ナビアプリと競争

本日は4/4の納車以来、最長距離をドライブするとあって、今後使用していくアプリを選定するのにうってつけの機会でした。と言っても都内縦断に過ぎません。直線距離にして34.6kmの目的地へ、3台のガジェットで3種のアプリに案内をさせました。

まずルートについてですが、有料道路不使用の条件でトップに出てくるお勧めを採用、しかし実際に走り始めてみると下道の渋滞が激しく、ナビに反してルート途中の最寄りインターから高速へ乗り、通常こうした場合、ナビは少しでも早く降りさせようと案内するのも無視して、目的地へ最短のインターで降ります。当然のことながら予想時間を大幅に下回る所要時間となりますので、これはフェアではありません。

しかし私のナビ使用例として、このような方法が通常であり、案内を目的とすることは些少であって、いつもは時間予測と、途上での渋滞回避のために地図を表示しておくことにあります。

iPhoneでカーナビタイムを使用し、これは昨日ここに記したとおり「タッチディスプレイ」とメーターナセルの間の隙間にスタンドを取り付け、ここから画面が常時見えるようにしています。車載オーディオでは音楽視聴に専念し、ナビ音声はスマートフォンからのみ出ています。カーナビタイムはほぼ喋り続けるので、個人的には鬱陶しいレベルです。ルート案内に天気予報はいらない。

で助手席にiPadを置き、ヤフーカーナビを稼働させ、その横でXperiaでグーグルマップに案内させます。往路での記録を取っていないので順序のみ記しますが、ヤフーが一番早い到着、次にグーグル、遅く着くのがカーナビタイムとなり、距離表示の数値もその順に増えていきます。つまりは道順による違いが反映されたものと考えます。

先述の通り、ほぼ全ルートを高速道路で行きましたので、実際には50分ぴったりで到着出来ました。しかしナビアプリの候補で筆頭に出てくるルートと同一かと思いましたが、最短予測(ヤフー)でも57分だったかと思いますので、誤差は小さくありません。

復路はやはり有料道路回避条件のトップでお勧めされるルートを指定、実際に高速を使わずに走行しました。しかしルート案内に囚われず、これまでの経験で走りやすかった道順で走ってきました。

カーナビタイムは距離38.3kmで所要時間55分、ヤフーカーナビは39kmで56分、グーグルマップは38kmで53分の予想。21:59に出発して22:47分に到着、実際の所要時間は48分でした。

かつてのカーナビの時間予測は、平均速度を20km/hなり25km/hなりに設定し、道のりを単純に乗算しただけでした。個人的な使用感から25km/hとするのが実際と近いように思え、仮にカーナビが30km/hで計算して表示する機種だとしたら、その差分は残距離のkmを、そのまま分として加算すると合致することが多かったです。まずカーナビで下道の最短ルートを検索して走り始め、例えば30分後に着くとされるのに距離が15kmとなっているなら45分後に到着すると読んで、実際その通りになることが多かったです。これは都心を比較的混んだ時間帯に走ることが常だったからであり、そういった条件下の経験則です。

さて、現代アプリは情報収集に長け、より緻密な、区間毎の車速設定を詳細に考慮して算出するのだと思いますが、傾向として、カーナビタイムは慎重、かつて使っていた車載ナビなどは楽観的、ヤフーカーナビは正確といった印象がありました。今回の場合どうなのでしょう。

iPhone:カーナビタイムの場合、平均車速は35.108km/h。Xperia:グーグルマップの場合、平均車速は33.57km/h。iPad:ヤフーカーナビの場合、36.4km/h。以上は上述の距離を分(ふん)数で除算した数値です。

現実にはどうだったかと言うと、道のりでは無く直線距離を、所要時間から求めると、38.4km/hで移動したことになります。実際は、より長い距離(少なくとも10%以上は)を通行しており、それを仮に上記3ルートの平均とすれば36.4kmとなり、48分ですから平均車速は48km/hにもなります。ルートの大半が60km/h制限の国道でしたからあながち違法であると言えません。しかも祭日の夜、という空いている好条件。

ナビアプリはまだここまでの予測はできていません。しかしながら、所要時間56分と、最長を示したヤフーアプリが、実は最も速度が高かったのは事実であり、やはり時間予測に関しては最も正確性が高いと言えるのではないでしょうか。

今回は、インストール済みのコッチ(パイオニア製)やモビリンク(トヨタ製)は試しておりません。肌感覚で信頼を置けそうであったヤフーカーナビの優位性が、一面でも実証できたことが収穫でした。

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