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TR中の「質問」と「指示」の使い分けについて

このnoteはサッカー指導者をしてる私が「自分の振り返りや学び」または、「誰かのためになるかもしれないこと」を日々書いています。

最近、だいぶ暑くなってきましたね。
特に日中。

夜はまだ肌寒いですが。

着る服に迷いますね。


▶︎今日のテーマ


ルールは「指示」、キーファクターは「質問」



この前のTRでアシスタントコーチをしていると面白いことに気付かされました。

簡単にどんなTRかというと、
10vs10+1GKのオレアーダで攻撃がテーマのTRです。

その中で自分は守備側のオーガナイズの担当。
現象を出すために守備側にルールを与えます。それを実行させる役目。
この日は、「4-4-2 or 4-2-3-1で守る」というもの。

それぞれシステムでマークのつき方やプレスの仕方も異なりますがまあ省略。




普段、自分がメインでメインでやる時は、コーチングは基本「質問」です。
選手が考えてプレーします。

もちろんそのプレーに対して評価のコーチングもするので質問ばっかりではありませんが。(まあでも質問ばっかりになってるのが最近の課題でもある)

だから、無意識に「質問」でコーチングしていました。



この日もそうでした。

「守備はどうやって守る?」「誰がプレスに行った方がいい?」

と言った具合です。


でも、よく考えてください。これは攻撃側のTRです。
守備はあくまでその現象を出すための役割でしかありません。

つまり、自分はルールに対して「質問」をしていました。

これをしてしまうとどうなるか。デメリットは大きく2つ

・ルール浸透が遅くなる

質問することで選手は考えてプレーします。その分、理解するまでに時間がかかり、起こしたい現象が起きるまで長くなってしまいます。


・それが正解だと思ってしまう

これが一番まずいです。

普段、「質問」をされて、考えて、応えて、それを評価するという流れがあります。
それはKFを理解するには良いかもしれません。
でも今回これはあくまでルールであり、そのプレーが正解ではありません。
ルールを正解だと思ってしまう場合があるので危険です。



だから、今回の件から、

ルールであれば「指示」
・CBに誰が出ろ
・4-2-3-1で守れ
・ハイプレスにいけ

など、指示の方が逆側(この場合攻撃側)が良いTRができます。


キーファクターであれば「質問」
・どこから前進する?
・今、誰が有利?
・ボールくる前に何する必要がある?

など、自分で考えて答えを出すことで記憶に定着していきます。


いい学びでした。

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