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アーティスト坂本教授とSNS

2023年3月28日、71歳で亡くなった教授こと坂本龍一
氏は、アーティストの中で1番SNSを活用していました。
世界の坂本にしたのは正にSNSへの投稿でした。
教授は自身のコンサートをTwitter(当時)のつぶやき
だけでファンと一緒に創り上げていきました。

2012年、国内8都市と韓国の全10公演 “坂本龍一
Trio Tour Japan & Korea”で、ソーシャルメディア
実験プロジェクトを実施。高画質高音質のハイビジョン
映像で“無料中継”、また、中継では視聴者が任意の
金額をチップとして支払うことのできる「Ustreamチップ」
(通称:おひねり機能)を採用、おひねりを払った人
には、オリジナルポストカードやステッカー、TwitterのID
でつくられたポスターなどが配られました。Twitterが
単なるつぶやきの場でなく、教授とファン、関係者との
共感共創によるつぶやきで、これまでプロモーターが一手
に担っていたビックコンサートをアーティスト自身で創り上げ
られることを証明しました。

坂本教授とSNSは、3.11東日本大震災発生後、
いち早く独自のプロジェクトを立ち上げ、被災地支援
にも取り組み、被災者の心の支えになりました。
そして最期の取り組みは、”明治神宮外苑の樹木
伐採”の阻止! その思いが通じたのか?ユネスコの
諮問機関「イコモス」が、中止を求める文書を公表、
伐採が一旦ストップしました!!

(2023.9.18 Vol.16)

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