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五月人形を燃えないゴミで捨てたと言ったらびっくりされた話

割と最近、子どもたちの五月人形を2つ捨てた話を書いた。

職場の休憩時間にランドセルや初節句の話題が出た。話題を出したのは子育て真っ盛りの30代ママたちだ。ランドセルの色の話、最近はニナニノというブランドが人気なこと、どちらかの親がお金を出してくれたことなどなど…。

もうお金を出す側になってしまった私なので、フムフムなるほど…やはり孫の小学校入学時には10万用意しなくちゃいけないな、などと思いながら聞く側に回っていた。

そして話題は五月人形や雛人形の話に。
男の子なら夫側、女の子なら妻側が用意をするよねーみたいな話になっていた。

まぁ確かにうちも夫のお下がりの立派過ぎる兜飾りをいただき(まだ捨ててない)夫の祖母が新しくガラスケース入りの人形を長男、次男とも用意してくれた。

うちはつい最近五月人形を処分したので「うちはもう27年経って飾らなくなったから燃えないゴミに捨てた」とうっかり言ってしまったら「燃えないゴミ?」「え?供養とかしないんですか?」と若いママたちにドン引きされた。

だってちゃんと市に五月人形の捨て方をレクチャーしてもらったとおりに捨てたのだ。私は人形に魂があるとか信じないので高いお金を払って魂抜きなんてしない。

うふふ、たぶんね、あなたたちも私の世代になったら私と同じことする人いるよ?クローゼットに仕舞いっ放しのたまにしか用の無い人形にそんな高い供養代なんか払えないよ?…と口には出さなかったけども心の中でニヤニヤしていた。

と同時に私より20歳も若い彼女たちが私よりよっぽど昭和な感覚を大事にしているのを見て、基本的な日本人の感覚ってちゃんと受け継がれているんだなぁとも思った次第。

たぶん彼女らがこのまま育つので色んな古い慣習は世襲される。

私は実家とは心が遠いので彼女たちの実家との良い関係が続きますようにと祈らずにはいられない。

そして私は同じ感覚の人とはなかなか出会えないのだ。
この私の「要る、要らない」の感覚を分かってもらえる人がなかなかいない。
まぁ分かってもらったとてなんだがね。



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