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大きなお便り-大便について-

いぬとねこが健康であるように・・note53

 毎日毎日パートナーのお世話をしているとふれるものに「大便」があります。
 まずお伝えしたいのが、どうぞこの大便を「汚いもの」「臭いもの」「面倒くさいもの」と一蹴にふさないで欲しいということです。確かに毎日セッセと片付けなければならないものですが、この大便を毎日観察することで、ペットの健康状態をある程度把握できるのです。

 大便は「大きなお便り」と書きます。身体の中からのお便りだと思ってください。健康体であれば「元気だよ!」と便りが届きますし、病気の兆候があればそのサインが記された便りが届きます。
 ですから、私たち飼い主がいち早くそのお便りの意味を感じ取ってあげることが、病気の早期発見と病気の予防につながると思います。
 今回はそのような視点で、大便について考えてみましょう。

 山ぶき 長刀一本紙いらず
    量が多くて
          かおりまたよし

 この歌は人間の便を語ったものですが、ペットでも同じですから参考にしてください。
 まず健康体の便の色は、『山吹色(ヤマブキの花の色。やや赤みを帯びた鮮やかな黄色、黄金色)』だと言っています。この黄金色は、ビフィズス菌などの腸内善玉菌が多い時の証明の色なのです。

 そして形は、『長刀のように太くて長い便がストンと快く出て、殆ど紙を必要としないほど切れがよい』とあります。
 犬猫の便を取ろうとして、ペットシーツや道路を全く汚さないような取りやすい便の時もあれば、くっついてしまい取りづらいものもあります。サッと取れるような便が健康な便ということです。

 次に、『分量が多い』ことも優良便の特長だと言っています。エッと思われる方もいらっしゃるかも知れません。それは多分「このペットフードは便量が少なくなります!」と謳ったフードがよく宣伝されているからです。
 しかし、便の成分の70%は水分です。そして「腸内細菌」が9%も占めています。残り21%の中に「食べ物のカス」「食物繊維」「胃腸からの分泌物」「白血球」「腸壁から脱落した細胞」などが含まれています。

 ですから、当然「食物繊維の多いフード」の便量は多くなりますし、「食物繊維の少ない=栄養素の欠落したフード」や「高タンパク質高脂肪に偏ったフード」は便量が少なくなります。前者はクプレラの特長でもあります。

 最後に臭いについてふれています。臭いは『悪臭でなく、消化がよく行われたときの特有のかおりがあること』とあります。健康的な便は臭いが残らず、鼻につかないものです。かぐわしい香りと称する人もいるくらいです。

 如何でしょうか? 皆さまのパートナーはどのような便をしていますか?
 上記のことを参考に観察してみてください。軟便や下痢便、便秘、血便などがどのような異常(病気)につながるかは、以前に書きました「糞便検査を知ろう」に詳しく書きました。その資料をご希望の方はご注文時にお申し付けください。

 非常に簡単な見方になりますが、下痢や軟便は多くの場合「食べ過ぎ=消化不良」が多いです。逆に兎のようなコロコロの便は「フード量が少ない」時に起こります。
 もちろんこれ以外に心因性のもの、病原性のものなどで便の状態は変わります。フードの量を調整しても便の状態が変わらなかったり、嘔吐や体重減少(増加)などの他の症状があるようでしたら、病院での検査も必要かも知れません。

point1:便の状態を常に観察する。
point2:大便から注意のサインが出たら、まずは食事量を調整してみる。
point3:パートナーの他の症状も鑑みて、適切な処置をする=病院やサプリメント等

<お勧めするサプリメント>
C&R:「ベジタブルエンザイム」=消化酵素サプリメント  
アズミラ:「アシドフィラスパウダー」=腸内善玉菌サプリメント
セレクト商品:「フローラケア」=乳酸菌と乳酸菌生産物質配合サプリメント 4950円(税込)
※フローラケアのみ、HP上に載せておりません。獣医さん専売の商品ですが、ペットショップで唯一弊社のみ販売を許可されています。その為、ネット通販での販売を禁じられています。ご注文の際には備考欄に「フローラケア○個」と書いてくだされば、同梱させて頂きます。

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お問い合わせページのURLですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
いぬとねこの健康食品の店ソフィア 代表池田


最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。