岡本綾子氏は世界へ行って何を見てきたんだ!?

ゴルフのポータルサイトALBA.Netのウェブニュースで
2015年11月11日14時50分に配信された記事を
まずは引用させていただきます。
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岡本綾子がツアーの現状を憂う、
 日本人の優しさが「裏目に出ている」

11月11日(水)、千葉県のグレンオークスCCにて
ミズノの『JPX EIII』の発表会が行われ、
コンセプトから開発に携わった岡本綾子が登壇。
新クラブへの評価を語るとともに、
今季の国内女子ツアーについても言及した。

国内女子ツアーは
出場選手が限られる「リコーカップ」を含めて残り3戦。
賞金女王は獲得賞金総額2億円に迫る
圧倒的な強さを見せるイ・ボミ(韓国)と
テレサ・ルー(台湾)に絞られており、
日本勢は今年も女王レースの蚊帳の外に。

自身の愛弟子で2013年賞金女王の森田理香子らが
覇権争いに加われない現状に
「韓国勢が(賞金ランキング)上位に並んでいるが、
日本人が優しすぎると思います。
国民性といいますか、今シーズンは裏目に出ている。
逆に今季は韓国勢の国民性の良い面がでているのでは?」と分析。
国内選手と海外勢の闘争心の違いを口にした。

(以下、省略)

※全文は⇒こちら
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あのさ、自分の力量が問われているときには、
オブラートに包んで誤魔化すのではなくて、
日本語は正しく使いなさい!と私は岡本綾子氏に言いたい。

そのむかし、不動裕理選手が国内ツアーで
年間10勝した時代、
「また、不動さんが優勝かよ・・・」という声も
会場では聞こえ始め、
ギャラリー数も落ちていった。

その時代に、不動裕理選手を他の選手が打倒したかといえば
そうではなくて、不動裕理選手が頑張るのを止めた印象の方が
僕の記憶の中では残っています。

さて、時代は進み、アメリカのLPGAツアーでは
外国選手が勝ち過ぎて、スポンサーやギャラリーが減り始め、
外国人選手が締め出されそうにもなる動きも過去にはありましたね。

ここでピーター・ドラッカー氏の名言を紹介しますが
『事業には、それ以上成功することは
自らにとって有害であるという分岐点がありうる』というのがあります。

と同じように、頑張り過ぎて、勝ち過ぎてしまうと、
こういう締め出しみたいなことも起きると悟った彼女たち。

活躍する場を失いたくない彼女らは、
意識的か?無意識に身体が反応してしまっているのか?は分かりませんが、
どこかでブレーキを持つようになった感じが僕の中ではします。

日本のLPGAツアーでも
一年間の優勝数が日本人と外国人がほぼ同数が近年あり、
その翌年辺りから(突出した強い日本人選手がいないため)
週替わりで新たなヒロインを生み出すようになったが、
外国人選手が軒並み調子が振るわないって
あり得たと思いますか!?

僕は、そうは思っていませんでした。

ある程度稼げて、シード権を失わない状態をキープしながら
ギアを上げたいときに上げられるように
スキルアップに励んでいた選手もいたように僕は感じています。

では、なぜ、外国人選手は冬眠生活から
目を覚ましたのかと言いますと、
オリンピック出場権を得るための
オリンピックゴルフランキングがスタートしたからです。
(過去記事も参照してくだされば幸いです⇒こちら

ですから、オリンピックの出場選手が決定するまでの
来年の7月辺りまでは、
オリンピック出場を目標にしている外国人選手は
この調子で結果を出し続けると私は見ています。

そしてオリンピックの出場選手が決定後は、
外国人選手は風当りが強くなった状態から避難するために
ほとぼりが冷めるまで、
ある程度稼げて、シード権を失わない状態をキープしながら
ギアを上げたいときに上げられるように
スキルアップにまた励む冬眠生活に入るようになると私は予測しています。

そうすると、突出した強い日本選手が現れない限り、
また週替わりで日本人選手の新たなヒロインが誕生し、
日本人選手が活躍し始めることで、
問題は去ったようなイメージを受けるでしょうが、
このサイクルでは根本的な問題は解消されていないのです。
それが関係者にはわかっていない・・・。

それと現在の日本人選手は極端に冷たい言い方をすれば
お釈迦様の手の上の悟空”状態。

要するに、
外国人選手の手の上で遊ばれている日本選手という状態だということ!

それなのにマスメディアやファンに甘やかされ、ちやほやされて
勘違いしている日本人選手に対して、
それを「日本人の優しさ」と語る岡本綾子氏には
世界に行って何を見てきたんだ!と僕は言いたいね!

優しさではなく、日本人選手の甘い意識、甘い考え方が
結果が伴わないプレーへつながっているということ。

最後に日本人選手へフォローとして付け加えるとすれば、
日本人選手も韓国人選手も、
実力的にはそんなに大差はないのですが、
日本人選手は勝つためのプロセスを知らない選手が多いという
僅かな差がすべての差へとつながっていると私は感じています。

勝つためのプロセスを知りたい方は⇒こちら

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