Web制作をスムーズに終わらせる
仕事をスムーズに終わらせるために変更に強い実装をしておきたい、という話です。
仕事が終わらないとき
Web制作をやっていると、公開・納品直前は夜遅くまで仕事するというのもザラでした。こだわりを詰め込むためにギリギリまで粘るとかの話ではなく、急な変更対応に時間がかかってしまうというパターンです。
「うわ〜ここ変更するか〜」みたいな変更で、それによって他の実装も変更になり…という感じで時間がかかっていたようなイメージです。
ただこうした対応も、長くやっているとだんだん減ってきたように思います。「運が良くなった」以外の理由がいくつかあるので紹介します。
変更に強くする
変更に強い実装にしておけば、急な対応が来ても時間がかかる可能性を減らせます。いくつか手法がありますが、「コンテンツに依存した実装にしない」がポイントだと思います。
例えばボタンリンクを作るとき、中のテキストが変わっても大丈夫な作りにしておくと良いです。最初は「応募はこちら」だったボタンが「キャンペーン応募はこちら」に変わりテキストが2行になる…みたいな変化にまで耐えられる状態を作っておきます。
上記の場合では、ボタンの高さを px で絶対指定せず、成り行きの高さにしつついい感じの padding や line-height を設定するといった実装が考えられます。
毎回自分のCSSフレームワークを作っていくような気持ちでいれば、汎用性を持たせる努力もそこまで苦にならないのではないでしょうか。
無理のあるデザインを未然に防ぐ
Webデザイン的に無理のあるデザインの場合、実装にやたらと時間がかかってしまいます。そうした箇所を後から変更対応するのも結構大変ですね。そのデザインが本当に必要かどうか確認し、無用な工数を下げる対策をします。
「このレイアウトのここを変更すると実装的に無理がないんですけど、どうでしょう」みたいな感じで提案してみると、「そこは特にこだわりないんで大丈夫ですよ〜」と意外にすんなり通ったりします。
とはいえ実装効率だけを求めてデザインを簡単なものにしていってしまっては本末転倒です。デザイナーのデザイン意図を実現しつつ、適切なWebサイトの形に落とし込んでいくのがエンジニアの仕事だと思います。
無理のないデザインが良いデザインに繋がる、というデザイナー目線を持ったコミュニケーションができると、質の高いアウトプットにできるのではないでしょうか。
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