見出し画像

今週の「1日1枚」(2/12-18)

2024-02-18

毎日持ち歩く用に、SONYの RX100VII というコンデジを買いました。
中古と新品の値段があんまり変わらないカメラなんですが、少しでも安く、とメルカリで中古を購入。

フリマサイトでの機材購入は、動作状況とか細かいコンディションとかが分からないので、博打要素が強いです。
なので普段はなるべく避けて、マップカメラなどの大手中古カメラ屋で買うことがほとんど。
ですが、今回は出品者の他の商品もカメラばっかりだったので、「たぶんカメラ好きな人だから、調子の悪さを隠すようなことはしないだろう」と踏んで購入しました。
結果的には、大正解。


「毎日持ち歩く」ために買ったのですから、毎日持ち歩かないと意味がありません(トートロジー)。

マンネリ化しがちな通勤路で、無理矢理にでも1日1枚は写真を撮ってみよう、という試みを、おもむろに始めたいと思います。

さぁ、1週目、の記録。

2月12日(月)

軒先のつらら 200mm相当

「意地でも落ちんぞ」と踏ん張るつららさんたち。
翌日は気温が10℃以上になったから(この時期の北海道としては異例)、このつららさんたちも溶けてなくなってしまったことでしょう。諸行無常。

2月13日(火)

待ち焦がれる 123mm相当

RX100m7のレンズは高倍率ゆえに、結構暗いです。テレ端ではF値は4.5。
1型のセンサーサイズもあいまって、暗所ではなかなか厳しいというのが世間の評価ですし、実際フルサイズのミラーレスカメラと画質を比較してしまえば、明らかにノイズは多いです。
ですが、カメラを持っていなければそもそも写真として残らないのだから、細かい画質を気にするよりも目の前の光景を記録できるという価値に目を向けるべきだよなぁと思っています。

2月14日(水)

 突然の8シリ125mm相当

ショールームかい。
と思わず突っ込みたくなる、(たぶん)一般の住宅。
どうやって出し入れしてるんだろうと思ったら、ちゃんと側面にシャッターがありました。
クーペはかっこいいなぁ。いつか乗ってみたい車のひとつ。

2月15日(木)

べしゃべしゃ 24mm相当

ここ数日の暖かさですっかり雪が消えていたけど、この日ざっとみぞれ混じりの雪が降って、街に白さが戻ってきた。
ことしは暖冬だとはいうけれど、それでも、最初のころはつらかった寒さに自分が慣れてきていることを感じる。人は案外、柔軟な生き物なのかもしれない。

2月16日(金)

しん 24mm相当

雪が降った翌朝の、静かに澄み渡った空気。
光がたっぷりあれば、このカメラは実によくうつる。
もちろん、光がたっぷりあれば、たいてのカメラで実によくうつるのだけれど。

ぎゅっぎゅっと雪を踏みしめて、仕事へ向かう。

2月17日(土)

伊能忠敬の尻 65mm相当

仕事で、道南の福島町へ。
この地は、伊能忠敬が北海道の測量を始めた地なのだとか(本当は函館へ行こうと思っていたところ、船が流され福島町にたどり着いたらしい)。
ってなわけで、立派な公園が整備され、伊能忠敬の像が立てられていました。

2月18日(日)

栄枯盛衰 85mm相当

近所にクジラが打ちあがった。夕日に照らされ異臭を放つクジラ、と、テレビ局。
浜辺を歩くと、よく死んだ魚が流れ着いていることを思いだす。大きいだけで、ニュースになる。いや、哺乳類だからニュースになるのかもしれない。私たちの関心の境目を決めているのは、なんだろう。


すごい、すごいです。
カメラを毎日持ち歩いてみたら、そして撮った写真を1日1枚選んで振り返ってみたら、こんなに退屈に思えている日常が、なんだか色を帯びてきました。
そうだ、たぶん自分という人間は、案外とおもしろい日常を送っているのかもしれない。沈みがちな気分の治療としても、カメラ持ち歩く作戦は効果がありそうですね。

というわけで、来週も続けます。
引き続き、どうぞお付き合いを。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?