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私の顔がドロドロになった話

お店を始めて1年半以上が経ちました。


時の流れ早すぎる!笑




実は最近ひっそりとドライヘッドスパの技術スクールを始めていたのですが、
ここ数週間で興味を持ってお店に足を運んでくれる方が数名いらっしゃいました。




その中で、ある方と話していて私すごく心を揺さぶられてしまって…



またお会いできるかは分からないけど、
私の伝えきれなかった想いを書いてみようかなと思いました。



その方が見てくれていたら良いなぁ。






まず、スクールの体験で来て下さった方々に。




大した宣伝もしていない中でわざわざお店まで足を運んで、
更に安くないお金を払って下さったこと、
そして何処の馬の骨かも分からない私に、
言いにくいことも含めて相談して下さったこと


本当にありがとうございました。




これは施術を受けに来て下さっているお客さまも同じです。



星の数ほどあるサロンの中から、
マンションの一室でやっている、
決して完璧とは言えない小さな私のサロンを選んでくれたこと、
そして信じて通って下さっていることは、
本当に言葉にできないくらい有難いことです。


接客もお世辞にもピカイチとは言えないと思いますが、
とにかく皆様のおかげで今までお店を続けてこられました。




それで、正直に言っていいですか…?




最近は心を許せるリピーターさんばかりで緊張感が薄れていたかも知れません。



ていうか、薄れていました。笑



最初は恋人のように毎回ときめいていた心が、家族に接するようになってしまっていました。
(勝手に倦怠期のカップル化)



それに気づいてはいたけど、なかなか自分のマインドだけで再度緊張感を持つのは難しくて…




そんな中でスクールを始めて、数人の方が来て下さって、いつものように来てくれた人とお話していたんです。



自己紹介して、なんで興味を持ってくれたか、どうなっていきたいか、諸々お聞きして…


その方は私のバックグラウンドもちゃんと知ってくれていて、
言いにくいことも含めて全部シェアしてくれて、
私はその時はただ「うんうん」と聞いていただけでした。



で、その人が帰った後に振り返りをメモしていたら、



何歳だろうと人生を前向きに進めようとしているその人を見て、

同時にお店を始める前の自分を思い出して、




なんか涙が止まらなくなってしまったんです。





自分の接客に対しての反省とか、
その人の気持ちへの共感とか、
なんかもう色んなことが渦巻いちゃって…



店で小一時間泣いて、
顔がドロドロになった状態で表参道を歩き、
色んな人の視線を感じながら帰宅しました。笑



私、そんなに涙もろいわけじゃないんですよ。





感情がブレるとお店に立つ時に影響が出るし、
悲しいことがあっても無視して、
最近泣くという行為自体ほぼしていなかったので(悲しきモンスターみたい笑)、

自分でもビックリしました。





人それぞれ
お店をやりたい理由
今の仕事をやめたい理由
不安な理由があると思うんです。




私も色々あるし、言えないことだっていっぱいあります。



だけど、自信がどんどん無くなっちゃったり、
毎日が楽しくなくて人生の意味が分からなくなっちゃうくらいなら、
そうさせるような仕事、人、場所なんて絶対に捨てた方がいいです。




私はバサバサ捨てすぎて、
もしかしたら大切なものも捨てちゃってたかも知れないけど、
今のところギリ生きてます。笑




その時は、私はその人の人生に介入できるかは分からなかったから
ハッキリとは言えませんでした。

でも、絶対になんとかなります。



私が一緒にぐちゃぐちゃにしてポイしてあげたかった。





勘違いしないで欲しいのは、
私はその人がかわいそうだと思って泣いたんじゃなくて、




人生を自分の力でどうにかしようともがいている人は、
悩んでいても美しいなと思って、
なんか感動して泣いちゃったんです。








何かを始める時、私は崖から飛び降りる時のような気持ちになります。





みんなは、変化を楽しめるの?





私は、全然、怖いです!!!笑




変化なんて、怖いよ。




だからさ、その人が遠くからわざわざ来て、
施術を試しに受けてくれたというだけで、
めちゃくちゃ大きな勇気ある一歩だなと思ったわけです。




これはポジショントークじゃなくて、
私のスクールに来ても来なくても、
その人のこと、本当に心から応援しています。



そして、私に初心を思い出させてくれてありがとうございました。




またご縁があることを願って…




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