講師になった理由、辞めた理由。
母になると分かった時から決めてたのが「教育ママには絶対ならない!」ということ。
身近にザ・教育ママがいて、その子どもたちが振り回されてるのを見てきたから。
だから「『絵本の読み聞かせを赤ちゃんに』なんてもってのほか」だと、出産前後なーんにも調べもせず。
「文字が読めるようになってからでいいや」と思ってたくらい。
その意識が変わったのは、娘が生後2ヶ月。
たまたま本屋さんへ立ち寄り(産後初だったのか?)、育児雑誌をパラパラ。
そしたら「赤ちゃんから読み聞かせをはじめよう」的な特集記事と付録絵本があって。
見た瞬間は「いや、教育ママになるつもりはないんです!!」と拒絶反応起こしたものの、"親子のふれあい""心を育てる"みたいな見出しにつられて読んでみることに。
思ってたのと違う!!!と衝撃。
絵本って「言葉や文字を覚えさせるためのもの」「読めるようになった子どもが1人で楽しむもの」と勝手に思ってたけど、違って。
なんならお腹にいる時から読み聞かせするのもオススメとも書いてあって、ホントに!?とも思った。
「情緒」「心」「言葉を自然と」というワードに魅了されつつ、まだ半信半疑。
とりあえず、付録の絵本を娘に読んでみることにした。
まだ生後2ヶ月だしダメ元と思って読んだら、めちゃくちゃ食いつく。
じっと見てるし、なんか反応してる感じ(2ヶ月なので薄めな反応だけど)。
赤ちゃんに絵本読むのっていいのかも!!
(いや、すでに雑誌監修してる偉い先生がいいと言ってるよ(笑))
そこから、どんな絵本があるのか、いいのか調べまくる。図書館で借りては読んでみる。
たくさんありすぎて、いろんな絵本オススメサイトを読んでは振り回される。
そのうち、"絵本講師"という、絵本の選び方や読み聞かせについて教えてくれる人が近くにいると知り講座を受けてみた。
これは自分でもしっかり学んだほうがいい。
じゃないと、なんでも追求したがる私のことだ、だんだん◯◯ママのように、目の色変えた(←イメージです、ごめんなさい…)教育ママになってしまう。
だから、絵本講師の資格を取りに行った。
自分が人に伝えるかはわからないけど、
・親子で楽しむ
・心を育む
これを自分に染み込ませるために。
まだ1才過ぎの子を夫にお願いして、何度かスクーリングへ通い、手書き指定のレポートを大量に書いて、資格を取った。
レポートのテーマは絵本全般についてだったり、社会状況だったり、自分オリジナル絵本講座のシナリオだったり。
大学卒業以来、久しぶりにレポート書いたけど、好きな分野だと自分はすらすら書けちゃうんだと自覚(普段絶対ほめない夫がレポート読んで感心してたのもあり)。
この時すごく評価がよかったことで、ちょっと自尊心を取り戻せた。
大学卒業→就職→もっとバリバリ働きたいと転職→激務とパワハラでうつ→9時5時の職場に転職→結婚引っ越しで一旦退職→そのまま子育て突入→子はかわいいけど体調いつも悪く余裕なく母親向いてない…
という流れできた自分。
「社会人として何も成し遂げないまま、ズルズルと子育て始まってしまった"ダメな自分"」と思ってたから、書いたレポートが評価されたのはホント嬉しかった。
うつになってバリキャリ路線はダメで、母親もなんだか向いてなさそう…なんて、この先どうすんのよ?と本気で思ってたから。
私もまだやれることあるかもって、心が救われた。
その後、細々と市内の児童館や保育園で、講座をしてたことも。
でも2人目妊娠出産と、コロナ禍。
さらに、絵本のこと話すとなんだか偉そうになっちゃう自分がいやで。
絵本のことをもっと長く詳しく語れる講師の先輩がたっくさんいたのもあり、絵本講師の看板はおろしてしまった。
看板はおろしたけど、時々読み聞かせの仕方や選び方はブラッシュアップしたり(好きだから)。
1人目と2人目で、絵本の選び方を変えてより厳選したので、その影響もそのうち書き残したいな。
いつかまた、絵本のことを伝えてみたい気もするし、子どもと肩ひじはらずに楽しめたらいい気もする。
言葉が好きだから、読んでるのは楽しいし、仕事(添削やライティング)にも大いに役に立ってるし。
まぁ今は流れに任せよう。
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