西野奈津子

日本一幸せなお母さんを増やす!子育て支援は親支援。鎌倉育ちあいの家代表

西野奈津子

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最近の記事

虐待よりも広く捉えた概念

「てめぇ、いい気になってんじゃねーぞ!」 週末のファミレスで、私の耳に届く。 男の子3人の5人家族。 30代半ばくらいの父親が 小学1年生か2年生くらいの 一番上のお兄ちゃんに向かって言い放つ。 何回も…。 どうやら注文したいメニューについて 父親が威圧しているようで お兄ちゃんは泣いているようだった。 私の中の正義感なのか母性なのか よく分からない感情が湧き上がる。 私の感情がかなり渦巻いた瞬間 そのお兄ちゃんが父親に向かって 「うるせ〜んだよ!」と怒鳴り返した

    • 最強とは

      たまにだけど ケンタッキーフライドチキンを 無性に食べたくなる時がある。 ケンタッキーはレシピの特許を取っていない。 特許の期限は20年で その後は権利を失うことになるが 特許を取っていなければ公表する必要もない。 ファミチキとかナナチキとか 色々美味しいチキンはあるが それでも、無性に ケンタッキーフライドチキンを食べたくなる。 マネができそうでマネができない味。 だから特許も必要がない。 それって最強だな…と思ったりする。

      • 労働と対価

        コーヒー豆の生産国第一位はブラジルだ。 そのブラジルは貧困率が世界二位である。 では、コーヒーの消費率第一位とはというと EU、つまりヨーロッパの人々となる。 貧困率の高い国の人々が作ったコーヒーを 生産国ではない人々が飲む。 先日、コーヒーを入れてくださった方は コーヒー豆を生産している国の農家さんと 直接、契約して購入していると話されていた。 その農家の方に、それなりの金額が入るように きちんとした値段で契約されているそうだ。 労働をした者が、きたんと富を得られ

        • 自発的ネガティヴ体験の効果

          私は絶叫アトラクションが苦手だ。 基本的に乗らない。 でも、一人でポツンと待っているのも イマイチな時は、仲間と一緒に乗る。 お化け屋敷は、たとえ一人で待つことになろうが 絶対に入らない。 世の中には わざわざお金を払って、わざわざ並んで お化け屋敷に入る人がいる。 これは「自発的ネガティブ体験」といって 自分の意志で選んだ恐怖体験は 気分を改善するなどの精神的なメリットがある という仮説があるらしいのだ。 たしかにお化け屋敷から出てきた人は たいていは「怖かったぁ

        虐待よりも広く捉えた概念

          江戸時代だったら…

          私は時々「江戸時代だったら…」と 想像してみることがある。 たった160年前だ。 電化製品とか、なかった時代。 ガスも通ってなかった時代。 炊事洗濯で1日が終わってたんだろうなぁと思う。 明るくなったら起きて 暗くなったら寝ていたのだろうか。 テレビやスマホもないから テキトーな噂話はあったとしても 情報が氾濫はしてなかっただろうなぁと思う。 義務教育なんてなかったから 寺子屋とかで学んでいただろうし 皆んなが通えたわけじゃないから 不登校なんて概念はなかっただろう

          江戸時代だったら…

          たしかに存在しているのに目には見えない

          言葉とは、不思議なもので たしかに存在しているのに目には見えない。 それは、まるで「信頼」にも似ていて 勝手に傷ついたり、救われたりする。 娘が、ほんの2歳の時 大きな怪我をした。 その日のうちに様々な人から 「自分を責めないでね。」という 優しい言葉が届いた。 優しくて、そして他人事の言葉だった。 不思議なくらい心に響かなかった。  その日の夕方 同じように娘さんが怪我をした経験のある友人に 「みんな、自分を責めないでねって 言ってくれるんだけど どうしても自分を

          たしかに存在しているのに目には見えない

          ベストフレンド

          個人的な感覚で 「親友」という表現は苦手だ。 「私たち親友だよね!」 と確認されたこともあるが 私があやふやにしていたので、よく怒られた。 でも「ベストフレンド」という表現は いいな〜と思っている。 なんとなく縛りがなくていい。 ただ仲がいいとかでもなく ゆるく、繋がっている感じ。 私にとっても数少ないベストフレンドがいる。 ありがたいな〜と思う。

          ベストフレンド

          短気のススメ

          私は短気だ。 喜怒哀楽を無駄に妨げないが どれも留まらないと決めている。 喜びすぎない 怒りすぎない 哀しみすぎない 楽しみすぎない 若干、面白みのないタイプだ。 はしゃぐが、はしゃぎすぎない。 怒るが、笑い話に出来なければ忘れる。 哀しみは、そっとそこに置いておく。 心のギアを ニュートラルにすることを意識している。 ドライブにしたり、バックにもするが ちゃんとニュートラルに戻すようにしている。 気は短い方が楽だと思う。

          短気のススメ

          期待とは温かく、時に残酷

          「期待」とは温かく、時に残酷だ。 「期待していたのに裏切られた」という言葉は 本来は勝手に期待して 単純に期待通りでなかっただけだ。 心が優しい人、もしくは弱き人は 相手の期待に応えようと頑張る。 ましてや、それが大好きな人ならば その人の喜びのために頑張りたいと思う。 やがて、誰もの期待に応えようとして 本当の自分ではない人のように振る舞ってしまう。 いい子、いい娘、いい人、いい妻、いいお母さん 違和感に気付いたなら いい人をやめてみよう! 誰かの期待に応える

          期待とは温かく、時に残酷

          孤独と孤独感は違う

          孤独と孤独感は違う。 孤独のグルメは楽しそうだけど 孤独感のグルメは楽しそうじゃない。 孤独でいるから孤独感があるとは限らない。 年に一回は一人旅をする私は 孤独のグルメのロケ気分で店に入る。 絶望と絶望感も違う。 絶望はもう絶たれているので頑張らなくていい。 絶望感は望みはないのに諦めきれない感じで 何に向かって頑張っているのかも分からなくなる。 孤独も絶望も、それは状態であって 必ずしも寂しいとか辛いとは限らない。 孤独感と絶望感は心の在り方だ。 辛いと言ったら

          孤独と孤独感は違う

          欠点は役に立つ

          欠点とは有り難い。 人を謙虚にしてくれる。 私には欠落している部分が多々あり たとえば、忘れ物や紛失物に関しては もはや病的だったりする。 瞬間的に誰かのせいにしたくなるが 誰のせいでもないことは 重々承知していた。 そのお陰で、子育てにおいても 娘たちの忘れ物、紛失物に対しては とても寛容だった。 ハプニングが起きても 自分に落ち度があったかもしれないと 自然とかえりみることができる。 欠落している部分は 大らかになるには役に立つ。

          欠点は役に立つ

          ジャッジや解決をしない

          分からないことは教えてもらえると助かる。 思い出せない漢字とか 意味がわからない英単語とか…。 分かる人が、チャチャっと教えてくれると 本当に助かる。 でも「悩み」っていうのは、ちょっと違う。 答えがあるようで、正解がない。 出来事には大きい小さいはあるが 人の悩みには、その人それぞれの その人なりの悩みがあって それは大きい小さいでは ジャッジできないと思っている。 ましてや安易に答えを求めているとも限らず 話を聴いてもらいながら 時を待つか、自分で決めるかってこ

          ジャッジや解決をしない

          終わり方にこだわるな

          「終わり方にこだわるな。」 30年前、勤めていた職場を辞めようと決めた時 尊敬する上司が引き留めてくださった。 私は年度途中で辞めるよりも 年度末がキリがいいと思って 翌年の3月に辞めようと決めていた。 でも、上司は 「もう少し続けてみろ」 「終わり方にこだわるな。」と言ってくださった。 にも関わらず、私は自分の意思を通して 年度末に辞めてしまった。 そのことには全くの後悔はないのだが 「終わり方にこだわるな」という言葉は 今でも私の心の中でリフレインしている。

          終わり方にこだわるな

          自分らしさとか、本当にやりたいこととか

          自分らしく生きるとか 自分が本当にやりたいことをやるとか  いいよね〜と素直に思う。 そうありたい!とも思う。 でも、自分らしさって何なのか 分からない時もあるし 自分が本当に何がやりたいのか 分からない時もある。 美味しいものを食べるのが好きだし 色んな所を旅するのも好きだし ダラダラと過ごすことも大好きだ。 でも、それだけが全てではなくて やっぱり誰かの何かの役に立ちたいという 思いがあって 誰かの何かの役に立てたと感じる時 充実感と安心感を持てたりする。 自

          自分らしさとか、本当にやりたいこととか

          調子が出ない時はクラゲになろう!

          子育てに限らず 情緒は安定していた方がいいと思う。 …が、女性ホルモンというものは、時に ハンドルやブレーキが効かなくなった 車を運転するような場合があって どうにもならない時がある。 エンストしてしまう時もある。 「恐るべし!女性ホルモン!」と 私は言っていた。 こういう時は無理をしないのが一番! 完璧を目指さない勇気は必要なのだ。 あえて「勇気」と言わせてもらう! 体に良い食材で、体に良い調理方法で 食事をすることは何よりだけれど 女性ホルモンがバランスを崩

          調子が出ない時はクラゲになろう!

          子どもへのまなざし

          目に見えないものが見えるタイプではない。 霊とかオーラも全然見えない。 でもリモコンとかBluetoothとか LINEやネットなど 見えない何かが接続されて機能することが 極々当たり前の日常になってきて 私たちの周りは、いつの間にか 目に見えないものに囲まれてしまった。 でも………いや、だからこそ 目に見えるものを大事にしたいとも思う。 目の前にいる子どもが何に興味を持ち 何を見つめているのか… 子どもへのまなざしを研ぎ澄ませていたい。

          子どもへのまなざし