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創作関連(小説、詩、エッセイ、コラムなど)

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僕が創作した小説や詩、エッセイなどです。 稚拙なものではありますが、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
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記事一覧

【短歌】甘くて痛くてほろ苦い

虫歯でも あなたの想い 噛みしめる 甘くて痛い バレンタインデー

【詩】一番のいいねをあなたに

あなたが紡いだ 感想文 たとえいいねが もらえなくても その感想の 存在自体が 10,000いいね 心の中で ぼくは贈るよ 一番のいいねをあなたに

【短歌】二刀流の心

広くあり 深くありたい 内面は 目指す頂 二刀流へと

【短歌】ケチつけられないSNS

ケチつけて ケチをつけられ ケチつける ネコの画像で すべて忘れる

【短歌】東京の雪

結晶を 見たのはぼくの 気のせいか 感情ゆする 東京の雪

【詩】まぼろしのレール

三車線の国道を走る自動車 ただ まっすぐに進む 工場のベルトコンベアを走る菓子パン ただ まっすぐに進む 大通りのマラソンコースを走る僕 ただ まっすぐに進む ぽつん いつの間にか 消えている 三車線の国道 工場のベルトコンベア 大通りのマラソンコース 取り残された 自動車 菓子パン そして僕 ぽつん レールはどこにいったの? レールからはずれてしまったの? そもそも…… レールはまぼろしだったの? ぽつん 右も 左も 上も 下も 何もかも見えない

【詩】新潟冬央

ねえ どうして冬になると機嫌が悪くなるの ねえ どうして最近は夏も機嫌が悪くなるの ねえ どうしていつも無口なの わたし もうついていけない あら 今日はきれいな夕空が広がってる ただ見つめているだけなのに 心が潤うわ やっぱり穏やかな あなたが好き 冬の日だと 一段と魅力的に見えるわ だから冬央さん もう機嫌悪くならないでね

【詩】優しさサプリメント

電車から降りるときに となりにいた 車イスに乗っている方 そっと手を差し伸べる ありがとう 歩を進めていると 電車内に落とした ワイヤレスイヤホン そっと手を差し伸べられる ありがとう 差し伸べる手とありがとうの一言 ちょうどいい距離感の優しさを ちょうどいいあたたかさで 共有していく 優しさという名のサプリメントを 共有しあいながら 人々の体温は平熱を 保っているのかもしれない

【詩】トンボ

僕には目がたくさんある 上下左右前後 すべてお見通し テレビやSNS すべてお見通し 人の噂だって すべてお見通し 目に入るもの すべてお見通しなんだ さて…… いつからだろう 僕にたくさんの目が ついているのは いつからだろう 本当の目はどれなのか わからなくなったのは いつからだろう 本当の僕がなんなのか わからなくなったのは そっとアイマスクをかけてみる 上も下も覆われてしまった僕の顔 なんにも見通せなくなったけど なぜだか息がしやすくなった

【詩】はぁ…

どんなに言葉を覚えても どんなに表現豊かでも どんなに想像力に満ちてても どんなに会っていても どんなに平静を装っても あなたの前では 語 彙 力 皆 無

【詩】真冬の冒険

一面に広がる雪景色 一面に赤に広がる僕の頬 ゆっくり眺めたい でもそんな余裕は いまはない いまは冒険の途中 ザクッ ザクッ 新たな道を 切り拓いていくように ザクッ ザクッ 閉ざされた 心の扉を開くように せっせと雪を運んでいく アパートの駐車場 僕は一人、スコップを動かす 一人の女性が スコップを持ってやってくる ヒロインの登場 ザクッ ザクッ 一人では太刀打ちできない ボスと戦っているように ザクッ ザクッ 開かれた心に あたたかな優しさをそそぐ

【詩】おもいでいっぱい

夢の世界へと 導いてくれるエスカレーター 鼻腔をくすぐる LUSHの香水の匂い 学生時代を 思い出すロビー タイガー! ファイヤー! サイバー! ファイバー! 朱鷺たちを呼び出す 呪文を唱えている 白 赤 青 黄 朱鷺たちとの通信手段である サイリウムが輝いている 超絶かわいい! 〇〇! 内に秘めた想いを存分に込めた コールが鳴り響く きらびやかに舞う姿を見て チック タック チック タック 止まっていた針が動き出す 3人1組に集まった瞬間 幾多の人

【詩】宴もたけなわではございますが

いらない いらない 何にもいらない 本当にいらない あなたの善意も悪意も無関心も いらない いらない 何にもいらない 本当にいらない 自分の善意も悪意も無関心も いらなくないのは 一人の場所 心のオアシス診療所 ここは砂漠だらけだ いくら飲んでも飲まれても しんどいつまらない帰りたい 酒は飲んでも飲まれるな 言葉は呑んでも吞まれるな

「デジタル」な現代で「アナログ」な手帳に書き留めるということ

心地よい陽射しが降りそそぐ朝。 レトロな雰囲気、店員さん温かみを感じさせる接客、落ち着く空間でいただくホットサンドとコーヒー。 日々の喧騒の中で、頭の中のノイズが小さくなっていくのを感じる。 そんなことを、お気に入りのRollbahnの手帳に書き留める。 先日の読者会で僕は『書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜』を紹介した。 影響を受けた1冊ということもあって紹介したが、周りからは思った以上の反応があった。それだけ「書く」という行為に興味がある方は多いのだな