見えてきたナビアプリに求めるもの

昨日はWAZEをインストールして使ってみました。イスラエルで生まれたそうで、世界中にユーザーがいてコミュニティを形成し、アプリ利用者の投稿やエディットでアップデートしていく、それは地図さえもが変更が加えられ、随時アップデートされるという、新しい考え方のナビアプリでした。

3kmほどの近所を往復したのみで評価することはできませんが、とりたてて問題なく使えました。もちろんアップルカープレイに対応し、iPhoneとUSBで接続した車載のタッチディスプレイに地図表示が可能です。

設定画面に音声案内をiPhoneからのみにするという項目があり、チェックしてみたもののカープレイに接続すると無効化され、やはり再生音楽の音量を極端に下げ、案内音声を車載スピーカーから鳴らしました。

カープレイに接続済みのiPhoneの画面は地図では無くなり、右左折を示すアイコンとそれが訪れる距離を複数記した、ラリーのコ・ドライバーが参照するような運転指示になります。それは良いのですが、やはり案内音声はiPhoneから鳴らし、車内の音楽を妨げないようにしてもらいたかったです。しかしこれはカープレイの側の仕様なのかもしれません。

慣れ親しんだ少し遠回りのルートを候補として出してくれたので、最短ではなく敢えてそれを選びましたが、細かいところで異なる道を示すものの、他のナビアプリでは出てこないので嬉しかったです。住宅地で、ちょっとしたショートカットを行い、信号をひとつカットするのですが、それを実行してもナビ上では追随せず、元のルートを進んで、後に合流であったのは残念ポイントです。私はその地の居住者ですけれど、なるべく一般車を誘導しないエリアとして、なんらかの作用があるのかもしれません。

結局のところ、DS3のタッチディスプレイの解像度が少なすぎるために、ナビのマップを映し出すとなれば、文字は大きすぎ、表示エリアは狭すぎ、期待するレベルでの実用とはなり得ません。だったら、ご存じの方はおられるでしょうけれどWAZEのシンプルなマップは、それに見合うものと言えます。どちらも海外製ということでの相性の良さがあるかもしれません。

従って、問題点としては音声に尽きるのですが、iPadなりXperiaなり、所有している他のガジェットで別のナビアプリ、候補としてはヤフー・カーナビが筆頭ですが、を運用してそのデバイスから案内をさせ、iPhoneはカープレイで音楽を流し、WAZEのマップを表示する、という2台体制が良好かもしれません。

いずれにしても、ディスプレイがこれなもんで、『カーナビタイム』を表示させるためのプレミアム・プラスプラン、月額1100円は無いと言えます。今日はそんなところです。カープレイは音楽を流し続け、スマホ本体から案内音声の出力ができるセッティングが行えればそれがベストです(あるいは音楽の方をbluetoothで飛ばすとか)。

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