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観光地創出のために 【対象地域の注目度向上の施策】

はじめに

こちらのnoteは、人気観光地創出のために【課題分析編】人気観光地創出のために【ベンチマーク分析編】の内容を踏まえたnoteとなります。
↓まだご覧になっていない方はこちらから↓

過去2回、対象地域を千葉県館山市ベンチマークに神奈川県藤沢市を挙げ、比較・考察を行なってきました。そこで集大成となる第三弾の今回は、館山市の観光地としての注目度向上のための3つの施策を考えていきます!


その前に

第一弾のnoteで挙げた、館山市の観光PRにおける課題点をおさらいしましょう。

この3つが大きな課題となっています。今回はこのそれぞれの課題に対応する新施策を考察していきます。

(1) 公式HPのリニューアル

公式HPは多くの自治体がすでに作成済みだと思うのですが、せっかく公式HPを運営していても、観光地PRに効果的に使えていないものが多く見受けられます。より魅力を発信できる公式HPにするにはどうしたらいいのか、館山市verで考えていきましょう。

トップページのビジュアルと情報量

館山市観光協会 スマートフォン版トップページ

このトップページを見て感じた点として、色味がシンプルすぎるという点とフォントの種類に親しみやすさを感じずらいという点です。

一方で、2021年の都道府県観光情報サイトの閲覧数ランキングで1位だった大阪の観光情報サイトのトップページはこちら↓

osaka-infoのトップページ

2つを見比べてみると、色の使い方や文字のフォントの柔らかさなどの違いが一目瞭然です。ビジュアルを強化することで、より魅力が伝わりやすい公式HPとなり、閲覧数の増加も見込め、観光地として興味を持ってもらえる機会増大も図れるでしょう。

情報量に関しても、公式HP運営で重要な要素となります。ただ、館山市の場合、情報コンテンツ自体の量はさほど問題はなく、むしろ充実しているように思えます。ただ、スマートフォン版サイトでは、情報が下に羅列されているので、スクロールをしなければ目に入りづらいレイアウトになっており、サイトを訪れてすぐには目に入らないデザインとなっています。
そこで、大阪観光情報サイトのようにトップページに幾つかの目次をつけることで、せっかくのコンテンツが埋もれてしまう可能性を避けることができ、視覚的な充実度も上がるため、このような工夫が必要であると言えるでしょう。

(2)若者受けを意識した施策

現代の社会において若者のSNSにおける影響力は大きく、地域の魅力を発信する上で必要不可欠なものとなっています。そこで若者がSNSで投稿したくなるような話題性のある施策を考えることが、プロモーションをする上で効果的であります。
例えば、ベンチマークとして挙げていた藤沢市では、若者限定の動画コンテストを開催して、話題性を集めていました。(詳細は第二弾noteにて)
そうした、若者に焦点を当てた施策は観光地としての情報を拡散する上で、非常に有効的な手段であり、力を入れるべきポイントであるのです。

そこで、、、
館山市で既に開催されているイベント「里見のまちづくり ランタンナイト」をもとに、若者受けしそうな新施策を勝手に立案してみました!

「里見のまちづくり ランタンナイト」

里見のまちづくりとは、館山市の年間を通した観光キャンペーンで、その一環として、夏季に行われる「ランタンナイト」を取り上げます。
現時点で、このランタンナイトは市民限定のイベントとなっていますが、今後コロナ禍を乗り越えていく中で、観光客も楽しめるイベントとなることを仮定として、媒体別フォトコンテストを提案します。

媒体別フォトコンテスト
概要:Instagram(フィード投稿)、TikTok、Twitterを使用して開催。
各媒体で、共通の#を使用していいね数・保存数・再生回数・リツートなど、各媒体の特性に合わせたインサイトで優秀賞を決定。
優秀賞だった投稿を公式アカウントでリポスト&メンション、他景品などの授与を行う。

この施策を行う上で重視したポイントは、ランタンナイト自体の人気性です。
ランタンを飛ばすイベントは日本のみならず、海外でも行われている人気なものです。特に若者にとっては、人気ディズニー映画のワンシーンとしても馴染み深く、憧れのシーンとしての話題性を持つことが伺えます。
そこで、ランタンの幻想的な写真をSNS上で拡散してもらえるフォトコンテストの施策を行うことで、認知を一気に拡大させる狙いがあります。
このイベントを活かして若者へのアプローチをしていく効果は大きいと考えられます。


(3)Instagram運営のアップデート

館山市のInstagram運用状況として、第一弾のnoteでは、低頻度のフィード投稿を課題に挙げていました。当時、投稿頻度の少なさによるユーザーとのコミュニケーション不足を懸念して課題として挙げていました。
しかし、このnoteを執筆している10/28現在、投稿頻度が増加しており、週に5日以上投稿されている様子が伺えます。これに伴い、前回執筆していた頃よりも200人ほどフォロワーが増加しており、投稿頻度の影響も受けて、増加したとも考えられるでしょう。
館山市のように、Instagram運営に力を入れ始めた自治体の次のステップとしては、インサイト分析が有効的なものとして挙げられます。

Instagram「インサイト」
Instagramが無料で提供している分析機能、いいね数・保存数のみならず、閲覧しているユーザーの特性や、どんな投稿がユーザー受けするのかなどを数値的に分析することができ、エンゲージメントの向上が期待できる。

このインサイト機能を使いこなすことで、よりユーザーのニーズに沿える投稿の作成が可能となり、Instagramを利用した認知拡大を有効的に図ることができ、観光PRに一役買うことができるのです。

その他、地方自治体のInstagram運用のコツについて詳しく知りたい方は下記のnoteを要チェック!


おわりに

今回は「観光地創出」をテーマに、3つのノートに渡ってご紹介してきました。観光地創出は難しいテーマでもありますが、公式HPやSNSを使うことで、効果的にアプローチすることが可能となるのです。
このアプローチ方法が使えるのは、現代ならではの強みです!

この現代ならではの強みを活かしたいけど、いまいちやり方がわからなくて不安・一度だれかに相談する機会が欲しいという方。
SNSに関しての知見を持つ、私たちエイチジェイにぜひ一度お問い合わせください!

ご連絡・ご相談お待ちしております!

株式会社エイチジェイ 栁澤智佳


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