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20240127「わたしたちの灯火」

わたしたちの灯火は
何を照らし
何に照らされるのだろう
ここで受け取り
そこで受け流す
どれもがそこにあるのに
それを掴もうとして
既に零れている
溢れ出したそれらを
皆が受け止め
見えない所までも
各々が感受して
解釈を加えてるのだろう
様々な見解を見出し
それらの総合から
問題を解く
解かれたそれらで
わたしたちは少しだけ
進めるのだろう

わたしたちを照らさない
その影や闇の所在
それらがなければ
ひかりだけを見ることも
難儀なのだろう
まだ朝が明けないように
反対側ではもう明けている
ようやく起きた子どもらに
その領土を与え
今までとは違う耕しを試みるのだろう
果てのない問いを
砕いて丸め
各々が受け持っては
会話して交渉する
感覚の檻を錆びさせ
鍛錬する強度のしなやかさ
その淡いの炎に水分を嗅ぎ分け
照度の強弱を滑らかに回す
もう片足踏み込んでいる

明かりを灯し
暖を取り
煮込んだスープをいただく
混ぜ込んだ今日の一日
あるいは今までの経緯
出来事の詳細がわからないまま
各々の解釈で違うそれを
別の方向から受け取る
かもしれないが
そうとは限らない
その目で直に体験したそれらを通し
わたしの中に朧げな答えらしきを得る
それが違うとしても
やり直せばいい
もう一口含んで
意味を得る
幸いと最愛の渦中で
かき混ぜた深呼吸
ふっと零しもう一度見つめている

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