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私の行動が地球の裏側の誰かに迷惑をかけていないかと感じたきっかけ


Facebookを見ていたら、懐かしい写真を見つけました。
7〜8年前のマダガスカル旅行のものです。

マダガスカル国内を飛行機で移動予定だったのですが、航空会社のボイコットにより急遽変更。現地の日本人ツアーガイドさんを見つけて、車とマダガスカル人の運転手さん、そして日本語が上手なガイドさんを手配しました。

飛行機で行く予定だった場所には陸路で13時間かけて行きました。

その時、車の中から見えた景色は、空港近くの首都の赤レンガの街並みから自然へと変化し、木の家が現れ、最終的にはバオバブの並木あたりでワラの家に住む一夫多妻家族を見ました。

まるで「3匹の子ブタ」の話のように、住んでいる場所によって家がレンガ→木→ワラと変化し、田舎(あるいは自然)に行くほど子どもが多くいました。

そして、バオバブ並木ツアーが終わったら、再び同じ陸路で13時間かけてワラ→木→レンガの家の街に戻りました。

同じ国の中でこんなにも貧富の差があるなんて。

ツアーから帰ってきて新たに付けたガイドさんは、お世辞にも日本語が上手とは言えませんでした笑。
が、ワラの家を見た後だと、ガイドの仕事をしているだけでも恵まれている環境にいる人だと感じました。

貧富の差を知らなければ、日本語の質について文句を言っていたかもしれません。

街中をガイドさんと歩いているとき、トラックや台車いっぱいの山盛りの服が目に入りました。

「あれは何ですか?」とガイドさんに尋ねると、「あれはフランスからの古着ですよ」と答えられました。

乱雑に山積みされ、誰も近寄っていませんでした。

ちょうどその頃、私は日本で「古着を寄付するとワクチンになる」というサービスを使って大量の服を家から出していました。だから、「私の服も同じようになっていないか」と心配になりました。

今なら分かりますが、服は100%リサイクルされません。
汚れたり、破れたり、需要がなかったりすると、20〜25%がリサイクルに出されるだけで、残りは海外の国で埋め立てもされずに放置されます。

私が気軽に買って、気軽に寄付したとしても、それが地球のどこかで誰かの迷惑になっているかもしれません。

着ない服は今、世界中で廃棄に困っていて、安価な古着が大量に出回って現地の伝統衣装の需要を減らしています。

私たちが気付かずに捨てている理由は、日本が物が豊富な国だからです。

捨てる側は、一枚の服にたくさんの事実が詰まっていることを知らないままです。

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