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ミニマリストの服の話|ユニクロの50色ソックス

こんにちは。ソフ子と申します。
オットと4歳息子と3人で、2DKでミニマルに暮らしています。

今回は、愛用している靴下(ソックス)について書いてみたいと思います。

靴下が好きです。
肌ざわりが良くてやわらかいきれいな靴下が、きちんとたたまれて引き出しに並んでいるとしあわせな気持ちになるのは、村上春樹さんの「エレベーター」という短編の影響かもしれません。

村上春樹さんと糸井重里さんが一緒に書かれた、とても短いショート・ショートやエッセイがずらりと並んだ「夢で会いましょう」は、一つの話が文庫本の1ページにおさまってしまうものもある、本当に短い作品集です。
「タイトルがすべてカタカナの言葉」というルールがあり、おふたりらしい軽妙な味わいや時代の空気感があって、時々無性に読みたくなる一冊。

この中の「エレベーター」という話の中に、靴下の描写が出てきます。

「そうだ、靴下だったわね」彼女はそう言うと僕の手を引いて別室に案内し、マホガニーの大きな洋服ダンスのひきだしを音もなくするりと開いた。そこには二百足に近い色とりどりのソックスがきちんとまるめられてまるで宝石のように並べられていた。

村上春樹 糸井重里「夢で会いましょう」講談社文庫

うっとりする描写です。
長年あこがれていました。

さて、愛用の靴下について。
肌ざわりの良さから、インナーは無印良品、と決めている私ですが、靴下だけは例外で、ユニクロで購入しています。

ユニクロの50色ソックスは、シンプルなリブで、長さもほどよく、やわらかさもほどよく、とても「ちょうどいい」靴下です。

よく店舗で見かけるのはMENのもので、女性サイズは無いことも多いのですが、オンラインストアにある「男女兼用」サイズの23-25というものがサイズ的にもちょうど良く、こちらを購入しています。

私は夏でも靴下をはくのが好きで、サンダルも靴下ありではきます。
汗をかいたり外出から帰宅した時などに、どんどん洗濯済みのものにはき替えるとさっぱりして気持ちがいいので、少しだけ多めに持っています。

私のいつも着ている服たちはシンプルで色数も少ないので、靴下は少しだけカラフルなもので楽しみます。
通年ではくベージュを4足。
各季節ごとのテーマカラー(自分で決めた)を2足ずつ。
春はピンク、夏はブルーグレー、秋はマスタード、冬はボルドー。
通年のベージュ4足と季節の2足での6足が、季節ごとに、インナーを入れた引き出しのいちばん手前に並んでいます。

定番で安心を得ながら、「今日は少しカラフルにしようかな」という遊びを残す。
私にとっての「ちょうどいい」靴下の、ささやかな楽しみです。

どなたかのご参考になりましたら、うれしいです。

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