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Jumpei Kamiya with at COTTON CLUB 終演

11/22(火)神谷洵平のリーダープロジェクト「Jumpei Kamiya with」のレコ発ライブがコットンクラブで開催され、サックス・フルート・クラリネット+electronics担当として参加した。

このライブに漕ぎ着けるまでのストーリーは、2020年の春に開催予定だった神谷くん名義の東名阪ツアーに端を発する。
元々は音源リリースの予定はなくライブのみの企画だったがコロナの影響でライブがキャンセルになり、その代わりにメンバー全員宅録で神谷洵平ソロアルバムを作る運びとなったのだ。

デモの段階から曲が素晴らしくて本当に楽しかった。
コロナ自粛の辛い時期であることを忘れるくらい、毎日毎日この宅録に没頭できて本当に助けられた。

超豪華なゲストボーカル陣、バンドメンバーも素晴らしい面々。

ちょうどその頃Bon Iverのサックスの使い方やTerrace Martin、Casey Benjaminのエフェクターを使ったスタイルに傾倒していた。この録音でもエフェクターを使ったり、ボンイベール的な複数のサックスパートをダビングしてまるでハーモナイザーを使ったような効果を演出したり、アドリブソロではジャズ的なインプロやアヴァンギャルドやフリーっぽさを演出したり、実験的且つあえて従来の歌モノらしくない方法を取り入れた。いわゆるみんなが考える”サックス的”なサウンドにはしたくなかったし、新しいサックスの存在を提示した格好になって非常に満足している。

完成したアルバムがコレ↓

そんなアルバムのリリースライブもコロナ禍で先延ばしになってしまい、リリースから2年2ヶ月後の昨日、ようやくライブ開催に漕ぎ着けた。

ドラマーとしてリーダーアルバムを引っさげ、多くの素晴らしいアーティストをゲストに迎え、多忙なバンドメンバーを従えて名門コットンクラブでライブをする。
こんなこと普通できない。
彼の音楽家としての素晴らしさと人間性のなせる技でしょう。
タイトル位置にセットしている画像を見れば明らかだが、愛に満ちた素晴らしいライブだった。

待ちに待ったレコ発ライブだったが、欲を言えばJumpei Kamiya withの第二作、そしてリリースライブが待ち遠しい。


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