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【雑記】8月に嗜んだコンテンツまとめと、ちょっと悩み

8月は過ぎ去ったが暑さは続いたまま、いつ夏が終わるかというところであるが、本日(9月8日)の台風は、湿気はとてつもないけれど、久方ぶりに「涼しさ」というものを感じさせてくれた気がする。

さてこちらのコンテンツまとめ、実質的に月一投稿を持続させるための“逃げ道”みたいなもので6月から始めたモノだが、逃げ道は逃げ道でまとめておくと楽しいなという事を感じたので8月分もやっておこう。

最後にちょっと愚痴というか、お悩みを吐露してしまったがそこはご愛嬌。

【映画】シン・仮面ライダー

観たい観たいと思いながら結局映画館で観る時間を取れなかった作品を、アマプラ配信によりようやく鑑賞できた。
前提として、私は昭和仮面ライダーには明るくない。原作漫画も読んでいないし、テレビ版も見ていない。基本設計や諸々にまつわる、いまや半分伝説となっているようなエピソードや裏話を聞きかじっている程度だ。
そんなわけだから、この映画に散らばっている様々なオマージュやリスペクトに気が付くことは出来ていない、という自覚はとてもある。
が、その自覚があった上で、一本の作品として楽しむことが出来た。

粗は目立つ。CGはそれこそ言われている通り、(あまりこういう映像技術的な面にうるさくないつもりの私でも)「ちょっとひどいな」と思ってしまった場面はあるし、何より所々ちょっと、いやかなりしっかり「陳腐だな」と思いながらの鑑賞でもあった。
映画としては正直どうかと思うし、もっと良い“作り方”や“見せ方”があったんじゃないかな?とは感じる。

しかし、それでもなお私はこの作品に通底する「外連味」が好きだ。
勢いやその場のノリでごまかされているのかもしれない。
それでも本郷猛や一文字隼人やルリ子やバラエティに富んだオーグの皆様が好きなのである。
最後まで観た上で、彼らに出会わせてくれたことに感謝。


【小説】名探偵のはらわた/白井智之

“名探偵のいけにえ”をそれなりに楽しんだ流れで、発売順としては“前作”、物語の内容的には「いけにえ」の後の時代となる本作をU-NEXTのポイントにて購入、読んだ。
現実に起きた凶悪事件をベースとして展開する物語には、(一応作中の事件の体裁ではあるが)そのモデルとなった現実の事件にも新たな解釈を突き付けてくるようで、そこは大変感心し不謹慎ながらワクワクさせられた。
…が、肝心かなめの「人鬼」設定が全く腹落ちせず…しっかり楽しめたかというと正直かなり微妙な部分がある。
というのも、「いけにえ」を先に読んでいたせいでここまでオカルト的ジャンルが入り込んでいるものとは思いもしなかったのだ。
キャラクター設定やトリック、意外な真相などは「人鬼」設定によるならではのモノであることは分かっているのだが、それでもここに全然入り込めなかった。
むしろ「たぶんこの設定自体がなにか合理的な説明のもと、結末で大きくひっくり返るのだろう」と思いながら読んでいた。
トリックや真相などは面白く見ているのに、根本の設定と↑の自分の予想(結果的に、そして私としては残念ながら大外れ)が読書の邪魔をするという何とも言えない作品であった。
また、読む順番的にもこちらを先に読んでいた方が、いけにえのラスト数ページの印象と感想は大きく変わったであろうし、人鬼設定への面食らい度数も減っていたように思う。
なんとなく残念な読後感である。


【ドラマ】半沢直樹(2013)

U-NEXTとparaviの統合恩恵をここでも受けた形である。
「あ、これも見れるじゃん、みとこ!」と思いほぼリアルタイム以来に鑑賞。
やはり超名作、今見てもめちゃくちゃ面白い。
基本的には原作通りの展開を拾っている中、やはり当時から言われていたが大和田常務を最初から最後までの敵(てき)でもあり敵(かたき)に設定した改変が巧い。
そして各俳優たちの演技力や顔芸、セリフばかり取りざたされるが、実は原作展開の再構成や真相究明、どんでん返し部分の演出や脚本など、そもそもドラマとして前提となる構成要素もとても光っている。
これらの要素が渾然一体となっていることがこのドラマを名作たらしめているのだ。
この2013に関して言えば原作越えをしている部分も大いにあるといっていいだろうと思う。

【ドラマ】半沢直樹(2020)

そのままの流れで第2作もリアルタイムぶりに鑑賞。こちらも決して駄作ではないのだが、正直言うと前作ほどの勢いもなく、ドラマとして傑作ではないという残念な結果を改めて思い知らされた。
先述したように、前作の良さはそもそも「脚本と演出」というドラマ自体のクオリティの高さであって、いわゆる「名台詞」や「顔芸」は面白さの“オプション”要素であったと思っている。
が、今作はそこをフィーチャーしすぎている。ハッキリ言って不必要にそちら方向に走っている。(色々な要素を遠因として「走らざるを得なかった」のかもしれない)
特に顕著なのは第一部伊佐山役の市川猿之助で、彼の演技が悪い方向にこの作品を決定づけてしまっている。
また、コロナ禍での撮影で恐らく時間も足りなかったのか編集が粗い。原作を読んでない人にはいろいろと分かりづらい部分が多く、カタルシスにも繋がりづらい。
原作に於いては早々に明かされる事実を謎として引っ張ったりしたことや、箕部幹事長を原作以上に大物としたこと、前作を考えればしょうがないのだが大和田常務を残したことで色々と原作との齟齬も目立ち、そしてそれら改変が面白さに寄与していない。
総じてドラマとしてのクオリティはハッキリ言って低い。低いのだが、しかしそれでもまだ見られる(魅れる)のは、正に出演俳優陣の演技力、いみじくも不必要なほどフィーチャーしすぎていると前述した熱量・顔芸・アクの強さ部分のお陰だったりするもんだから、何とも皮肉なモノである。

【ドラマ?】バチェラーシーズン5

元来恋愛リアリティショーに興味はなく、あいのりもテラスハウスもそのほかいろいろもパートナーが観ているところを横目にしたりしても惹かれることはなかったのだが、なぜかこのバチェラーシリーズだけは毎回ハマってしまう、実はけっこう好きなシリーズである。
バチェラーシーズン1.2は後追いで、シーズン3以降は全てリアルタイムで追っている。
パートナー及び友人、会社の同僚とも一定期間話のネタにして盛り上がることのできるそれなりのコンテンツであって、1年に一回程度の新作を毎度楽しみにしている。
今回もいろいろ思うところはありつつもしっかりと楽しむことが出来た。
リアリティショーである以上、不必要に触れるのも何なのでここまでに留めるが、一記事書けるくらいの感想と熱量は持っているコンテンツである。
ちなみに出演者のSNSなどは放送中も放送後も基本的には追わないタイプである。

【ゲーム】ドラゴンクエスト10オフライン 目覚めし5つの種族(Ver.1)

長い時間をかけてよーやくクリアした作品。
雑記レベルではあるがこちらに記事とした。
クエストやVer.2などまだまだ遊ぶ余地はありつついったんここで止めておく。再開はいつになるやら。

【ドラマ】仮面ライダーギーツ

およそ20年振りくらいに仮面ライダーをリアルタイムで完走。
※私にとっての平成仮面ライダーはこちらこちらにまとめてみている。
とはいえ「ハマった」か、と言われると若干微妙なところ。
途中からは日曜朝その時間に起きているから、日課として流していた、といったところ。
多人数ライダーによるバトルロワイアルやゲームは割と好みの展開であったし、各キャラクターも立っている。短いスパンでゲームを切り替えることで横軸の展開を順番に複数広げていく作劇も新鮮で面白かった。
それでもなんと言うか、全体的にチグハグな感じを常に覚えていた。
うーん、なんと言うか主人公である英寿の目的や言動、“願い”という概念の扱い方など…恐らく深く考えて咀嚼すればなにがしかの言語化は出来る気がするが、正直言えばそこまでの熱量もこの作品には感じていない。
とはいえ最後までメイン4名をブラさず、それぞれにスポットを当て都度都度新しい関係を構築させながら全体を破綻させずに着陸させたのは見事だな、という感想。
英寿の結末は、今後非常に客演させやすいな、と思ったりもした次第。

【旅行】北海道

だいぶ毛色は違うが、まぁこれも嗜んだコンテンツということで。
夏休みとして旅行へ行ってきた。コロナ禍及び息子の誕生もありかなり久々である。
私の誕生日祝いと息子の初めての本格的旅行を兼ねて、星野リゾートトマム。
本当に北海道か?と思う程の暑さ、そしてその暑さにより線路が歪んで(!)トマム行き特急が運休となるなどトラブルに見舞われながらも、雲海もキレイに見ることが出来、それなりにしっかり満喫した旅あった。何より敷地内の食べ物屋、レストランが全て旨い!
今となってはなかなかこういう機会はないので非常に良い想い出となった。
しかしリゾナーレの方は若干古さが際立つ感。次の機会があればザ・タワーの方にも泊まってみたい。

最後に

8月で“見終わった”“楽しんだ”コンテンツで言えば以上であるが、「楽しんでいる最中」のモノも多々あり、楽しみ切ることが出来るか非常に不安である。
配信では“季節の無い街“、実写“ONE PIECE”、録画を駆使しつつリアルタイム追いのドラマで言えば“VIVANT”、そして止まっているドラマも多数とコンテンツに囲まれていることに非常に感謝しつつ溺れ始めている今日この頃である。
もっと言うと“追う気がある”モノの中の“GAMERA -Rebirth-”も配信が始まってしまい、アニメ“PLUTO”も10月から始まってしまうという、溺れ始めているというかもう溺れているよね、という状態だ。

そんな中で本当はゼルダもポケモンもやりたいのだが、息子に早朝にたたき起こされることとそもそも私が夜更かしと早起きを両立する体力はもはや無いこともあり、ある程度遅くまで何かをするということが出来ない(したくない)。

平日日中は仕事、休日日中は家事育児そしてお出かけが主なので、休日平日問わずコンテンツに割ける時間は夜の1~2時間程度であり、もちろん家には私ではなくパートナーもいる。
となると本当に、言うなれば“一晩一ターン”しかないのだ。ドラマなら1話、ゲームなら1時間ちょっと、映画は端から厳しい、という感じ。繁忙期になるとその夜の時間すら消滅することも多い。
※ちなみにこれは完全に個人の好みかつわがままだが、映像コンテンツをスマホで見ることは好きではないため、通勤を利用してドラマや映画を見るという事も出来ない(したくない)。

フルフレックス制を利用して平日を休みにして時間を捻出することはたまにできるし(“僕生き”や“スパイダーバース”はそれ)、リモートワークを駆使して仕事しながらドラマを流したり1時間の昼休憩を当てたりしてチマチマと進めていくことも可能だが、もちろんそんなにしょっちゅうではない。
息子がある程度大きくなるまで、望んでいる第2子を考えると向こう数年レベルでこんな感じかなーと思うと時にしょぼくれてしまうこともある。

まぁそもそも息子との生活がイヤだったりストレスだったりすることもないのでいいと言えばいいのだが。
とまだ思えていることが救いか。

数年後とは言わず数十年後レベルで、暇を持て余してパートナーと共に様々なコト・モノを楽しむことを目標に、取り敢えず今は今の生活の中で出来る限りいろんなものを享受していきたいと思う。
それがたとえ少しずつであろうとも。

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