失望のF1

F1アゼルバイジャンGPが終わり、DAZNでの配信は一通り見ました。開幕直前にフォーマットの変更が宣言され、金曜の午前に練習走行、午後に決勝のための予選(従来土曜午後に行われていたもの)、土曜は午後に距離を1/3に短縮した「スプリントレース」(従来は決勝スターティンググリッドを決めるための予選として機能したミニレース)、午前はそのための予選、という設定がテストされたのです。

スプリントレースは、その予選を含め、独立した、つまり本来の決勝レースと関わりのないイベントを1日かけて行うものと、扱いが変更されました。もちろん、賞与として1位から8位までにポイントを受けることができ、シーズンを通して戦う上で、重要な意味を持つことに変わりありません。

従って、昨年まで行われたスプリントレース同様、ポイント蓄積の機会であることは変わりませんが、その結果が、基本的には決勝戦に影響しないように配慮され、一種の2ヒート制のような様相となりました。言い換えれば前座レースを自前でやるというような。

そしてご承知の通り色々なことが起き、本来スポーツが行っていた、十全な準備を行って全力で戦うという前提が崩れてしまったことを目の当たりにしました。

経営者が米国人になってからのF1は、本当に○○だな、と思います。エンターテインメント? 戦う者へのリスペクトが足りないんじゃないかと感じます。メディア対応なのですよね? 全世界のスマホ視聴者への忖度なのでしょう。おそらく。だからきっとそれが正しい。

でもまぁ、言わせてもらえば、墜ちたもんだ、というひと言です。茶番。

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