず好きだが、生まれた年などのどうしようもない問題等もあって映画館で観ることが叶わなかった作品がいくつかある。(というか映画館で観たのって「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」くらいかもしれない。薄いファン)

 「もののけ姫」も、そんな「すごい好きだけど上映当時は映画館で

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おそばマスクは石ノ森ヒーロー

おそばマスクは石ノ森ヒーロー

何言ってんだ、って感じのタイトルになってしまったけれど、この気持ちを共有できる人が身近にいないので文に認めさせていただく。

おそばマスクとは、国民的漫画「ONE PIECE」に出てくるヒーロー(?)である。

以下、おそばマスク含む比較的最近のワンピネタに触れるので、万一このnoteを読んでいる人でネタバレを気にする人がいたらここで読むのをやめて欲しい。とはいえこのnoteを書いてる本人は単行本

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