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わすれがたい風景

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積み重ねた日々、不器用な乾杯

積み重ねた日々、不器用な乾杯

幼い頃から、人生は「本当」を探す旅だった。

ずいぶん大人になってからも、本当の目標とか本当の人生とか、そんなものを見つけたくて必死だったように思う。
そんな調子がつづき、迷子のピークを迎えた29歳のときに決めたのが海外へ行くことだった。

すべての段取りが整ってから家族に報告した。父は驚きと呆れが入り混ったような声色で言った。

「何?アメリカ行くやと?
おまえもう30になろうもん
なんば言い出

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コロナで止まっていた、結婚手続き進めている。5区にある精神科での検査。(←偽装結婚じゃないかどうか確認のため) 肌感ですが、午後の診療終了1時間半前くらいから開始できるといいかも。先生たち早く帰りたくて、手際がいい。ダラダラしてない。精神鑑定1分で終わった。1,200k(2人分)

ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ感想文:『Shadowbringers』は己のシャドウを統合する物語

この記事はふせったーで2019年7月に公開した記事を筆者本人がnoteに転載、加筆修正したものです。オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の最新エクスパンション、『漆黒のヴィランズ』のメインシナリオクエストクリア後の感想+弱い考察記事となります。

私が『漆黒のヴィランズ』(以下、英題の『Shadowbringers』で表記します)のメインクエストを体験して思ったのは、「これは心理学でい

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一目惚れのような恋に落ちなくても

一目惚れのような恋に落ちなくても

数ヶ月前に入社した同僚を混じえて、チームの同僚たちと一緒に数人でランチをしていたある日のことだった。新人の彼女がチームの一人に、ロンドン育ちなのか質問した。ロンドンにはいろんな人がいる。色んな人というのは、内面的なこともそうだけど、外見的に色んな人だ。多方面から人がやってくるロンドンという街では外国人という枠組みが曖昧になる。私が一緒に働いているのも、出身地がバラバラな人たちで構成される多国籍なチ

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2019 年に読んでよかった・見てよかった・行ってよかった 27 選

2019 年に読んでよかった・見てよかった・行ってよかった 27 選

年の瀬のつかの間のマッタリ時間を利用して、この 1 年間、プライベートで初めて読んだ漫画や文章・見た動画・行った場所のうち、特に印象に残ったものを駆け足にまとめてみました。

「何度も読みたい・見たい・行きたいくらい、めっちゃよかった!」と思ったものに厳選しています。

漫画:3 選ちいさこべえ(全 4 巻)

数年前の作品だけど初めて読んだ、良すぎて即 3 周してしまった。

山本周五郎氏の時代

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