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二泊三日の旅行を財布なしで乗り切った話

結論から言うと、現金の大切さを噛み締めつつ、普通に観光して帰ってきました。これから旅先で財布を家に忘れてきたことに気がついた時のライフハックとして、このお話を書きたいと思います。

大阪京都を二泊三日で回るひとり旅の旅先で、わたしは財布を家に忘れてことに気づきました。現在地は大阪、家は東京。今回はライブを見ると言う予定がメインだったので、家に帰るのは2日後な上に、帰りの交通手段は疲労の程度を考えて臨機応変に対応出来る様に何の手配もしていませんでした。

手元にあるものはスマホのみ

幸い、普段からLINE pay、 PayPay、メルペイ、モバイルSuicaを使用していたので、なにかしらの手段で帰ることはできると思いました。ひたすら在来線を乗り継ぐとか、クレカが登録してあるバス会社からバスを予約して帰るとか。でも、せっかく予定を立ててずっと楽しみにしていた旅行が、ただただキャンセル代を払って帰ってくる帰路につくなんて悲しすぎるというか、心が折れそう。

モバイルSuicaの落とし穴

わたしは常日頃、モバイルSuicaを使用していました。クレジットカードを登録してあるので、チャージに困る事もありません。もちろん新幹線の切符はモバイルSuicaを利用、割引もされるので新幹線に乗る=モバイルSuica一択になっていました。そう、東日本では。

JR西日本ではモバイルSuicaで特急券を買うことができないのです。少し考えればわかる事なのですが、モバイルSuicaはJR東日本のサービス、西日本はエクスプレス予約という別サービスを利用することになるのです。これがJR同士なんらかの連携があるのかと思えば、全くの別サービスで、藁にもすがる思いで記憶していたクレジットカード番号を打ち込んで新規サービスを登録、切符購入までたどり着けたのですが、最終的に「窓口で購入したクレジットカードを提示して切符を受け取る」という一文で、払い戻し(300円)を余儀なくされたので皆様はお気をつけください。

救ってくれたのはLINE Pay

上で書いたモバイルSuicaですが、新幹線のチケットが買えない以外はとても有り難い存在でした。公共交通機関、コンビニ、コーヒーチェーン店、ドラッグストア、スーパーでの決済が可能なので、無理せずに大阪から東京に帰ってくるだけのツールとしては万能です。しかし、せっかくの旅行、チェーン店やコンビニ以外の美味しいものだって食べたいし、ライブだってドリンク代で現金が必要。結論から言うと、現段階の日本で普通に旅行をしたいないら、どうしても現金は必要。これを解決してくれのが、LINE Payのセブン銀行ATMなのです。

LINE Payアプリのセブン銀行ATMで出金するには

この方法はまず、LINE Payに銀行が登録してあり、その口座に出金できるお金が入っていることが大前提になります。この条件を満たしているなら、あとはセブン銀行を探して、LINE Payアプリでセブン銀行ATMを選択、スマートフォンでの取引を選び操作すれば、スマートフォンだけでATMから現金を引き出すことができます。筆者が大阪で財布を忘れたと気付いてから数時間後、ATMから現金を手にした瞬間は涙が溢れそうになりました。有り難い、有り難いよLINE Pay。しかし、ここで注意したいのが1日の限度額が1万円であること。手数料が220円(2019年11月現在)かかることです。この際、手数料は気にしないとして、1日の限度額が1万円と言うことは頭に入れておくと良いと思います。3万円を引き出すのに3日かかる訳ですね。帰りの運賃や宿泊費も捻出するならば、モバイルSuicaやPayPayなどコード決済が可能な店ではそちらを優先して使って、現金は計画的に残していく方が良いでしょう。

最後に

これだけキャッシュレスが普及していない10年前だったら、身内の誰かに泣きついて、大阪にお金を届けてもらって帰るしかなかったと思います。それが、なんとか現金を手にして然程予定も変更せず、ライブを楽しみ、大阪の美味しいものを食べて新幹線で帰ってこれたのは、言うまでもなくLINE Payのおかげです。最近PayPayも出金が可能になった様なので、ますますコード決済アプリは財布を忘れた誰かを助けてくれるでしょう。財布を忘れて困っている誰かにこの記事が届きますように。



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