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映画「トラペジウム」を見た感想

こんにちは シャキシャキレタスです

いつもはスプラ3の記事を書いている私だが、今回は指向を変えて映画の感想を書いきます。

その映画は「トラペジウム」。
色々面白い作品だったので見ながら思っていたことを書いていきたいと思います。

「トラペジウム」を見ようと思ったきっかけ

最初に少しこの作品を見ようをしたきっかけを。

もともと私はあまり映画には興味がなく、余程に理由がない限り映画館まで出向くことはないという人です。

つまり、この映画にはその余程の理由があったということです。
それが、星街すいせいが主題歌を担当しているということ。

星街すいせいはホロライブという事務所に所属しているVtuber。
私の推しです。

自分の推しが映画の主題歌を担当するとなったら、さすがに映画館に足を運ばざるを得ないでしょう。

ということで、今回はこの映画を見に行きました。
そのため、ストーリーの事前情報などは全くない状態での視聴となりました。

東ゆうのやばさ

この映画を見ている途中で一番思ったのは「主人公やばいやつだな」ということです。

この作品を語る上で欠かせないのは主人公の東ゆう(以下ゆう)の性格でしょう。
こいつの性格がマジで終わってます。

この物語は簡単に言えば、ゆうが仲間を集めて、アイドルになり、切磋琢磨するというストーリーです。
このすべての場面でのゆうの行動はすべて自分のための行動でした。
究極の自己中といってもいいでしょう。

ゆうは仲間を集めるときにまず友達になろうとしました。
ゆうはその友達を利用し、アイドルになろうとします。この時、ゆうは完全に仲間を使って自分の夢を叶えようとしていました。

だって、友達になった理由がこれですよ。

・大河くるみ・・・彼女の知名度を利用し、グループに注目を集めさせるため
・華鳥蘭子・・・・可愛いから
・亀井美嘉・・・・可愛くてたまたま北高に通っていたから

(この中だとくるみが一番利用されている感ある)

また、芸能界に入り、アイドルになるまでの行動が仲間のことを全く考えていないようなものでした。

それが、美嘉が善意で参加していたボランティア活動を利用してテレビを呼び込み、その番組のADにアピールし、番組のコーナーを仲間たちと務めるというもの。

まぁこの行動自体は東ゆうがすべて計画したものですべてがうまくいっているため、アイドルになるという熱意に関しては感心できます。

しかし、問題なのはこのことを仲間たちに何も相談せずに行ったということ。
彼女たちは別に芸能界に興味はないし、アイドルになる気なんてないわけですよ。
それなのに仲間の気持ち一切無視で勝手に芸能界へ仲間を連れ込んだ。
こんなの仲間たちからしてみれば「ふざけるな」という気持ちだと思います。
良く付いてきてくれたな。

とまぁこんな感じで物語の前半部だけでもだいぶやばいやつです。
もちろん他のクソポイントも数えきれないほどあるのですが、一つ一つ語ってたらキリがないので後は簡単に書いていきます。

・つい先日まで普通のJKだった美嘉に彼氏がいることが分かり「友達になん         
 てならなきゃよかった」とまでの悪態をつく

・仲間に何も聞かずに勝手にグループを事務所に所属させる

・アイドル活動にもう限界になっているくるみに無理やり活動を続かせようとし、それを止めた仲間に対して「そんなのっておかしいよ!いま私達がどれだけ恵まれているか分かってる!?」と崩壊寸前になっている仲間の前で言い放つ。

・仲間に確認することなく作詞することを決め、仲間が忙しくて歌詞が書けていないというとすべて仲間のせいにし不満を述べる

こいつ毎回仲間に相談してないな。
これが完璧で究極の自己中か。

ストーリーへの違和感

この作品を見ているときに強い違和感を抱きました。
そこを説明するためにストーリー終盤部を簡潔にまとめます。

結果的にゆう達のアイドルグループはゆうと他の3人たちのアイドルに対しての意識のギャップから解散することになり、そこからしばらくの間4人は今まで常に一緒に過ごしてきた生活とは真逆のアイドルになる前のそれぞれの生活に戻ることになります。

しかし、アイドル時代出演していた番組の歌が集められたCDが発売されることとなり、そこにはゆう達の歌も収録されることになります。
そのCDを買ったゆうはいつもみんなと過ごした思い出の場所にいくことに。

すると、なぜか仲間のみんなもそこに来ていました。
ゆうが仲間たちに今までの行いについて謝り、仲直り。それぞれの夢を話し合い、みんな結局アイドルをやっててよかったねという話になる。

そして、大人になったみんなはそれぞれの夢を叶え、今でも仲良く暮らしている。


……ちょっと待ってくれ。
仲間のみんな、特にくるみ、お前らそれでこいつを許せるのか?
みんなを無理やりアイドルにさせて解散に追いやり、心に重大な傷を負わせた張本人だぞ?
くるみなんて廊下で発狂するくらいに限界状態だったのに。

これはさすがにみんなの心が寛大すぎるというか無理がある解決方法だったのではないかと思いました。

悪い作品でなかった

ここまで作品に対してマイナスになる事しか書いてきませんでしたが、別に見終わったときに見る価値がなかったなとは思いませんでした。
逆に面白かったと思いました。

それはなぜか、まず絵がきれい。
絵がきれいだと見ていても苦ではないんですよね。

それと、物語の構成がテンプレ通りということ。
ストーリーとしては最初は順調に物事が進んでいたが中盤に下がり、最後は何もかも解決してハッピーエンドという物語構成のお手本のような感じなので話の内容や流れがつかみやすいです。

そして、何といっても歌です。
私がこの作品を見に行った本来の目的である主題歌。
公開前に発表はされていたので事前に何回も聞いていましたが、やっぱり映画館のスクリーン前で大音量で聞くのとでは違いますね。
主題歌と言いつつ冒頭部分で1番しか流れなかったのは少し残念ですが。

また、エンドロールの部分で流れた作中では未完成だった「方位自身」をフルで聞けたのはよかったです。
あれもいい曲でした。

おわりに

最後まで読んで頂きありがとうございます

今回の記事は過去にない2500文字越えの記事なってしまいました。
これもすべてゆうが悪い。

初めての感想文ということで至らない部分も多かったと思います。
次またこのような記事を書くことがあったらもう少しまとめて書きたいと思っています。

あと、ボランティアのときのおじいちゃんたちの声優はマジでやめた方がいいと思う。

では。

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