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社長就任について

こんにちは。スマートキャンプの林です。この度、代表取締役社長に就任することになりました。

2015年に入社後、当時まだスタートしたばかりだったBOXILの成長と共に、マーケティング、プロダクト開発、事業統括と様々な経験を積ませていただきました。今後は事業成長の中で得た知見を少しでも還元し、スマートキャンプの成長に貢献できたらと思います。

まだまだ未熟な所ばかりではありますが、必要な能力を補いながら全うしていけたらと思いますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

スマートキャンプとの出会い

スマートキャンプとは川元さんという古橋との共通の知り合いの紹介で出会いました。古橋との最初の出会いは田町の居酒屋でのみながら色々な話をしたのですが、私が話した資金繰りで苦労したエピソードに古橋が深く共感してくれた事を覚えています。

当時私はAEDという医療機器のインターネット販売事業をやっており、マーケティングにかなり注力していました。主要キーワードでは検索結果の表示面の半分以上を自社関連サイトが占める状態で、広告もかなり精緻なチューニングをしていたので、これ以上できる事があまりなく、そろそろ違う領域で多様なマーケティングがしたいと考えていました。

またAEDの販売のためには仕入れが必要ですが、販売数が増えてくると在庫管理が煩雑になり、在庫を保管するスペースに困る事もよくありました。また値引き交渉のため大量仕入れをするので資金管理にも手間がかかり、そこにマインドシェアを取られるのもなんとかしたいと思っていました。

そんな折に古橋と出会いBOXILの話を聞いたのですが、「BOXIL SaaS」には非常に沢山の商品が掲載されていて商品、カテゴリー、課題など様々な軸でマーケティングができそうなのと、WEBで完結するサービスのため在庫管理も必要なく、さらに、当時資金調達をしておりマーケティングにコストがかけられる状況でもありました。まさに私がやりたい事ができる!と思ったのを覚えています。

さらに、古橋は周りの意見をうまく取り入れながら堅実に事業を伸ばすのも得意なのですが、当時から実績のある方々をアドバイザーとして迎え入れてアドバイスを取り入れながら事業を推進していました。

この人であれば、今後困難があっても周りの力も借りながら勝ち筋を見つけていくだろうし、変に事業を失敗させる事は無いだろうという安心感があったのも覚えています。

古橋との思い出

古橋も私も好き好んで飲みにいくタイプではない事もありサシで飲みに行ったことは1回あるかないかくらいなのですが、私が開発マネージャーをしていた頃は開発チームの所によくやってきて、チームを労いつつ良い雰囲気を作ってくれていた事がとても思い出深いです。

BOXILをリリースしてすぐの頃、営業を開始したもののリードが発生せず売上があがらない状況だったため、営業を止めてプロダクト改善に注力した時期がありました。また新サービスのリリースやプロダクトリニューアルなど、特に初期は開発が進まない事にはビジネスが伸びないというタイミングが何度かあり、開発チームの負荷がかなり高まる時期もありました。

開発業務が逼迫している時は頻繁に古橋が開発島に現れ、メンバーを労いつつ笑いをとって帰っていくということをよくやってくれており、当時の開発チームの心の支えになっていたと思います。

またトリニティー(※)+古橋というメンバーでは一緒に色んな事をしてきていますが、お店の予約は全部古橋がやってくれるとか、ゴルフに行くときは必ず車をだして運転してくれるとか、色々とおんぶにだっこになっています。

入社当時の様子

私が入社した時はマンションの一室で、社員よりもインターン生が多いという状況でした。

インターン生のためにカップ麺が常備されており、無料でいくらでも食べていいという福利厚生もありました。


画像1※よくみたらもう誰も残ってません。。

これまでやってきた事

私はスマートキャンプにはマーケターとして入社しましたが、当時のBOXILで様々なマーケティング施策を行った結果プロダクト改善をしないことにはCPAが合わないという結論を出し、プロダクト改善を主導するようになりました。

前職でも広告改善はもちろん、LP改善、LTVを伸ばすための商品設計、キャンペーン設計などをやってきており、広告でできる改善幅よりもプロダクト側や商品設計でできる事のインパクトの方が大きいと実感していたための判断でしたが、入社して数年は、マーケターというよりは、開発マネージャーとしてBOXILに貢献する事になりました。

PM的な立場で要件定義や仕様決めをしてリニューアルを推進しつつ、開発リソース拡充のため採用活動を行うなどしながら開発チームのマネージャーとして活動していました。結果として、もともとのリード数が少なかったというのはありますが、2年でリード数を100倍程に伸ばす事ができました。

プロダクト改善がある程度落ち着いた後は、WEBマーケティングのチームを立ち上げたり、メディアを月間1000万PVにグロースさせるなどマーケティング領域にも注力をしてきました。そして、全社的に事業部制を取り入れるタイミングでBOXILの事業責任者としてBOXIL事業全体を統括するようになり、今に至ります。

直近では、ユーザー体験を向上させるための施策で売上が30%程落ちてしまい、それを補うために全部署が総力を上げて取り組む事がありました。このことを通して、ユーザーベネフィットを最大化させながら事業成長させ利益を出していくことの難しさと、難しいからこその面白みを改めて感じています。

これから

日本はGDPでいえば世界3位なものの、1人あたりGDPでいうと20位以下という状況は個人的に非常に悔しく、日本の生産性を高めていきたいという思いがあります。

私が入社した当時のスマートキャンプのビジョンは「日本のホワイトカラーの労働生産性を飛躍させる」というもので、それに共感したこともスマートキャンプに入社した理由の1つですが、その思いは今も変わっていません。

当時のビジョンは、現在の「Small Company, Big Business.」というビジョンの中に生きています。スマートキャンプのサービスは、どれも生産性向上に寄与するものばかりなので、ビジョンを体現し、それらを成長させていくことで日本の生産性向上に貢献していきたいと思っています。

※トリニティ:取締役の峰島、阿部、私(林)の3人を指します。

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