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会社の成長のためにやるべきことは全部やる。冨永晃史がM&A先のSODAで見つけた場所

ソフトバンク・ビジョン・ファンドをはじめ国内外から資金調達を実施し、競合のスタートアップ企業を買収、アジアや北米といった海外への進出など、挑戦を続ける株式会社SODA。SODAで働く人を紹介する「Why I'm Here」シリーズ第2弾。モノカブ創業期のエンジニアからM&Aを経て、EMとしてSODAの開発組織づくりに奔走する冨永晃史氏に、自身の過去・現在・未来について聞いた。

ゲーム三昧の高校時代、イベントに青春を捧げた大学時代を経てエンジニアの道へ

— まずは学生時代のことを教えてください

冨永: 出身は千葉県の松戸で育ちは埼玉の志木ですね。小学校からミニバスをやっていて、中学時代はひたすらバスケをやっていました。週6はやってましたけど、強豪校が多いエリアだったので、試合では全然勝てなかったですね。高校は部活には入らず、メイプルストーリーっていうネットゲームにハマってました。24時から朝4時までやって2時間寝て学校行くみたいな生活を半年ぐらいやっていた時期もあったり、高校時代はゲーム三昧の日々でしたね。休みのときは「接続時間が27時間を超えました、そろそろ休みましょう」ってアラートが出たり。しょっちゅうゲームしながら寝落ちしていましたね。

— 大学時代について教えてください

冨永: 国際交流をメインとしたイベントサークルに青春を捧げていました。「楽しいから始まる社会貢献」をテーマに、年に2、3回イベントを開催して、その売上をバングラディッシュやカンボジアの教育支援団体に寄付したりしていましたね。イベントも色々やったんですけど、カンボジア現地で運動会を開催したのはめちゃくちゃ思い出に残っています。今考えると、当時の行動力というか熱量というか、すごいですよね。後は、学生向けのマーケティング企画をしていたベンチャー企業でインターンしていました。最初はシステム部という部署で企画をしていたんですけど、デザインタスクもあったので「とりあえずデザインもやってみれば?」って言ってもらって、割と良い評価をもらえたのもあって、それからはインターン時代はずっとデザイナーとして働いていましたね。

— エンジニアを目指したキッカケは?

冨永: 高校時代にネットゲームにハマっていたときに、パソコンで何かをするっていうことに興味はあったんですけど、当時はプログラミングって言葉も知らなかったですし、それが何をできるのかも分からなかったんですよね。パソコンで何かを作るのは面白そうだと思ってても、プログラミング言語があることさえ分かっていなかったです。どちらかというと、大学のサークルやインターンでの影響が大きかったかなと思っていて、イベントの協賛枠を売る営業や企画をしたり、インターンでのデザイン業務をやったりしたときに、モノを売るよりも何かを企画したりつくる方が面白いし、自分に合っているなと。何かをつくるなら伸びているIT業界がいいなと思って、就活で色々な人に話を聞いて、途中からエンジニアを目指すのは相当ハードルも高いだろうなと感じたこともあって、新卒でエンジニアになろうと思いました。

ビズリーチ、創業初期のモノカブを経てM&A先のSODAへ

— 大学卒業後、新卒でビズリーチ社に入社されています

冨永: 「人材 x IT x 一緒に働く人」という軸で就職活動をしていたんですけど、ビズリーチは会社紹介動画や社員インタビュー動画だったり、面談で色々な人と会っていく中で、言語化はちょっと難しいんですけど、この人たちと働きたいなとシンプルに思ったんですよね。最初はビズリーチの本体の事業部に配属されて、API開発からモバイル開発までやっていました。そもそもプログラミングが得意でもなかったので、勝てる領域は作ったほうがよいなと思って、インターンでデザインやっていたこともありましたし、当時は2015年でこれからモバイルが来るというフェーズだったので、モバイルアプリをやりたいって最初から上司に伝えていたんです。実際に開発してみたらバックエンドよりもフロントの方が性に合っているなっていうのは自分でも実感しましたね。

ビズリーチでの思い出でいうと、やっぱりリファラル力が半端なかったですね。「1人が1人連れてくれば会社は倍になる」と代表がよく言っていて、新幹線の横の人を採用したっていう伝説的なエピソードがあったり。当時は事業作りをしたい人を採用していて、「事業作りは仲間探し」っていうキーワードをよく社長が言ってて、自分で会社やりたいとかサービスや事業をしたいのであれば、そもそも人が必要なんだから人を呼んでこようって。面談時にも感じていた「人がいい」っていうのは本当にその時も感じましたし、みんなが同じ方向を向いて走っている感じがすごいありましたね。

— その後、創業初期のモノカブ社に入社されています

冨永: ビズリーチでも新規事業に関わることはできたんですけど、次第に次は会社の立ち上げをやってみたいなと思うようになりました。そのタイミングで創業初期のモノカブで働いていた友人に「うちで働かないか」と誘ってもらいました。既存事業がある会社の新規事業よりも、会社創業後の1つ目の事業の方が死ぬ気でやるでしょみたいな話をされて、まぁたしかにそうだなと思ってモノカブに入社することに決めました。フルタイムのエンジニアは誘ってくれた友人と僕だけだったので、当時はバックエンドもフロントも全部やってましたね。最初は副業という形でその後フルタイムの期間も合わせて1年ぐらい働いた後、一度フリーランスになって、少し経った後に業務委託のエンジニアとしてまたモノカブに戻ってきて、戻ってきたタイミングでSODAによるM&Aがされましたね。

— モノカブ買収後、SODAに入社されています

冨永: その当時、フリーランスを辞めて社員になるタイミングでフリーランスじゃできないことをやろうと考えていたんですよね。例えば、モバイルで経験のない新しい技術を使っているサービスに携わるだったり、チーム開発やマネジメント、採用まわりだったり、どちらかというとSODAは後者がマッチしていました。スニダンはC向けのサービスで、モノカブより後発でしたけど競争に勝った理由も知りたかったですし、モノカブのアプリの立ち上げをやっていた身としては、普通に負けたのはめちゃくちゃ嫌でしたし、悔しかったですよね。SODAに入社したらその理由も分かるかなと思いましたし、SODAの経営陣と会食して面白い人が多いなと思ったのもあって、フルタイムのエンジニアとしてSODAに入社しました。

自律的に生産性高く、適切に連携しながら開発できる組織を作る

— SODAにはモバイルアプリエンジニアとして入社、EMになったキッカケは?

冨永: 入社直後はスニダンのアプリのFlutter化を進めていたときだったので、自分もそのプロジェクトに参加したり、後はアプリエンジニアの採用だったり、パートナー企業とのサービス連携のプロジェクトに参加してバックエンドの開発をしたり、そのタイミングにおいて会社全体として優先度の高いことを柔軟に対応していましたね。入社して1年後ぐらいにEM兼任になったんですけど、採用に苦戦していた時期が続いていたこともあって、これは専任になったほうがいいかなと思っていて。そのタイミングで現CTOの林さんと1on1して、ピープルマネジメントに元々興味もありましたし、入社前の会食のときにエンジニア採用も積極的に関わってほしいっていう話もあったので、EM専任になることになりました。会社全体としてもエンジニア採用に注力したいっていうのもありましたし、エンジニアの中では林さんしか採用をやっていないというところもあって、会社的には確実にやるべきで、僕自身ビズリーチ出身ですし、会社が進む方向性と自分自身がやりたい方向性がマッチするかなと思って意思決定しました。

— EMとして、難易度が高かったことや現状感じている課題は?

冨永: エンジニア採用は結構上手く回っているので、ある程度自分の中でもバリューは発揮できているのかなとは思っている一方で、採用以外になかなか手が回っていないことだったり、中長期的な打ち手があまり打てていないことは課題だと思っています。中長期的な打ち手ってやっぱり今今のKPIには響いてはこないですし、ぽっと出で作れるわけでもないので、今後確実に大きめの課題になりうることに対してちゃんと意思決定して、中長期的な打ち手を打つチームを作ることが必要かなと思っています。期間を限定したプロジェクトチームみたいなものでもいいかもしれません。中長期的な打ち手を打てない理由っていくつかあると思うんですけど、工数が結構かかるという点も大きいと思っていて、とはいえ工数がかかってもやるべきことはやっぱりあるので、技術的なところはなかなかやりづらいとは思うので、そこはチームをつくることで解決したいなと思っています。

これからチャレンジしたいことで言うと、開発チームが拡大しても、自律的に生産性高く、適切に連携しながら開発できる組織を作りたいなと思ってます。やっぱり小さいチームのときは特に意識しなくても阿吽の呼吸でできていたけど、チームが100人になったりすると同じようにはできなくなるので、急拡大の組織ではどこもぶち当たる問題だとは思うんですが、がんばってやっていきたいですね。

会社の成長のためにやるべきことを全部やっていく

— SODAはどんな会社で、どういう人が多いですか?

冨永: 会社全体でいろんな文化があるのは初めてだったので面白いですね。拠点も国内外に複数あって、部門部署によって全然違ったりしますよね。共通して言えるのは、Growth FirstというValueが会社全体に浸透していること。皆が皆、事業成長を大事にしていることってシンプルにすごいなと思ってます。特に開発組織にもきちんと浸透しているのはなかなか珍しいですよね。

— 今後、どのようなことをやっていきたいか?

冨永: 自分自身がこれをしたいっていう強い思いみたいなのは正直なところ今あんまりなくて。どちらかというと、自分がCTOの林さんの分身になることで、林さんの手が空いて、色々なチャレンジ・意思決定をしやすいようにすることが今現時点だと必要なことかなと思っていますね。これまで林さんが採用を一人で見ていて、それを僕が入ることによって採用業務を巻き取ることができたように、林さんには手を動かすのではなく、考えることや意思決定をしてもらうことに時間を使ってもらうことが今会社にとっては良いことかなと。会社の成長のためにやるべきことであれば全部やっていくぜっていうスタンスでいるようにしていますね。

— ミッションを叶えるためにどういう人と働きたいか、そしてどんなチームを作りたいですか?

冨永: 近々で言うと、経験豊富なEMと一緒に働きたいと思っていて、僕自身含めSODAのEMにはEM経験のある方がいないので、アカデミックなことしか正直分からないんですよね。もちろん全力でキャッチアップするよう努力していますが、経験値的なものがあるとないとではEMは差が結構出ると個人的には思っています。開発組織で言うと、自律的に、主体的にというところがキーワードになるかと思っていて、これやってよって言われてやるよりも、やっぱり自分で課題と解決案を見つけてくる人だとSODAの開発組織にはマッチするのかなと思っていますね。誰かが言っていたからやるのではなく、現状もしくは今後こういうことが起きていてもしくは起きる可能性が高いから現時点でこうすべきとガンガン提案してくれる人と一緒に働きたいなと思っています。

— 本日はありがとうございました!

冨永 晃史 / 株式会社SODA Engineering Manager
2021年8月に業務委託でSODAへジョインし、アプリエンジニアとしてスニーカー&トレカフリマ「SNKRDUNK(スニダン)」のグロースに注力していました。2022年1月より正式に社員としてジョインし、2022年8月よりSODAのエンジニアリングマネージャーとして組織作りやエンジニア採用などエンジニアリングマネジメント領域に注力しています。
Twitter: decoch718
GitHub: decoch
YOUTRUST: decoch

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