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コピペでできる!AI画像判別アプリを作ろう!

0.はじめに

画像判別AIアプリの作り方を紹介します。
まず3種類の画像を判別するAIモデルを作成し、スマートフォンで使用できるようにアプリ化します。
アプリ化まで簡単に実施できますので、プロトタイプの作成やAIモデルの評価にも便利です!

例として、「グー」「チョキ」「パー」を判別するアプリを作成しました。
(休止していたらRestart this spaceをクリックして下さい)
使用する画像の種類を変えれば、様々な判別アプリが作成できます。

1.画像の準備

まず、判別したい画像を集めましょう。
拡張子はjpegの画像にして下さい。
例として、「グー」「チョキ」「パー」のjpeg画像を90枚ずつ集めました(種類毎の画像数は揃えておいて下さい)。
もちろん画像数が多い程、判別精度は上がります。

1-1.画像の撮影

後程の作業をスムーズにするため、画像はPCのデスクトップに保存しておきます。
例として、「guchokipa」という名前のフォルダを作成し、その中に「gu」「choki」「pa」というサブフォルダを作成しました(名前は何でもいいのですが、フォルダ名に漢字や平仮名を使わないで下さい)。

1-2.Googleドライブへ画像のアップロード

Googleドライブにログイン後、「+新規」→「フォルダのアップロード」をクリックし、デスクトップに保存しておいたフォルダをアップロードして下さい。

「+新規」をクリック
フォルダのアップロードをクリック

2.Google colabの設定

AIモデルを学習させるためには、ハイパワーのマシンが必要です。
そこで、クラウド上でハイパワーマシンを無料で使用できるGoogle colabを使用します(有料バージョンもありますが、無料バージョンの範囲で十分作成可能です)。

2-1.Goole colabへのログイン

下記リンクをクリックしログインして下さい。Gmail等と同じアカウントでOKです。
自動ログインされない場合は、右上の「ログイン」をクリックして下さい。


Google colabのログイン画面

2-2.新しいノートブックの作成

左上の「ファイル」タブ → 「ノートブックを新規作成」をクリックして下さい。

新しいノートブックが作成された状態

右上の接続ボタンを押して下さい。

「接続▼」となっていた部分が「RAM ディスク」という表示に変わります

「ランタイム」タブの、「ランタイムのタブを変更」をクリックし、GPUを選択してください。

NoneからGPUに変更した状態

フォルダマークをクリックし、グーグルドライブを接続します。

フォルダマークをクリック
グーグルドライブと接続
「drive」フォルダが表示されればOKです

これでGoogle colabの準備は完了です。

3.AIモデルの作成

「VGG16」というAIモデルを使用します。
このモデルをGoogle colabで呼び出し、準備した画像で再学習させることで、オリジナルのAIモデルを作成します。

3-1.モデルの学習

下記コードをコピーし、Google colabのセルに貼り付け、実行ボタンをクリックして下さい。

コードを記載するセルの場所

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