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写真が好き、カメラが好き

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「センス・オブ・ワンダー」を感じるとき、私はカメラのシャッターを切る

「センス・オブ・ワンダー」を感じるとき、私はカメラのシャッターを切る

この1年とちょっと自宅にいることがとても増えた。もちろんその理由は言わずともがなだけど、とにかく家にいることが増えた。そして私も写真を撮る頻度がガクッと減った。私の作品をご存知の方は察していただけると思いますが、「緑の中で自然光が綺麗な作品」が私の撮る写真なので、いまの外へ出辛い環境だと気持ち的にも遠慮してしまうことがあったりする。

この気持ちは去年のこの騒ぎが始まった3月頃からいまもあまり変わ

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モデルさんにもぜひ読んでほしい星景ポートレートについて

モデルさんにもぜひ読んでほしい星景ポートレートについて

こんばんわ。silkandfireことしるくです。

先日Twitterに出したこの写真、わりと大きく反響いただいたので記事にしてみました。

ただし、僕が星撮りで風景の方々に秀でるところなど何もないですし、星空+人物もその道の大御所が何名もいらっしゃいますから、僕ごときの撮り方なんぞ素人の戯言と思って読んで頂ければ幸いです。

まず、「合成でも多重露光でもなんでもなく一発撮りです」と言うことだけ

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夏のはじまりの6月、あっという間に過ぎた春を振り返る

夏のはじまりの6月、あっという間に過ぎた春を振り返る

こんにちは。山と川と暮らし(yamakawakurashi.com)です。

日に日に日が長くなって、葉っぱも茂って。いつの間にかすっかり初夏ですね。

「山と川と暮らし」は、標高1150mほどの山のふもと、ちょうど本州の真ん中あたりに暮らす夫婦(30代)+犬の屋号です。狩猟をする私、釣り好きな夫、犬はイーヨーみたいなセッター。

毎月まとめている「季節の記録」、前回の更新5月10日から6月14日

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カメラマン・フォトグラファーの仕事について働き方・稼ぎ方をまとめてみた。

カメラマン・フォトグラファーの仕事について働き方・稼ぎ方をまとめてみた。

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。

「フォトグラファーの仕事・働き方にはどんなものがあるのか」という質問をたまに受けるので、実際にフォトグラファーがどういった仕事・働き方をしているのかを私自身の経験からご紹介します。

この記事で初めましての方向けに簡単に自己紹介しますと
私は2009年(24歳時点)からプロとして活動し、Appleの広告写真に起用されたり世界的なフォトコンで

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自分の撮りたい写真を信じて

自分の撮りたい写真を信じて

当たり前のことかもしれませんが、撮る写真には人それぞれのテーマがあったり好きなテイストがあって、楽しみ方や撮り方、編集の仕方も違います。

雑誌の1ページのような写真

映画のワンシーンのような写真

絵本の中のような写真

エアリーな雰囲気、食べ物やポートレート、絶景や日々の暮らし

そしたら…

私が撮る写真のテーマって?
私が写真を撮るにあたって大切にしていることってなに?
私は何を撮りたい

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好きなのは「写真」ではなくて

好きなのは「写真」ではなくて

去年、数年ぶりに手にした「写ルンです」で想像以上の楽しい気持ちを味わえた。

初めてスマホ転送サービスを使ってみた。SMSで送られるURLにアクセスし、所定のパスワードを入れると画像のダウンロードページが表示される。失敗しているものもあるが(人と食べ物はダメだった)一覧でずらりと並ぶ様はなんだか可愛く、ぐっときた。

「写真」が好きな訳じゃない、これは大学生の時からなんとなく自分の中にあった気持ち

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箱が好き

箱が好き

 たまには「写真」と直接関係のないことも書かないといけません。といっても、やっぱりどこか「写真」を引きずっていくのでしょう。上の写真はまさにそう。

 写真の説明は後ほどとして、「箱が好き」の箱とは、まさにただの箱のことですが、特に好きなのが「桐」でできているもの、標本箱のようなものです。私は東京の下町生まれですから、子供の頃、特に昆虫採集に夢中になった記憶もないのですが、あの箱が好きです。(樟脳

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スナップ写真を圧倒的に面白くする3つのルール

スナップ写真を圧倒的に面白くする3つのルール

純粋に物事を記録する手段として、スナップ写真はその歴史的地位を築いてきました。

でも単なる記録にするには勿体ない!写真を謎掛けのように解読して”読む”ということも、スナップ写真の楽しみ方のひとつだと思います。

それには作者の意図があっても無くても良い。個人的にはそう考えています。

明確な意図をもって作られた写真は、スナップ写真の領域を時に外れてしまうことがあり、そのような写真が現代美術館に所

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【関東】有名フォトグラファーと写真を楽しむ 2days

【関東】有名フォトグラファーと写真を楽しむ 2days

「入ってからの成長過程を見て、ここまで伸びるのかという点を評価したい」
講評会で、ベストフォトを頂けた時のコメントが胸に刺さりました。

はじめまして。橋本です。
オンラインフォトコミュニティ「しんやとよーへい」に入って、あっという間の4ヵ月が過ぎました。

そんな中、10/18、19に関東エリアで行われたイベント「澤村洋兵 in Tokyo 2days」に参加してきました!

多くの方が参加した

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試行錯誤をひとり重ねた日々。写真と現像を学んだ道のり。|Artist Interview - Yukinori Hasumi 2/6

試行錯誤をひとり重ねた日々。写真と現像を学んだ道のり。|Artist Interview - Yukinori Hasumi 2/6

What’s “Artist Interview” ?
写真のCURBONが、「写真の階段の登り方」をテーマに、活躍中のアーティストにインタビューする連載企画。Hasumi Yukinoriさんのインタビューを公開中です

Hasumi's profile(@833__3)

埼玉県出身。”都市”の魅力を表現することを追求しているフォトグラファー。癒しや安堵を与えてくれる夜の街明かりをアイデンティ

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人の生きてきた重みや価値は背中の写真に宿る気がする

人の生きてきた重みや価値は背中の写真に宿る気がする

背は現実以上に物を言う

私は人物写真やいわゆるポートレートをほとんど撮りません。
別に嫌いではないのですが、色々な意味で撮るのが苦手です。
(上手く撮る技術がないとも言います)

いつも風景や景色、無機物、あとは動物の写真ばかりです。

しかし街の風景などを撮っていても、ほとんどの場合その地にいる一般人(私も一般人ですが、被写体以外の関係ない人物という意味で使わせて頂きます)が写りこみます。

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写真の神様との遭遇(撮影で記憶に残っている撮影エピソード16 荒木経惟さん)

写真の神様との遭遇(撮影で記憶に残っている撮影エピソード16 荒木経惟さん)

 僕は1年中Tシャツ姿で撮影しています。夏だけでなく冬でも撮影に集中すると汗だくになってしまうからです。夏はTシャツ。春秋はパーカーやコートにTシャツ。冬はダウンジャケットにTシャツといった感じです。季節問わず、スタジオや室内で撮影する時はいつもTシャツです。40歳過ぎた今でもこのスタイルは変わりません。カメラマンの中には格好良いスーツを着たり、おしゃれな格好をしている人はたくさんいます。でも僕が

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