道程の点描

取り越し苦労や憂鬱を嘆く時間はない。
それは貴い人生の全くの無断遣い。
　
ありがとうと囁いて
今を味わい尽くすこと。
瞳を閉じて胸の鼓動に耳を澄ませ、
今この一点のみに気を注ぐ。

その点がいくつも連なり、
その点描が未来への線となる。
やがて落ち着く処に、物事は落ち着く。

気を急くな。
その焦りに私心（利己）なかりしか。
呼吸を整え、今この一点に気を注ぎ、
もっと丁寧に心を刻めよ。
その点描が道程をいざなう。
やがて落ち着く処に、物事は落ち着く。

仁を忘れるな。
使命感や責任感に過度に囚われ、
大切な何かを見失っていないか。
人の根っこにある思いやりの心。
これまでの感謝の出来事を思い、
それを点としていくつも刻んで行けよ。
その点描が未来をいざなう。
やがて落ち着く処に、物事は落ち着く。

憂いを抱くな。
しんどいことへの解釈を
楽しいことに書き換えよ、
自分勝手は許されるから。
今を精一杯生きて、
感謝、感謝、感謝と、
何でも楽しめ、楽しめ、楽しめ。
人生、楽しんだほうが勝者。
もっとラクに楽しんで、
一点ごと、落ち着かせよ。

その点をいつくも刻んで
ときは過ぎゆく。
それで良い。
　

僕が後輩に捧げた詩です。
自分への呟きでもあります。

今日もお読みくださり、
ありがとうございました！!