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【BOXIL SaaS│連載インタビュー③】BOXILカンパニー開発本部ってどんな仕事?やりがいは?雰囲気は?全て聞いてみました!

こんにちは!スマートキャンプ人事の小川です。
本記事はスマートキャンプの事業である「BOXIL SaaS」についての連載インタビュー企画となっています!
この3本を読めば「BOXIL SaaS」のすべてが分かるようになっています!

「BOXIL SaaSってなに?どんなビジョン?どんな事業?」という方
連載①BOXILカンパニー執行役員CEO 佐々木
「BOXILカンパニー営業組織の特徴は?強みは?雰囲気は?」という方
連載②BOXILカンパニー執行役員COO 石黒
●「BOXILカンパニー開発本部の特徴は?強みは?雰囲気は?」という方
→本記事

今回はBOXILカンパニー執行役員CTOである入山さんに「BOXIL SaaS」の開発についてインタビューしました!


インタビュイー紹介


入山 祐一(いりやま ゆういち)
BOXILカンパニー執行役員CTO 兼 プロダクト本部 本部長
新卒では大手SIerに入社し、金融系のインフラエンジニアとして6年間従事。2018年10月、初のSI出身&Web業界未経験エンジニアとしてスマートキャンプへ入社。
入社後、立ち上げ期のBALES CLOUDやBOXIL SaaSの機能開発・保守運用をインフラ〜フロントエンドまでフルスタックに担当。開発リーダーやエンジニアリングマネージャーを経験し、2023年12月よりBOXILカンパニー執行役員CTOに就任。

▶SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」のサービスについてはこちら
▶入山の自己紹介noteはこちら

BOXILカンパニーエンジニア組織の組織体制を教えてください。

状況によって様々ですが、直近では規模の大きな新規機能開発に注力するチームと、中規模未満の新規機能や各部からのリクエスト、バージョンアップなどの保守運用に満遍なく対応するチームの2チームに分かれて開発を行っています。

新規機能開発プロジェクトのメンバーに関しては案件ごとに入れ替えたり、開発リーダー的な役割を担当制で分担するなどの取り組みを行っており、各メンバーがなるべく様々な経験を積めるように工夫しています。
開発方法としては、チーム別にスクラム開発を行っています。また、フロント、バックエンドなどを分けず、基本的にはフルスタックエンジニアとして経験を積んでいただいています。もちろんメンバーごとに得意領域などはありますが、一気通貫で開発を行っているのが基本スタンスです。        

フルスタックエンジニアとして仕事に取り組んでいる理由はありますか?

一番は技術領域を限定せずフルスタックに開発へ携わる事でサービス・プロダクトに色濃く関わって貰いたいからです。新規開発のみならず、既存開発も保守運用も、その全てがプロダクト開発だと考えています。全てが分からないと、いざという時に対応できる範囲が限定されてしまいます。また、スキルだけでなく、プロダクト全体を見渡す視野や思考性も身につくと考えています。
「何のために、何を作るべきなのか、何を作りたいのか」などのプロダクトや事業の方向性を理解したり、作り手としてプロダクトと向き合って考えながら開発に携わる事は、プロダクト作りにおいて重要だと考えていますし、個人にとっても今後のキャリア形成にとって有意義だと思っています。


フルスタックエンジニアは大変じゃないですか?

たしかに大変な部分もあると思います。すべての領域で高い技術力を持っているというのは理想的な話ですが、そう簡単に実現出来る話ではないので、やはり得意領域やまだ習得が浅い領域がそれぞれあります。

そんな中でBOXILカンパニー開発チームの良いところは縦や横の垣根を超えて、メンバー間の交流が盛んなカルチャーがあることです。ここで知識や経験を補填しあったり、成長の機会に繋がっていると感じます。
例えばここ最近では「React」を新しく導入したのですが、中途メンバーよりも新卒メンバーの方がこういった新しい技術には多く触れていたりするんですよね。そこで、新卒メンバーが中途メンバーに教えるような機会も生まれています。
上下関係はあまり関係なくお互いがリスペクトしあっている、ヘルプしあっている、何よりも「いい人が多い」のが開発チームの良いところだと思います。

「BOXIL SaaS」は10→100の事業フェーズにあるかと思いますが、そんな中でエンジニアとして働くやりがいは何だと思いますか?

「BOXIL SaaS」はSaaSの比較サイトですので、SaaSの掲載数や、サイトの会員数などが売上を伸ばす上で重要です。そういった理由もあって1→10のフェーズにおいてはプロダクトの力よりも、ビジネス組織の力(マーケティングやセールス)によるグロースサイクルが事業拡大に強く寄与してきたと考えています。

しかし、現在の10→100フェーズとなると、今度は他社との差別化が非常に重要となります。一度利用いただいたユーザー様、ベンダー様にどう満足し続けていただくか、ここにプロダクト的な優位性を作っていく必要があります。

シンプルに既存機能の質をどうあげるか(既存機能の強化)と、より良い顧客体験(新規機能の開発)をエンジニア、デザイナー、PdMだけでなくビジネスと今まで以上に連携して開発するフェーズに来ています。
「BOXIL SaaS」はすでに一定数のSaaS掲載、多くの会員様を抱えており、掲載企業様やエンドユーザー様から多くのフィードバックをいただくことができます。そうした顧客の声を中心に、新たな開発や既存機能のブラッシュアップが必要とされているフェーズです。

新しい顧客体験を創る。「まだ世の中にないもの」「比較サイトで初めて」のような機能開発のチャンスや、ありきたりな「比較サイト」という枠組みで既存機能をいかに良く出来るかなどに取り組める事が、いまの「BOXIL SaaS」に関わるやりがいだと感じます。        

新たな機能開発のアイデアはどう実現されますか?

まず経営層やPdMが中長期的な経営計画を立てています。ここには代表取締役社長CEOの林も入っており、活発に議論が行われています。そこから逆算して、今取り組むべき開発の方向性を決めていきます。

一方で経営的な利害だけでなく、スマートキャンプのミッションである「テクノロジーで非効率を無くす」に即した機能開発もしたいと考えています。そうした課題発見は現場エンジニアのほうが解像度高く、頻繁に気づきを持っていたりします。

こうした現場の意見を取り入れるためにもディスカッションの機会は多く設けるようにしており、エンジニアだけでなく、デザイナーやビジネスの方とも密にコミュニケーションを取るようにしています。もちろん現場から意見を上げることは勇気のいることですので、意見を言いやすい風土を作ることを心がけています。有り難いことに「心理的安全性が高い」というメンバーの声を耳にする機会が増えてきました。

BOXILカンパニーのエンジニア組織が目指す展望を教えてください

スマートキャンプのミッションである「テクノロジーで社会の非効率を無くす」を体現するために、業界でNo.1の事業、プロダクトへ成長することです。

「比較サイト」というプロダクトの性質上、差別化を図ることの難易度は高いです。それはつまり技術的参入障壁を作ることも難しいということです。
そのような中でいくつか技術的なアイデアは上がっているのですが(具体的な話は経営戦略に関わるのでさすがに控えますが...笑)、それを実現するためにはステップがあります。

その第1歩目として大事なのが「ベンダー様(『BOXIL SaaS』にサービス掲載しているSaaS企業様)との関係構築」だと考えています。
ベンダー様に「BOXIL SaaS」の存在をより身近に感じていただき、高い満足感を作り、協力していただけるような体制を作ることで、その後の機能開発の幅がどんどん広がっていきます。

もちろん相関してフィードバックの数も増えると考えており、そうすると次の開発アイデアの種が生まれたり、より本質的な開発が出来るようになっていきます。つまりプロダクト開発において理想のサイクルが出来あがっていきます。
最終的には「BOXIL SaaS」を利用する、ベンダー様、ユーザー様の両方がより満足できるプロダクトへ成長していけると考えています。

BOXILカンパニーエンジニア組織にはどんな人が多いですか?

「チームでものづくりをすることが好きな人、得意な人」が多いです。
人へのリスペクト、助け合う心、心理的安全性を大事にするなど、そういった人が多い印象です。
私もシンプルに「あぁ良いチームだな」といつも思っています。笑

基本リモートで働いているので、出社と比較してコミュニケーションが希薄になりやすいと思うのですが、BOXILカンパニーではコミュニケーションを大切にしているため施策も色々あります。「おはよう!」を言い合うための【朝会】だったり、金曜日の夕方には【おれえらい!】という発信があり、メンバーが今週頑張ったエピソードをSlackに投稿しています。これに「えらい!」スタンプがたくさんついたりするので、嬉しい気持ちで1週間を終えられている感覚があったりします。

いまでは出社する必要性がないくらいにコミュニケーション機会が増えていると感じていますね。

Slack上で金曜日に行われる「おれえらい!」投稿

どんな人と一緒に働きたいですか?

先程話した通り「チームで働くことが好きで、一緒に働くことでよりバリューを発揮できる人」と一緒に働きたいと思っています。
もちろん、私達はベンチャー企業ですので挑戦心や向上心、技術力も前提として大事です。

ですが、ひとりで開発できるものはやはり限られています。だからこそ、チームでより大きな価値を作っていくこと、ものづくりをすることに楽しみを感じられる人と一緒に働きたいなと思っています!

最後にこれから入社する方に伝えたいことはありますか?

「BOXIL SaaS」はサービスリリースからすでに8年の歴史があります。収益も堅調に伸びている弊社の主力事業で、地盤はすでに整っています。ここから10→100フェーズとしてどこまでプロダクトの力で天井を伸ばせるかが鍵になると考えてます。

この事業フェーズは、技術力だけでなく、サービスを作るという経験、サービスに関わるエンジニアの価値、楽しみを感じられる時期だと思います。この山にチームで一緒に挑戦し、ユーザーに価値を届け、いいものづくりをしていきましょう!

入山さんありがとうございました!
連載インタビューは他にも公開しています。
ぜひ「BOXIL SaaS」の全体像を理解いただければ嬉しいです!

「BOXIL SaaSってなに?どんなビジョン?どんな事業?」という方
連載①BOXILカンパニー執行役員CEO 佐々木
「BOXILカンパニー営業組織の特徴は?強みは?雰囲気は?」という方
連載②BOXILカンパニー執行役員COO 石黒
●「BOXILカンパニー開発本部の特徴は?強みは?雰囲気は?」という方
→本記事

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