タイガー・ウッズと松山英樹の決定的な差

先日放送されたテレビ朝日系列の
スポーツドキュメンタリー番組『Get Sports』では
松山英樹選手の特集もありました。

その番組内で、松山英樹選手が
『足りないのは、最終日、
優勝争いした中での、
その大事な場面でのパッティングというのが
鍵になるのかなと・・・』

さて、極限状態になればなるほど、
実力を発揮して、結果の出せる選手と、

極限状態になればなるほど
蛇に睨まれた蛙状態に陥り
停滞、失速したりする選手がいます。

では、前者の代表的な選手として
男子ゴルフでは全盛期のタイガー・ウッズ選手が
挙げられるでしょう。

タイガー・ウッズ選手は
幼少の頃からメンタル・トレーニングを
受けていたこともありますが、
その他にもこういう“高い基準”を持っています。

それは戸張捷氏が夕刊フジで書いていた
「戸張捷 新・人間グリーン53」の中でも紹介され、
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(前略)

もっともタイガーは
「コーチのアドバイスを
実際に取り入れるかどうかは別。

いつも言っていることですが、
僕はアドバイスの90%は
実際には使いません。

5%は実際に取り入れた後にやめ、
残りの5%は使い続けます。

大会最終日のバック9で
効果がないものは切り捨てます」と語り、

(後略)

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とタイガー・ウッズ選手のエピソードが書かれていましたが、

優勝争いをしている大会最終日のバック9という極限状態で
効果がないものは本当に必要としているものではないから
切り捨て、効果があるものだけを取り入れる。

こういう作業を繰り返ししていくと
本当に必要なものだけが見えてくる(シンプル化)と
私は見ています。

彼のこうした“高い基準”が
極限状態になればなるほどゾーンに入れたり、
スーパープレーにつながっていた
一つの要因ともいえるでしょう。

現在の松山英樹選手と
全盛期のタイガー・ウッズ選手との
決定的な差を私は感じた瞬間でした。

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